2009年10月31日

新桶

23日、ヤマロク醤油に3本の新桶がやってきました。
24日にはお払いをして美味しい醤油が後世に残ることを祈願しました。





戦後、醤油の製造方法は一気に機械化されていきました。
醤油樽の需要がなくなり、
全国にあった醤油の樽を造る桶職人は現在は約4人ほど、約2社に減りました。
また、樽を造ることができたとしても
醤油樽をぐるりを縛る竹を編むことができる人は一時は皆無と言われていました。

跡継ぎがいなくなれば
杉樽の醤油も途絶えてしまいます。
かといって、醤油樽の依頼は滅多にありません。
調べてみたけれどこの20年ほどは
タイヘイ」と「足立醤油」そして「ヤマロク醤油」くらいです。
(他にあったら教えてください!)

そんな中、新桶できました!
16石(約2千900リットル)、高さ約2メートル、直径1メートル80センチの新桶。

康助君と比べるとこーんなに大きい!


堺市の藤井製桶所の桶師(おけし)の上芝雄史さんが手がけてくださいました。

とはいえ、すぐに美味しいお醤油ができるわけではありません。
いい菌が住み着かなければ美味しいお醤油はできないのです。
ヤマロク醤油さんの場合、すでに蔵に菌がいるので比較的早くいいお醤油になりますが、
何度も捨てる可能性もあります。もったいないけれど
良いお醤油を造る樽に育て上げることがまずは重要です。

美味しいお醤油を造る樽になることできたら
後は100年、200年と造り続けることができます。

これからどんなお醤油ができるか
楽しみですね!
  
Posted by hishionosato at 22:41Comments(0)TrackBack(0)変わった試み | 醤油

2009年10月25日

39本のお勧め醤油なめ比べ

醤油サミット!
小豆島では、今日、全国的なイベントが行われました。
醤油サミットです。

とはいえ、お醤油屋でもなんでもない私は
醤油サミットとは関係がなく(業者内でのイベント)、
特に何にもないはずでしたが…

なんと!
全国のお醤油屋さんの社長さん達が集まる
お食事会に混ぜてもらいました!
やった!

参加させてくださりありがとうございます。

皆、お酒や食事を囲んで歓談。
大半がやっぱり“醤油”ネタ。

いやーーーーー、濃い。
全国のお醤油屋さん、
所・立場変わればコンセプトが変わる。
そして小豆島で開かれることによって
全国のお醤油屋さんからの「小豆島醤油」としても意見も受け取ることができる。

刺激になりました。

そして、ここで食事会の中のメインイベント。
私と同じように醤油の蔵蔵をまわり続けている
醤油職人.comを運営する高橋万太郎さんに初めてお会いしました!
誠実で腰が低くて、でも芯があって好奇心旺盛な方です。

万太郎が今まで訪れたお醤油屋さんは200社以上!
私みたいに醤の郷のお醤油屋さんに
ちょろちょろ回っているのとは訳が違います!

で、その万太郎さんが40社の醤油を持って来てくださり
味比べをしました。


40社ですよ40社!
皆さん、40社の醤油の口をあけて
一気になめ比べたことありますか????

とはいえ、
お食事会当日の私は全国各社のお醤油の方と話すのに必死で
ほとんどなめれずにいました。

で、
改めまして
25日に39社の醤油を(1本行方不明)
ずらーと並べてゆっくり、じっくりなめ比べてさせてもらいました!!
嬉しい!!!!!

醤の郷からは
ヤマロク醤油」と「ヤマヒサ」が出てきました。
共々、社長は30代。若い冒険的意欲が熟成している(?)歳で
代々受け継いだ醤油を我が醤油として
杉樽で丸大豆から醤油を造っているところです。

私が比べるとしても量が知れているのので
こんなに沢山のお醤油屋さんと比べながらなめ比べることができるなんて
思いもよらない貴重な機会!

