2007年09月

2007年09月14日

ブルターニュ、ノルマンディ紀行

明日、13日からブルターニュとノルマンディに出かけます。勤めがあるもので、なるべく効率良くと思って、1年前から日程だけを決めていました。ところが、じわじわと高くなるユーロに加え、ラグビーワールドカップがフランスで開催されており、パリのホテルの高いこと…。いつも泊まっているモンマルトルの安宿が一泊3万円近くて目を回しました。

そこで、今回はパリは通過するだけです。十蘭関連ではサントオバンスルメールに一泊するほか、ベルイル島にも行きます。確たる手がかりはないのですが、十蘭の写真を地元の観光協会に送って、場所の特定を依頼しています。

根が貧乏性なので、取材のほかに観光も詰め込んだので自分でも「大丈夫か?」と感じる強行軍になっています。果たして、成果はあがるのか、と言う前に無事に帰国できるのか…。


                                  亜子十郎 拝


hisaojuran at 00:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)久生十蘭を探して 

久生十蘭「従軍日記」が来月4日、講談社から発売!!

愛読者の皆さん、久生十蘭の「従軍日記」が10月4日、講談社から発行されることになりました! 10月6日は十蘭の50回目の命日。この記念すべき時に、このビッグニュースです。ブログを最初から読んでくださっている方なら、“十蘭の仕事部屋”から、存在が知られていなかった「従軍日記」が発見されたことは、すでにご存知のことと思います。

本心を吐露することのなかった十蘭が、従軍記者としてどのような体験をし、また何を思ったのか、それが綴られています。日記の翻刻(解読)は北海道教育大学函館校助教授の小林真二先生にお願いしました。2年前の秋、函館市文学館主催企画展「函館『不良(モダン)文学』は元町育ち—長谷川海太郎、久生十蘭、水谷準」で講演をされた時にお会いしただけですが、無理を承知でお願いしました。

わずか半年余の間に3冊の翻刻を仕上げるという作業は、並大抵のご苦労ではなかったと思います。外国語の単語も頻繁に使われ、おまけにつづりの間違いが多く泣かされたそうです。使われていた外国語はフランス語、インドネシア語、英語、オランダ語、ドイツ語、中国語、イタリア語、スペイン語、ロシア語でした。

「巻頭」は橋本治さんが執筆されています。若い頃に十蘭の全集を読んで大きな影響を受けたと朝日新聞社「一冊の本」で以前、書かれていました。装丁は注目のデザイナー、鈴木成一さんです。

どんな内容なのか、出版まで待ちきれないという皆さんに、“先取り”して最初の部分をご紹介しましょう。(以下は小林先生が翻刻された原文で、出版される「従軍日記」とは表記などが異なっています。)

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hisaojuran at 00:08|PermalinkComments(3)TrackBack(0)久生十蘭の仕事部屋から