ブログはまたもや、久しぶり。
映画を見た。BSTBSであった『八甲田山』
ノーカット版なので3時間半!だとか、その
長さにおののいて、すぐには見なかった。
その画面の暗さも見て知っていたし。
実家での法事も無事に終わり、
こちらへ帰り、気持も落ち着いたころ。
ふっと見てみようという気になった。
高倉 健さん追悼番組の一環らしい。
『幸福の黄色いハンケチ』『南極物語』
『鉄道員(ぽっぽ屋)』もやっていた。
全部見た。というか、録画して見る前に
その当時、見た。ビデオでも見た。
(個人的には、『遥かなる山の呼び声』)
私は、ケッコウ映画大好き人間だ。
映画雑誌「スクリーン」もよく見ていたし
日、洋問わず、チェックしてきた。
残念なのは、映画を好きという人が
まわりにいなくて、その話で盛り上がれないこと。
よって、たまに、ブログなんかに書くというわけだ。
特に『鉄道員』では、北の雪の中でのお話なのに
バックの音楽は何故か、テネシーワルツ。
ウラバナシを読むと、江利チエミさんを意識しての
選択だったそうだ。
江利さんと健さんは、離婚したが、
江利さん亡きあと、終生、墓参りを
欠かさなかったのだそう。
さて。
『八甲田山』は作家新田次郎著。
明治時代に実際にあったという話を元に
多少の創造性ももたせたものらしい。
以前見た時より、ずっとその信憑性が
理解できた。時は日露戦争以前の話だ。
雪中行軍は、日本人が慣れないこと。
寒い国であるロシアとたたかうのには、
冬の八甲田を歩いて鍛えん、という上層部の
意図のもとに、青森側からと、弘前側からの
部隊が結成された。
映画のあらすじは、インターネットで
すぐに検索できるし、DVDでも
鑑賞できるので、私などがあれこれと
書くのもおこがましい(‥‥‥といいつつ
実はうまく書けない、わけで)
それでも、ブログに書こうと思ったのは、
そのそうそうたるキャスト陣。
そしてみんな、お若い。鬼籍に入られた人は
もちろん、多い。現在もご活躍の俳優さんでも
お若い。それはそうだ。1977年の映画なのだから。
実に38年前ということになる。
顔を見てすぐわかる
俳優さんたちだけをメモッた。
主演 高倉 健、北王路欣也、三國連太郎の3人。
他にもすごい顔ぶれ。加山雄三、小林桂樹、前田 吟、
丹波哲郎、大滝秀治、神山 茂、藤岡琢也、緒方 拳、
花沢徳衛、新 克利、森田健作、竜崎 勝、栗原小巻、
加賀まり子、秋吉久美子、菅井きん‥‥‥、
そして、加藤 嘉さん。
加藤さんは、冬の八甲田などを歩こうとするなぞ、
命知らずの愚かなことだ、と口角泡を飛ばす村人の役。
この人は、『砂の器』で印象的だった。
忌み嫌われる病を得て、村を追われ、男の子を連れて
放浪する父親を切なく、物悲しく演じて圧巻だった。
先日、高倉健さんの(インタビューのような)一冊を
文庫で買った。「あなたに誉められたくて』
あなた、というのは、母親のことだそう。
健さんの母上は、彼が主演をやるようになっても、
手紙で
「あなたも、もうこんなに出るようになったのだから
雪の中をはいずりまわるようなお役は
ことわれないの?」と、不憫がり気遣ったそうだ。
読んでふっと苦笑する健さんが
見える気がする。
その本にこの映画のことが出てくる。
雪中行軍は冬の山で実際に行われたので
多くの、エキストラさんたちや、助演の
俳優さんたちでも、あまりの辛さ、寒さに
耐えかねて、逃亡する人も多かったそうだ。
実際、健さんも、足に少し凍傷を負ったというが
これは本人の弁でなく、別のスジから知った。
華やかで、多くのお金も得られそうな俳優さんも、
そう楽々と仕事をこなせるものではないのだ。
映画のURLをコピーしてここにと
思ったのだが、うまくいかないので。
Yahoo検索してみてください。
そうそう。
健さんといえば、一緒によく出ていた俳優さんで
小林捻侍さんという人がいる。
彼は、根っからの健さん好き。
健さんも、ロケで一緒にいたずらをしたり、
若さを楽しんだそうだが、この人は
根っからの好人物だと、健さんは
著作で「捻侍が‥‥‥、捻侍は‥‥‥」と
書いて信頼を寄せている。健さんの思いに
寄り添える人なのだった。
健さんの自宅を訪ねて行ける唯一の
俳優さんだった、とも言う。
もうお一人健さんが心を許していたのは、
若いころからずっとあの特徴ある
頭髪を作り上げた、散髪屋さん、だそう。
ふむふむ。
私は多分、というかしっかり高倉 健の
一ファンなんだと、今ごろになって