なめ比べました。
香りを香り
味を味わい
比べに比べながら味わいました。


「醤油なんてどれも違いなんてわからないよ。」
というあなた!なめ比べてみてください!
だれもがいいます。
「違う」と。


すでに選び抜かれた醤油故に
なめ応えある醤油が多い中
私みたいなド素人がいう意見と
毎日醤油を追求している方が言う意見、
不思議なことに似ているのです。


私も数ある醤油から「これとこれがすごい。」と選びと
高い確立で一致するのです。
共通しているのは
私の中で
「味はしっかりしているのに、まよやかでこくがあって優しい。」

「まよやかでこくがあって優しい」お醤油は、
杉樽、丸大豆ベースの醤油を
「低温火入れ」や「撹拌回数が少ない」などで育て上げる傾向があると思うのですが
「しっかりした味」というのは難しい(けりぃの勝手な分析)。

中には作った後で化学調味料で調合ということをしていることも多いのですが
やっぱり違います。香りも味も。

少し余談。
そんなこんなで醤の郷に限らない他県のお醤油屋さんをなめましたが
普通はパッケージだけ醤油を選ばなければならないのが現実です。
ましてや、味わうことができたとしても
どうやって選び、使えばいいのかわからないのではないでしょうか。

高橋万太郎さんに言うと
お勧めをセットにしてくださいます。
醤の郷でしたら私の都合がつけば案内しますよ。

全国のお醤油屋さんが
求めている人の元に届きますように☆  
Posted by hishionosato at 21:10Comments(0)TrackBack(0)こだわりの醤油 | 特別な体験

2009年09月14日

うまい醤油を知る旅

やってきました。
ひさしぶりの醤の郷。
いやー、久しぶりだ!

9月ということでオリーブが実る醤の郷。
雰囲気いいなぁ。

今回は小豆島の隣の島、直島からの友達3名を案内します!
なんとも素敵なことに、ご自身の船に乗ってやってきましたー。

「おいしい醤油とはなんぞや」を感じることが目的です。

とはいえ、約3時間という強行突破の旅。
あれもこれもってわけにはいきません。
むずむず。

まずは小豆島食品さんへ。
炊きあがりぎりぎりに伺いました。


おお、うまそう。
頭の中は「食べたい」という思い一色です。
思わず手が出そうになるのを押さえ
「何時間くらい炊いているんですか?」と尋ねると
なんと3時間!

重いだろうし、
熱いだろうし、
手を止めて焦がしたらまずいし…
新しいダイエットとして「佃煮造りダイエット」はいかがでしょうか!?

ジーと見とれていると
マイ佃煮を勧めてくれました。
振り返ると人数分のタッパーとシールが!

早速マイ佃煮作り開始!
皆揃って少しずつ詰めていると
「もっと取っていいですよ。」との一言。

いいんですか!?

遠慮なくタッパーにたっぷり詰め
そして我慢できずにその場でパクリ。
皆目を大きく開いてうんうんとうなずき合いました。
温かい佃煮、食べてみて欲しいな。


その後、時間の都合でバタバタと港に向かい、
自家船で来たメンバーを増やして
続いては『井上誠耕園』の『カフェ忠左衛門』でオリーブを満喫。
料理が美しく、美味しく、満足!

そして、今回の旅の目的。『醤油』へ。
アポなしで何度もごめんなさい!という流れながら
ヤマロク醤油さんへ。

突然の訪問にも関わらず
温かく迎え入れてくださいました。

「さっき行った小豆島食品さんでは
ヤマロク醤油さんの鶴醤を使って佃煮をつくっているんですよ。
佃煮屋さんでこんな質の高い醤油を使っているところはそうないですよ。」

蔵の中を案内し
一同歓声。
のんびり島旅を楽しんでいた皆が目を輝かせて次々に気になったことを尋ねていきました。


「いい、いいとは聞いていたけれど、見ないとわからないものだねー。」
と、いう言葉が胸に響く。

なめてみて

「今まで使っていた醤油はなんだったんだろう!?」
違いなんてわかるわけがないと言っていたけれど
やっぱりわかります。


久しぶりにメニューをみると
増えていました!
私はアイスに醤油をかけるデザートがずっと気になっていました。
そして、あとは新しい商品のワッフル。



実は今回の旅メンバーは食の職業をやってらっしゃる方。
その方達が「どうやってこんな風に作れたの!?」って口々にいうほど
私も驚いたほど(失礼)美味しい。

ごめんなさい、正直アイスに醤油そのままは厳しくない?とか
家庭的な味のワッフルなんだろうなーって思っていました。
はまります。また食べに行こう♪

と、駆け足の旅は終了。
今回も訪問させてくださり、ありがとうございます!
  
