ヒサトわーるど2024

2005創設〜2016死んだふり〜2017復活〜2020 stay home日記

川柳ダイアリー

空がただ……

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MANKAI

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夏ちょっと手前に脱衣所をつくる


生ビール蛇口から出て夢さめた


先に鳴く蝉に年金おりてゆく


冷房のリモコン持って家出する


消費税増税前の夏の恋
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路傍の草

路傍の草

散歩中、ナニゲにポケットからスマホを取り出したら
偶然切れてしまったカメラのシャッター。

何の意志も意図も持たない写真を題に、
川柳を書いてみた。




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日は傾き……

西日続きを読む

25番目の刺客

このひともあのひとも消すシュレッダー


使徒現る 電子たばこを吸いにゆく


塩分が吹きぬけてゆくわが祖国


なすすべもなき横顔の写真撮る


骨だけになった傘だが差している

夕焼け

ゆうやけ続きを読む

秋晴れの


百均で買ってきたよな亭主です



酒やめたあとにはやめるものがない



早起きのカラスが徒歩で横に来る



秋晴れの次の言葉が出てこない



変化球だけで夫婦の投手戦

9月1日の空

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豪雨前夜

明日は終日、雨が降るという予報だ。それも結構激しく、なおかつ強い風も伴うというではないか。
聞けば昨年7月のあの豪雨に匹敵するとかそれ以上とか、そういう情報もある。

帰宅直後、花の鉢の移動作業に追われる。
アサガオの鉢がすでにいっぱいできていて、移動するにしてももはや置き場所はない。とりあえず、庇のある場所にまとめて、鉢と鉢とが互いに押さえあうような配置にして、あとは文字通り天にまかせる。

イイ感じに咲き誇っているペチュニアが非常に問題だ。
先日もちょこっと書いたが、何より雨が嫌いで、風通しの悪いところはもっと嫌いなワガママなやつなのである。移動するにしてももはや適当な置き場所はない。しかし、リスクを分散すべく何箇所かに分けてどうにか避難を終えた。

ひとまずホッとして、ふと考える。

おれ明日、土砂降りの中、どうやって会社行こか?続きを読む

初夏の記憶

初夏の記憶


ダンボールにしまったままの2013夏


夕陽ほら肩のあたりに立葵


6月のおなじ匂いとすれ違う


水割りのほとんど水になる話


さかな焼く むかしは人魚だったのに




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ユトリロの描く冬景色

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 「ラパン・アジル」モーリス・ユトリロ続きを読む

風の日

20171111今日は風が強い。
先月下旬から自宅の屋根の葺き替え工事が継続中なのだけれど、
安定しない天気が続いていて工程は大幅に遅れている。
このぶんじゃあ、雪降ってくるかもなあ……。続きを読む

夜 空

夜 空     ヒサト



皮下脂肪あすも悲観はしていない



頭上5センチの夜空に覆い尽くされる



ひび割れた月から漏れてくる吐息



春先の花と音信不通です



きみの背が消えてゆくのを見届ける

明日へと

明日へと毎年2月から3月にかけての2か月あまりは、仕事がたて込んで慌ただしく過ごす。

今も先の見えないトンネルの中にいる感じだが、朝、空を見上げれば北へと帰ってゆく渡り鳥の群れ。確実に季節は動いている。

それにしても、あれかね……彼らの中にも、経験や知恵のある『長老』みたいなのがいてさ、「じゃあ、そろそろ渡ろうか」とか言うのかね。あるいは、『渡り鳥議会』みたいなのがあって、多数決かなんかで「今日付けで渡ることに決定しました」とかいう流れになるのかね……。

あー 忙しいのに、なんでおれ、こんなコトばっか考えてんだろ(笑)

Moments

Moments   ヒサト


ビニールの傘の下だけ すでに冬


憎いやつ クルマのキズに塗り込める


浦島太郎のアドレス いまも生き残る


ひとの言うことを聞かない ブリーフ派


アルコール度数を 贈る言葉とす




いうまでもなく、
言葉にはひとつひとつ意味があって、
たとえようもなくぼんやりとした感情などにも、
なにかしら名前のようなものがついている。

句のようなかたちに並べられた言葉たちにも、
たしかに意味があるのだが、
罪深い作家はときに、
わざわざたがいの意味を打ち消すような
言葉のならべかたをしたり、
ほんらいはものごとの本質にふれなければいけない局面で、
わざと“はぐらかして”みせたりする。

それがはたして“上手い”のかどうか……。

ときどき、自分の句も
しばしば、他人の句も、
あほらしくみえてしょうがない瞬間がある。

       ヒサト



ぼくが飛ぶ空には 表と裏がある



いつの日か鳥になるきみを見送ろう



痛いところ隠して群れは去ってゆく



Vの字の先頭をとぶ嫌なやつ



別れも告げずゆく鳥 残る鳥

いよいよ……

今日(28日)が仕事納めだ。

夜、仲間たちと一杯やる。

たぶん、べろんべろんになる。


50歳をすぎて、べろんべろんになるのが早くなった。

ただ、仲間たちも、おれと一緒に歳をとり、

一様にべろんべろんになるのが早い。


どんなべろんべろんシーンが繰り広げられるのか、

空恐ろしくもある。

しかし……、

翌朝には、誰ひとり、それを記憶していないに違いない。


運がよければ、

そして、ノウミソに、ひとかけらの理性が残っていれば、

またここに何か書きましょう。

冬至・トランスクリプション

冬至・トランスクリプション     ヒサト



底辺に凍える冬の観覧車



ふたり融けあう 早い夜 遅い朝



ひとりごと バイオリズムの谷間より



長い長い長い沈黙 雪あかり



登り坂しかない 偏平足の先




小説を書こうとするとき、
「『ありのまま』以上の現実感」をどうやって表出するかに腐心する自分がいる。

川柳を詠むときはまったくちがう。
当然のことか……。(笑)

「世間一般に通用しているコトバをいかに言い換えるか」
ここんところを一生懸命に考える。

これが『トランスクリプション』だ。

今日は冬至。

明日から、ほんの少しずつ、日脚は伸びてゆく。
陰から陽へと、時は移り変わってゆく。

    ヒサト



再会の顔どれもみな咲いている



乾杯のビールの複雑な美味さ



来年の目標 笑って生きていること



過去という肩書がある名刺だす



握手して散り散りになるきみとぼく




昨日は、古巣・川柳銀の笛吟社の忘年句会に参加させていただいた。
ひさしぶりに句会の雰囲気を味わい、やはり、いいもんだなと思った。

川柳銀の笛吟社のみなさん、ありがとう。

またお会いしましょう。
ケータイからもどーぞ!
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