自覚している。
映画を見た。BSTBSであった『八甲田山』
ノーカット版なので3時間半!だとか、その
長さにおののいて、すぐには見なかった。
その画面の暗さも見て知っていたし。
実家での法事も無事に終わり、
こちらへ帰り、気持も落ち着いたころ。
ふっと見てみようという気になった。
高倉 健さん追悼番組の一環らしい。
『幸福の黄色いハンケチ』『南極物語』
『鉄道員(ぽっぽ屋)』もやっていた。
全部見た。というか、録画して見る前に
その当時、見た。ビデオでも見た。
(個人的には、『遥かなる山の呼び声』)
私は、ケッコウ映画大好き人間だ。
映画雑誌「スクリーン」もよく見ていたし
日、洋問わず、チェックしてきた。
残念なのは、映画を好きという人が
まわりにいなくて、その話で盛り上がれないこと。
よって、たまに、ブログなんかに書くというわけだ。
特に『鉄道員』では、北の雪の中でのお話なのに
バックの音楽は何故か、テネシーワルツ。
ウラバナシを読むと、江利チエミさんを意識しての
選択だったそうだ。
江利さんと健さんは、離婚したが、
江利さん亡きあと、終生、墓参りを
欠かさなかったのだそう。
さて。
『八甲田山』は作家新田次郎著。
明治時代に実際にあったという話を元に
多少の創造性ももたせたものらしい。
以前見た時より、ずっとその信憑性が
理解できた。時は日露戦争以前の話だ。
雪中行軍は、日本人が慣れないこと。
寒い国であるロシアとたたかうのには、
冬の八甲田を歩いて鍛えん、という上層部の
意図のもとに、青森側からと、弘前側からの
部隊が結成された。
映画のあらすじは、インターネットで
すぐに検索できるし、DVDでも
鑑賞できるので、私などがあれこれと
書くのもおこがましい(‥‥‥といいつつ
実はうまく書けない、わけで)
それでも、ブログに書こうと思ったのは、
そのそうそうたるキャスト陣。
そしてみんな、お若い。鬼籍に入られた人は
もちろん、多い。現在もご活躍の俳優さんでも
お若い。それはそうだ。1977年の映画なのだから。
実に38年前ということになる。
顔を見てすぐわかる
俳優さんたちだけをメモッた。
主演 高倉 健、北王路欣也、三國連太郎の3人。
他にもすごい顔ぶれ。加山雄三、小林桂樹、前田 吟、
丹波哲郎、大滝秀治、神山 茂、藤岡琢也、緒方 拳、
花沢徳衛、新 克利、森田健作、竜崎 勝、栗原小巻、
加賀まり子、秋吉久美子、菅井きん‥‥‥、
そして、加藤 嘉さん。
加藤さんは、冬の八甲田などを歩こうとするなぞ、
命知らずの愚かなことだ、と口角泡を飛ばす村人の役。
この人は、『砂の器』で印象的だった。
忌み嫌われる病を得て、村を追われ、男の子を連れて
放浪する父親を切なく、物悲しく演じて圧巻だった。
先日、高倉健さんの(インタビューのような)一冊を
文庫で買った。「あなたに誉められたくて』
あなた、というのは、母親のことだそう。
健さんの母上は、彼が主演をやるようになっても、
手紙で
「あなたも、もうこんなに出るようになったのだから
雪の中をはいずりまわるようなお役は
ことわれないの?」と、不憫がり気遣ったそうだ。
読んでふっと苦笑する健さんが
見える気がする。
その本にこの映画のことが出てくる。
雪中行軍は冬の山で実際に行われたので
多くの、エキストラさんたちや、助演の
俳優さんたちでも、あまりの辛さ、寒さに
耐えかねて、逃亡する人も多かったそうだ。
実際、健さんも、足に少し凍傷を負ったというが
これは本人の弁でなく、別のスジから知った。
華やかで、多くのお金も得られそうな俳優さんも、
そう楽々と仕事をこなせるものではないのだ。
映画のURLをコピーしてここにと
思ったのだが、うまくいかないので。
Yahoo検索してみてください。
そうそう。
健さんといえば、一緒によく出ていた俳優さんで
小林捻侍さんという人がいる。
彼は、根っからの健さん好き。
健さんも、ロケで一緒にいたずらをしたり、
若さを楽しんだそうだが、この人は
根っからの好人物だと、健さんは
著作で「捻侍が‥‥‥、捻侍は‥‥‥」と
書いて信頼を寄せている。健さんの思いに
寄り添える人なのだった。
健さんの自宅を訪ねて行ける唯一の
俳優さんだった、とも言う。
もうお一人健さんが心を許していたのは、
若いころからずっとあの特徴ある
頭髪を作り上げた、散髪屋さん、だそう。
ふむふむ。
私は多分、というかしっかり高倉 健の
一ファンなんだと、今ごろになって
自覚している。