Posted by hishionosato at 18:06Comments(0)醤油 | 旅案内

2009年05月02日

戻ってきましたヤマロク醤油

久しぶりに来ました!醤の郷。
いつぶりでしょう。

醤の郷にに久しぶりに来てまず思ったのは「醤の香りがするー!」ということです。
このブログの通り、お醤油屋さん、そしてお醤油を使った佃煮の香りが郷中から漂っています。
祝日なのでヤマロク醤油さん以外はお休みですが
お醤油の菌は祝日関係なく醤油を造り続けているんですね。
働き者。

そして、
お馴染み、ヤマロク醤油へ。
忙しそうだなーっとぼんやり思いながら行くと、
沢山お客様が!!!!!

※写真はほんの一部です。

そして、想像以上に疲れ果てたご主人が。
に…人気って言うのも大変なのね。

疲れ果てたご主人の胸には…

もろみちゃん?
いつの間にか、もろみちゃんTシャツが!!!

もしや…という予想通り
長女に「もろみちゃん」をいう名前をつけることができなかったので
コノコニ…。

そして、このかわいい子が念願の長女。


やばい。かわいい。
これから、出会うたびに撮りまくります。

そんなヤマロク醤油、
蔵を見学したり、
ヤマロク醤油を楽しむことができる
ワッフルやところてんを食べたり、


写真の取り合いっこをやっていたり…。

そして全てのお客様にヤマロクの方々が愛情を注いでいます。

やっぱりヤマロク醤油、いいですね。

そして!奥から青年が。
モロミちゃんTシャツといい、
もしや…。新入社員が入りましたー。

いや、好青年じゃあないですか!
野球をガンガンやっていた!って感じ。
(実際はバドミントンですが…。)

『記念に写真を!」というリクエストに…

※仲いいんですよ。

じゃ、またきまーす!  
Posted by hishionosato at 17:00Comments(2)醤油 | 人との出会い

2008年12月16日

フォレスト酒蔵森國ギャラリーでライブイベント!

さあ、夏のことを書ききる前にすっかりクリスマス前になっています!
おやおや…。

この度、中途半端な時期だとは思いでしょうが、
東京から醤の郷にお邪魔しています。

や、何やら雰囲気よくライブが行われています。

風情ありながらもおしゃれな建物の前でライブが!
うひゃ、タイミング良い!

とか言いながら、ライブが行われることを知っていました。
言ってみたかったんです。ごめんなさい。

醤の郷には森國酒造というお酒を作っているところがあります。
この森國酒造は酒蔵の隣をカフェにして
造ったお酒の料理や島の食材を使った料理を楽しませてくれます。
2階ではギャラリー。販売もしています。
すっごくおしゃれで若者を中心に人気高い場所。

(昼間の写真)

ただ、冬の間はお酒を絞ることに集中するため、
カフェは閉めています。販売のみ。
カフェは春に再開。

そんな森國酒造ですが
12月14日はライブが。
曽我部恵一さんというアーティストがいらっしゃっています。
「曽我部恵一 ソロ・アコースティック・ツアー 2008ー2009」です。

一目見て一気に雰囲気に酔いしれる。

雰囲気に引き込まれていると
なんと甘酒をごちそうしてくださいました!
これは!予約をしないと手に入らない、
レアな酒粕で造った甘酒!
小豆島の方とも絞りたての酒粕を手に入れたい!と話題になっていたんですよ。

嬉しい!
そして、あったかい!
そして、むっちゃうまい!

クリーミー。
今までの甘酒と違うクリーミーさ。
もしや森國家伝の甘酒!?

ライブに来ていた方は遠方から来た人も多くいました。
はるばると!

ああ、せっかく来てくださっているのならば
私がマニアックな醤の郷ツアーでも組んで
案内したい!

せめて、ちらり。
せめて、ちらり。

(関係者を見る)

タクシーを待つ方を捕まえて
「この辺りは醤の郷というところで…。」
と、なんともうっとうしく紹介をしちゃいました。

良いところにはいい人が集まるのでしょうか。
「次回は小豆島を楽しむ為に来てみます。」
って、皆おっしゃってくれるんですねー。

言葉の通り受け取っておいた方が幸せなので
社交辞令という言葉を忘れて素直に受け取っておきます。
本当に、来てくださったら案内しますよ。
超マニアックツアー、さあどうだ!
一応25歳女の私なので、女性の方も安心して声をかけてください。

ライブが終わり…。
全く何にもしていない私なのに
ずうずうしくも打ち上げに参加。


ここで…
かす汁いただきました!げきうま!
そして、森國酒造さんの日本酒をいただきました!


