2006年08月

2006年08月29日

久生十蘭の仕事部屋から(33)

小説と演劇の日々だったように思える十蘭ですが、友人達と遊びにいくこともありました。「昭和12年 蔵王」とメモのついた写真がありましたのでご紹介します。男女4人で出かけたようですが、友人達が誰なのか、全くわかりません。
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そういえば、山がテーマの短編を書いていますね。「一の倉沢」というタイトルで、「久生十蘭全集第2巻」に収録されています。また、「日本の名山4 谷川岳」(1963:博品社)にも冒頭に取り上げられています。
(紀伊国屋のサイトにありましたので、ご参考まで。http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9970734806) (つづく)


hisaojuran at 06:43|PermalinkComments(9)TrackBack(0)久生十蘭の仕事部屋から 

2006年08月08日

久生十蘭の仕事部屋から(32)

988d2416.JPG前回ご紹介した十蘭の劇団名「冬青座」は、「まさきざ」と読みます。叔母が書いた写真の説明にはルビが振ってありましたので、付け加えさせていただきます。広辞苑ほかいくつかの辞書を引いてみたのですが、「まさき」という読み方は見当たりませんね。

ところで今回の集合写真には、何の説明も書いてありません。何の写真かも分からなかったのですが、並んでいる人たちの顔をジックリ見ていたら、前回の黒磯町の集合写真と同一人物を4人ほど見つけました。背景の建物は、左側が玄関で公民館のような公共施設のように見えます。

年譜によると、昭和16年当時、十蘭は「劇団冬青座を主宰し、地方のアマチュア演劇の指導や、農村の慰問に各地をまわる」とあります。冬青座の団員と一緒にどこかに慰問にいった時の写真かもしれません。(つづく)


hisaojuran at 12:09|PermalinkComments(1)TrackBack(0)