徒然なるままに

旅大好き人間、お花大好き人間の 私も、とうとう「リッパ」な シニア年齢に到達! 書く価値アリソ?(笑)と思ったことを 月一くらいで書いちゃいます。

April 2012



満開になりました。
いつもの、ランタナんちの
黄色というかクリーム色モッコウバラです。

今年のは豪華絢爛(笑)です。
もんもりと盛り上がったのが
はしっこは
ゆらり、垂れて。

角を曲がってわが家の前のとおりに
なると
我ながら「おお!」と
ひとりごちます。

これが裏にもあって、つまりふたつ
咲いているのです。
夫さまが倒れないように
ちょっとブコツなる支柱を作ってあります。
その下を通ると、ほんのりふくよかな
香りがただよいます。

今の時期の私のひとつの幸福感のひとときです。

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ちょっと近寄ってみましょうね。
む〜、どれも、いい感じでしょ。
競わず、奢らず、ひたすらに
我は我なりって状態でしょ。

だれかれにジマンしたいけど
ああ、あれねって
もうとっくに
みんなご存知で。

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まだひとひらも散らない
咲き誇っている今です。

毎年、もう十年以上咲いてくれてるけど
毎年、同じに見えて
どれも違う花たち。

それがいとしい。

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「ほ〜ら、春が終るよ。
私たちが咲いてるんだから、
もうすぐあの夏がくるよ」
って。

つかのま、よき季節をゆっくりと
楽しませてくれます。


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思えば、桜たちと饗宴したら、ちょっと目立たない‥‥‥
ほんの少しだけ遅れて、しっかり自分のときを知って咲く‥‥‥
モッコウバラだけでなく、花たちはみんな
「とき」を知っているのですね。

焦らず、急がず、間違わないで
じっくりとつぼみの時期をためておいて
ある日、チラホラと、気の早い子が
開いて、「あちゃ!」
と、テレタりして。

それからはどんどん。

晴れたり曇ったりのGWを堪能しましょ。
でも、雨だけは困るなぁ。
しょぼくれてしまうから
美が逃げるから

そして、風も困ったサンね。

先日、美術館に行った。
ひとけのない小道をのぼると
いつもの噴水、
チラと右手を見てえ!?と足を止めた。

桜だ!
でも‥‥‥ソメイヨシノはもう終ってるし。
と近づいていくと、
ベンチに座っている男性
「この桜、なんというのですか?」
「さあ、美術館の人に聞いたら?」

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15本くらいあってどれも満開に近く。
だれもいないので、なんだか独り占め。
薄い桜色が見事。
へえと見上げてからショップに行く。
ショップに用事があったのです。

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ショップで「ブリューゲル」を見つけて
購入し、
女性店員にたずねてみる。
あの、東に咲いてる桜、なんていう種類ですか?
さ〜〜、聞いたことはあるのですが
あ、ちょっと待ってください。
受付に聞いてみます。
と電話してくれた。

はい、はい、そうです。あの桜
お客さまに尋ねられて‥‥‥。
あ、はい、お、もいかわ?さくら、ですね。
わかりました。

聞いていて、フム??



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思い川桜と、書いたメモをくれた。
きれいですね。
ええ、今頃満開ですからね。

それが一昨日。
今日、娘たちと行ってみた。
カメラも持参して。

思い川桜
ネット検索で出てきました。

思川桜(オモイガワザクラ)
由来思川桜は、昭和29年(1954年)に小山市(おやまし)東島田の思川のほとりに
ある修道院の庭先で、春秋二度咲く「十月桜」の種子を東大理学部付
属植物園元主任の故久保田秀夫先生が採取し、種を蒔いて育てた
ところ花の様子が違っており、色が濃く花は小ぶりの突然変異でした。
この新種の桜に、修道院のそばを流れているきれいな川のイメージに
ぴったりとのことから「思川桜」と命名し、学会に発表されたものであり、
小山市原産の名桜です。
 花弁は10片ほどの半八重咲きで、春にだけ花を咲かせます。
ソメイヨシノと八重桜の中間の時期に淡い紅色の可憐な花が咲き、
その枝ぶりもやわやわと優しいのが魅力です。





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枝垂れサクラが好き
ソメイヨシノももちろん好きだけど
そのきえゆくような淡さがさびしいと思ったりして。

枝垂れは絵の具のような
桃色で、目の中いっぱいに
ふわ〜と広がる華やかさ

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見上げて深呼吸
つぼみがまたかわいい
垂れながら笑むように
恥ずかしげに

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これは母のすむグループホームの
壁いっぱいに
掛けてあったサクラ、サクラ

大作ですね、
はい、みんなで一生懸命に
作りました、と
センター長の女性Kさん。
大変な作業であったことだろう。

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ちょっとアップでも
撮りましょか。

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四国へ行ってきました。
グループホームについて「面会カード」に記入していると
スタッフが母を呼んでくれています。
押し車を前に、そろそろと母がサロンから歩いてきます。
ヨッと手を挙げるとにこっと
恥ずかしげに笑み返します。
「元気そうじゃない」
「ん、元気よ」
一緒に母の部屋へ入る。
腰が曲がってきたね‥‥‥は黙って心で。

