2006年08月08日

久生十蘭の仕事部屋から(32)

988d2416.JPG前回ご紹介した十蘭の劇団名「冬青座」は、「まさきざ」と読みます。叔母が書いた写真の説明にはルビが振ってありましたので、付け加えさせていただきます。広辞苑ほかいくつかの辞書を引いてみたのですが、「まさき」という読み方は見当たりませんね。

ところで今回の集合写真には、何の説明も書いてありません。何の写真かも分からなかったのですが、並んでいる人たちの顔をジックリ見ていたら、前回の黒磯町の集合写真と同一人物を4人ほど見つけました。背景の建物は、左側が玄関で公民館のような公共施設のように見えます。

年譜によると、昭和16年当時、十蘭は「劇団冬青座を主宰し、地方のアマチュア演劇の指導や、農村の慰問に各地をまわる」とあります。冬青座の団員と一緒にどこかに慰問にいった時の写真かもしれません。(つづく)


hisaojuran at 12:09│Comments(1)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by pumpkin   2006年08月19日 21:12
本当にどうでもいいことなのですが、写真最前列の左端の人物が井伏鱒二に似ています。
井伏の年譜を見ると、十蘭との関係はあり得ないので、他人の空似なのですね。それと、当時の井伏はもう少し髪が長いようです。
それにしても眼鏡や体型は似ているなあ。

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