2006年02月05日

久生十蘭の仕事部屋から(19)

77e405e1.JPGこのブログでご紹介するものもそろそろ尽きてきたかと思っていたのですが、ご紹介していないものがありました。昨年、函館文学館の企画展に従軍日記と一緒に貸し出しました。

「南極記」の原稿と資料です。ご存知のように十蘭の直筆原稿は、私が知る限りでは従軍日記だけのようなのですが、この原稿の文字を見ると従軍日記と同じ筆跡なので、十蘭が書いたものだと思います。

「別冊文藝春秋 第二十三号」の目次もありました。いつごろの出版なのでしょうか。(つづく)


hisaojuran at 20:46│Comments(9)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by 北狸亭主人   2006年02月06日 20:31
北狸亭です。ネタも尽きて来たようですから、私からも一つ。
私が目にしたどの年譜にも記載がないのですが、昭和17年12月20日号の「サンデー毎日」に「豊年」という小説があります。これは、以前に発表していた「生霊」と同じ登場人物です。ひょっとしてシリーズ化を考えていたのかもしれません。十蘭には、まだまだ知られていない作品があります。全集発刊を機にできる限り収集して完全なものにしてほしいです。
2. Posted by 著作権管理人   2006年02月08日 23:32
北狸亭さん、ありがとうございます。
目下、全集の企画は江口雄輔さんが中心になっています。
いただいた情報について、江口さんにお伝えしてみます。

このブログの読者で、「全集を出すのだったら、こうして欲しい」というご希望がありましたら、是非、お聞かせください。
採用されるかどうかはわかりませんが、皆さんのご意見をお伝えすることは可能です。


3. Posted by pumpkin   2006年02月09日 22:36
新しい全集について話が出ましたので、希望を書かせていただきます。

最近は純文学以外の作家の全集でも、本文の校異を巻末に出していますが、これをお願いします。日影丈吉全集や光文社文庫の江戸川乱歩全集でも行っています。

十蘭は、さかんに手直しをする作家ですが、捕物帖をのぞけば生前の単行本が少ないので、それほど大変ではなく十分可能と思います。(なお、捕物帖の改稿はは相当複雑で興味深いものです)。

また、コレクションジュラネスク「巴里の雨」に収められた「風流旅情記」は一度も単行本にはいっていませんでしたが、初出に十蘭が手を入れたものによっています。この書き込みは現存するか否かわかりませんが、この場合は、初出によって本文をたてて、巻末に十蘭の書き込みを出すようにしてほしいと思います。
4. Posted by 龍絶蘭   2006年02月10日 00:13

 こんにちは

 >希望がありましたら、是非、お聞かせください

 では、私の希望を書きます。

 久生十蘭の写真がいっぱい見たい。
 奥さんの写真とか、お母さんの写真とか。
 いっぱい見たいです。

 それくらいかな。
 装幀は銀色ベースがいいなあ…希望です。

 それでは


5. Posted by 著作権管理人   2006年02月11日 19:00
著作権管理人です。

pumpkinさんは専門家でいらっしゃるようですね。
私は素人なので、専門用語がよく分からないのですが、
江口先生にお伝えしておきます。

それから龍絶蘭さんの「写真をたくさん載せて」というご希望ですが、実は近々、このブログでご紹介しようと思っていたところで、目下、写真を整理中です。今しばらくお待ちください。





6. Posted by 龍絶蘭   2006年02月12日 14:43

 こんにちは

 …そうですか…ありがとうございます。
 愉しみができて嬉しいです。

 もひとつ希望がありました。
 函入りで(装幀が)お願いします。

 それでは

7. Posted by 北狸亭主人   2006年02月12日 18:08
またまた北狸亭です。
全集企画での希望を追加。
できれば、雑誌発表時の挿絵もどこかで入れてくれとベストなのですが。
「ハムレット」の改作前の作品「刺客」は、挿絵の効果は馬鹿にならないと思いますが、こんな事言ってると、引き受ける出版社なんて無くなりますね。
ともかく、まずは、早急に無事に出版までこぎつけてください。
期待大です。
8. Posted by hansca   2006年03月07日 02:51
pumpkinさんがお書きになっていた「風流旅情記」を
探していて、このブログにたどり着きました。むかしむかし
神田の古書店でゾッキ本のひとつとしてたまたま買った
「巴里の雨」に収められていた「風流旅情記」と
都筑道夫さんの解説にしびれて以来、久生十蘭の
読者となり、今に至ります。なのに、その肝心の
最初の一冊を、度重なる引越しで紛失してしまった。
全集が発刊されれば、まちがいなく全巻予約させて
いただきますが(3セットめの全集ですが)、できれば
第一回目の配本の巻には、三一の全集に入っていないものを
中心に(もちろん「風流旅情記」!)お願いしたいものです。
9. Posted by 大正躑躅   2006年03月12日 02:43
すごくお金がかかるそうなので、無理かもしれませんが、
特に短篇などは、旧仮名旧漢字のままで読みたい、という希望があります。

三一の全集では、第一巻に挟まっていた小冊子(月報?)に、
「骨仏」のみですが、旧仮名バージョンが載っていました。

私はどうも感覚が鈍かったようで、新仮名遣いで読んだ当初は良さがわからなかったこの小説、この旧仮名バージョンで読んで初めてハッと感じ入り、十蘭の短篇小説世界の独特のムードに開眼?した、という思い出があるのです。

なので、無理かなと思いつつも、希望ということで、いちおうコメントさせてもらいました。

それにつけても、ほんとうに待ち遠しい。楽しみにしています!

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