しかも、日本酒…しぼりたて♪
「今絞ってきましたー。」って持ってきてくださったんです。
初めての味です!絞りたてってこんなに違うんだ!って感動!
なんて表現したらいいのか…、「生まれたて!」って感じ。
スキッとしていてすごく美味しい。

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森國酒造さんでのライブ、
時折行われているそうです。
小豆島にお越しの際、タイミングが会えば是非ご参加ください。
情報は下記のURLから見えるブログで教えてくれることが多々。
※ライブ告知専用のブログではありません。
http://www.morikunigallery.jp/
http://umie.info/blog/dna/

私にお問い合わせくださってもOKですー。
私がチェックしてお伝えしますし、
タイミングが合えば醤の郷を案内することもできますよ。  
Posted by hishionosato at 14:47Comments(0)TrackBack(0)酒蔵 | 人との出会い

2008年11月20日

小豆島食品さんへのご注文について

a79c040f.立花律子の小豆島ブログ「小豆島に集まれ!たくさんの笑顔たち」で
なんとも尊敬するフォロー
をしていたので、
私も。

以下、文章引用させていただきます。
(勝手にごめんなさい!)

今日お昼のNHK「生中継 ふるさと一番!」は、小豆島の佃煮屋さん・小豆島食品(シマショク)からの放送でした。

立花さんが中継直後に佃煮工場見学に行くと、
もう電話の嵐!!
すごいことになっていたそうです。

小豆島食品さんへのご注文ですが、今は電話もほとんど繋がらない状態ですので、まずはお客様のご住所、お名前、電話番号を書いて、小豆島食品さん宛FAXをお送りください。確認し次第、商品案内と注文書が届きます。よろしくお願いします。

小豆島食品(シマショク) FAX0879-82-3810
  
Posted by hishionosato at 00:43Comments(0)TrackBack(0)私のお勧め | 佃煮

2008年11月09日

オリーブシロップを使った品々と造り手

さあああ、ゆっくり更新しています。
2008年夏の醤の郷の旅(笑)

2008年9月6日に丸仲食品さんにお邪魔しました。


5時過ぎでしょうか。
もう閉める時間なのに待っていてくださり感謝!

しかも、オリーブサイダー頂いちゃいました!


わあ!これぞ噂の!
そう、あちこちの記事で取り上げられまくっているんですよ。
地元でしか売っていないのに
金沢のラジオで取り上げられるほど魅力の広がりを。

うん、噂とおり、リンゴジュース+@。
この@が言われないとわからないのですがオリーブですね。
美味しい上にポリフェノールが入っているなんて嬉しい限りです。

ヒドロキシチロソールという、
ほとんどオリーブからしか取れないポリフェノール成分に
肌を白くする(メラニン色素を阻害する)効果があるんです。

一気に美人になれたような妄想が…。

と、オリーブサイダーに始まった丸仲食品さん訪問。

今回は、佃煮屋で佃煮の話はいっさいせず、
オリーブの話ばかりしました。
うーむ、さすがオリーブの島、小豆島。

目の前にはオリーブシロップを使った品々がこんもりと。


ジャムに、クッキーに、プリンに、素麺に…。
なんでもできちゃう!?

人気商品はジャムらしい。


毎朝のパンでポリフェノールが取れるのは嬉しいですね。

実は、オリーブの絞った汁を使えないかと考案・開発をし、
次々と商品を生み出しているのが
丸仲食品さんのご主人なのです。

しかも、このオリーブはヤマサン醤油さんで造っているオリーブ。

なんやそれ!って言いたくなるほど
醤油に佃煮、オリーブが融合しまくり!
素敵すぎます。

下の写真がオリーブシロップ。
(持って頂きありがとうございます!)


様々な研究所の奮闘の上、無事生まれました。
栄養価が高いのに、今まで捨てられていたんですって。

なぜ!?って思いますよね。
苦いんですって。強烈に。臭いも刺激的らしい。
気になる!どんなんですか、ご主人!