お茶をいただきながら、外を。
春の今頃帰ってくるの、初めてだから
明日はお花見に行こうね。

スタッフが「不動の滝が近くていいですよ、
かなくまうどんもありますし」
その不動の滝の桜です。

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アイスクリン売っていました。
クリーム色のアイスクリン、
なつかしい味。
母に渡すと、がじがじと
コーンを美味しそうにかじります。
「よく咲いて満開やな」
「ん」
「ちょっと私にもかじらせて」
「はい」
「おいしいね、なんかアイスクリームとも
ソフトクリームとも違うね」
「そやなぁ」
最後までばりばりとコーンを
食べつくし、にこりとする母。

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ちょっとちかよってさくらを撮りましょ。
やわらかな形容しがたい色あい
毎年見ているのに
毎年、思いも深くなります。

母と一緒にお花見
ことばはたくさん、要らない。
ベンチに座ってぼんやりとした色の桜を
ぼんやりと二人で眺める。

何でもない時間が大事、だいじ。

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母のお部屋の西向きの窓から見える
高い山です。
ふもとにサクラ。
麦畑も広がってみどり。

ここから外見るの?
ん、ゲンちゃんによく似た黒い犬が遠くの
あぜ道を散歩するの、毎日朝晩よ。

そう。

ゲンちゃんってあんたのこと一番好きなんだよね。
そうね、帰ってくるとダッコしてすきすきって
耳たぶやわらかくあまがみして、キュインキュイ〜ンって
喜ぶよ。
ふ〜〜ん、と笑顔。

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仏さまへのお花を買うときスーパーで目があってしまった
アジサイ。名も「ダンスパーテイ」
淡いピンクが春。
鉢植えだけどホームに置いてもらったらいいわ。
抱えてしまった、衝動買い。

スタッフが
あら〜きれいですね。
はい、あんまりきれいだし
初めて見たのでつい。
お花を見て怒る人いないですし
ほんとにそうですね。

笑顔がたくさん欲しいホームの
玄関に置いてもらった。

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花フェスタ公園のお花、続けて
のっけます。
さきほどはPC、ごきげん麗しからざる
ようであとにしました。

記事が後先になりますが
気楽にすす〜〜っと
カーゾルのばして「チラミ」してやってください。

キンレンカは、私のコンテナでは
まだこんなにはならず
一つ二つ開いてるくらい。

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これは花キリン。
学生時代にこれを一鉢
窓辺で育てていたことがありました。
強い花です。母が下宿にたずねてきて
「あら、あんたが花を持っているなんて‥‥‥」
とびっくりしたように言ったことばを思い出します。
てっぺんにチョコンと丸い可愛い花をいくつか
咲かせて、トゲトゲで、世話要らず。

どっかとんがってしか生きられなかった
あのころの私みたいな。

○o。________________。o○

花たちがわ〜んと咲いたらほころびます。
春への思いと夏の期待と
心の中の穴ボコボコボコが
埋る気がするのです。

「花しか埋めてくれないもの」が
あることに、
花好き友人とふたり
納得しています。

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この書き込み画面は実は初めてです。
以前のはエラーになって無理でした。
よってトライしましょ。新しい方法に。

○o。________________。o○

先日、可児市の「花フェスタ公園」に友人と
試し(ドライブで行けるか高速、しばらく乗ってないし)

そしたら、1時間で着きました。
人っ子ひとり、二人‥‥‥はいましたが、
小雨もパラつき、風もあり寒くて‥‥‥。
でも温室内でバラに会えました。
展望台でも、園内ぐるりと見渡し
人のほとんどいない
公園もそれなりに。
バラを手入れする人、メンテナンスする
人、この園を大事に思う人数人が
ボランティアとして見回り。

顔見知りになった子ども連れのママが園内を走るミニバスに
のり、手を振ってくれたり。

この時期のバラはまたかぐわしく
心満たしてくれるものでした。

ランチにスパゲティいただいて
ふだんなら見ないところも楽しみ
ハンドル回したらバラの香りが
ただよう機械もまわしたり。

また、ハンケチの木、か
バラ最盛期に行こうね。


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ボローニャ、ベルフラワーも
アップでどっさり
今の時期に見ると
嬉しいです。

あれ?この
ヘンテコリンなの
何でしたっけ??


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これは、
トサミズキ。

かわいい房の垂れた木。

サンシュユや、
ミツマタとつい見間違えそうでしたが
花好きな友人が
「違うわよ」
よく根元を見たら
「ん、トサミズキね」






斜面にひっそりと見過ごされそうに
咲いていました。
これも、あれも、
教えてもらわなければ
気がつきませんでした。



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