
昭和30年代の雰囲気とメニューの超低価格を特徴として、全国展開を目指すチェーン店の第1号店。店の中はレトロな駄菓子やホーローの看板、映画のポスター、ブリキのおもちゃ、ラムネ瓶などが配置され、BGMも昭和20年代から30年代の曲が流れている。細長いテーブルを中央にあり、客はその両側に座る。テーブルの上には串のおでんと同じく串の煮込みの鍋があり、客は自分でそれを自由にとり、後でその串の数で清算するシステム。メニューは他に大阪風の串揚げや焼きとん、焼き鳥を中心に居酒屋メニューが数え切れないほどある。
さて、以前から気になっていたこの店の前に立つと、「東京ラプソディー」が聞こえてくる。派手な看板とホッピーの提灯がこの店の独特の雰囲気を醸し出している。木の枠のガラス戸を開けると、「いぃらっしゃいませぇえ〜!」という元気な声。「おひとり様、奥の席にご案内しますぅ!」うひょ〜、派手な出迎えだなあ。「お仕事お疲れさまでぇしたぁ!」と言う声も聞こえる。先客はなし。細長い店の奥の方に座る。
目の前にはおでんの鍋。串に刺された具が透明なスープの中につかっっている。その隣には味噌だれに埋もれた串の煮込み。名古屋風ホルモンの土手焼きだ。皿が用意されていて、自分でとって食べることができる。値段は1本35円!
「飲み物は何になさいまぁすかぁ!」と耳元で大きな声がした。びくっ!「ホッピーを。」「ホッピーには氷を入れまぁすかぁ?」・・・ほー、本格ホッピー風もできるのか。「氷はいらない。」「かぁしこまぁりましたぁ!こちらのお客さんから、ホッピーのご注文をいただきまぁしたぁ!」ひゃ〜。すぐに店の全員が「あぁりがとうござぁいまぁすうぅ!」・・・マニュアルどおりだとしても、これだけ言われると悪い気はしない。まあ、気恥ずかしいが・・・。ホッピーは280円。
おでんを3本ほど取って食べてみる。なかなかいい味付けである。そこにお通しのキャベツが届く。いくらなんでも食べきれない量だ。キャベツにつける味噌はテーブルの上にあり、自由につけて食べていい。キャベツのお替りは自由。そのほかテーブルの桜漬けと梅干も自由に食べていいのだ。流れてきた曲は「買い物ブギ」・・・多分。
串の煮込みも濃厚な味噌だれが美味しい。さて、焼きとんも食べてみるかな。「シロとレバを2本ずつ塩で。」焼きとんは1本55円。ついでに、串揚げも注文しておくかな・・・「え〜と、イカとエビと鶏を1本ずつね。」串揚げは1本75円。注文するたびに大騒ぎになるのは困りもだが・・・。「あぁりがとうぅござぁいまぁすぅ!またまたご注文いただぁきましたあ!」・・・ふぅ。
テーブルを挟んだ向こう側にカップル客が座る。まず、生ビール(中280円)を注文。メニューを見ている。自分もメニューを改めて見てみる。お酒や焼酎をはじめ飲み物は、基本的に280円。コーラなどソフトドリンクは80円くらい。メニューの最安値はベースボールチョコ10円だが、おつまみになるといえばチーカマ20円からか。冷やしトマト100円など100円メニューも多い。さすが超低価格を謳っているだけあるなあ。
続いて入ってきた男性客2人は、いきなりご飯(100円)から。おでんを何品かと、煮込みを取って食べ始める。「おでんのスープと煮込みの味噌だれをミックスすると、まるで味噌ラーメンのスープのようになってご飯に合うんだよ」と話している。ご飯が終わってからお酒に移るらしい。いろいろなパターンがあるなあ。
チューハイに切り替えて、出てきた串揚げを食べる。テーブルの上に置かれているソースをたっぷりつけて食べる。ソースの2度つけはもちろん禁止。甘めの濃いソースだ。美味しい。
焼きとんは火を通しすぎかとも思うが、塩がよく利いて、これはこれでいける。まあ、焼きとんは昭和の雰囲気を出すメニューの1つなのであろう。曲は「鉄腕アトム」に変わっている。不思議な気持ちでチューハイお替りだ。


さて、お勘定。「最後に温かい、さつま芋の味噌汁をサービスしております」とのこと。味噌汁を飲んでいる間に、計算してくれる。お通しは380円だ。(これは比較的高いが、まあいろいろサービスがあるから・・・)
曲がエノケンに変わった頃店を出る。5年以内に200店舗を目指すという「満塁ホームラン堂」。どこに行っても目に付く店になるかどうか。今から楽しみである。

東京都杉並区阿佐谷南3-34-14 03-5347-0505
17:00〜24:00 無休
Posted by hisashi721 at 13:08│
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