「いやー、見た目悪いよ。ほんと。ん〜。」
と、言うところをなんとか見せてもらいました。
はい、下の写真が絞ったオリーブの汁。


確かに…、お世辞にも美味しそうとは言えない。
…オリーブシロップよ、美味しい商品になれてよかったね。

会社へのお土産にオリーブ羊羹を、
友達にオリーブクッキーを、
私用にオリーブ海苔佃煮を購入。

大旦那に見送ってもらって丸仲食品さんを後にしました。


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追伸
オリーブ羊羹、まじでうまい!
オリーブの風味がしっかりします。
オリーブ好きにお勧めの逸品。

オリーブのりは、オリーブの味がしないものの
単純に海苔佃煮としてうまい。
しかも、色が透き通っていてきれいなんですよねー。素材を感じます。

  
Posted by hishionosato at 00:18Comments(0)変わった試み | オリーブ

2008年10月05日

うどん専用醤油専門!山善醤油

私が醤の郷の中で唯一行けていなかった山善醤油に行けました!
小豆島食品さんのご主人が付き合いが長いそうで
話をして連れて行ってくださいました。

私が約5年前に電話をかけた時は、個人向けにやっていないからと断られ、
外観のみ写真に収めました。

偶然にも写真を撮っていると山善さんのおばあちゃんに会えました。

5年ほどたち、いざ訪問!
今は、息子さんが引き継いでうどん用の醤油を造っていました。


聞けば面白い話。
もともと塩を作っていた山善さん。
醤油を造ろうと試みた時、
うどんを作るセミナーに参加。

セミナーに参加してから付き合いが深くなり、
うどんを作る方を対象に醤油を造っているそうです。

讃岐らしい話!(単純な発想)

しかも、なんとうどん用の醤油しか作っていない。
1種類!
しかも『濃口醤油』とか『だし醤油』とかそんなんじゃなく、『うどん用の醤油』。
用途すら1種類!

「そばじゃ駄目なんですか?」と尋ねると。
「かまわないけど、うどん用の味付けやからなぁ。そばに合う味じゃないよ。」
そこまでうどん用なんですね。
「素麺は…」と聞きそうになり、やめました。
うどんです!

補足しておくと、最初っから1種類なんじゃないですよ。
昭和の初めから終わりまでは杉樽でもろみを仕込み、醤油を造っていました。
昭和の終わりから自社でもろみを作るのを辞め、
火入れと味付けに力を入れる醤油、『うどん用の醤油』に絞ったんです。


「うどん用の醤油はいっぱいある。もちろん、うちの醤油より他の醤油を好むうどん屋もある。しかし、どんな大きな企業の醤油や近くの醤油より、うちの醤油を選ぶうどん屋があるんだ。」

いい話じゃないですか。
そう、山善さんの醤油で成り立っているうどん屋さんがあるんです。
なんだか私までやる気が出てきました。

醤の郷のブログを書き出して約5年。
こんなに『うどん』の単語が連発したのは初めてです。
こんなに『うどん』に可能性を見いだしたのも初めてです。
よろしく!『うどん』!

そんなうどん専用醤油を造る山善さん。
古式製法で作っていた様子が未だ蔵に残っていました。

うどんに絞ってから蔵のスペースにゆとりができ、
廃棄する必要もなかったのでしょう。

たとえば、諸味を袋に入れて絞る槽(ふね)。

醤の郷の中で、室内に未だ置いているのは山善さんだけです。
小豆島全体で言えば山善さんと馬越醤油さんだけ。
とっても珍しいものです。

ちゃんと、諸味を絞る為の滑車も残っていました。

興味深い。
「この滑車、どう動いていたんですか?」と答えにくい質問に対して、
大きい滑車と小さい滑車の力の働きかけを丁寧に教えてくださりました。
正直言って物理が苦手すぎて、途中から「なるほど」より
「すごいなぁ」としか思えませんでした(笑)ありがとうございます。

蔵自身も古くてしっかりしていて、
登録有形文化財に指定されています。

うどん専用の醤油といい、
未だ残る珍しい品々といい、
特徴ありまくりの山善さん。すてき!


きっとうどんを食べる度に山善さんを思い出すでしょう。  
Posted by hishionosato at 21:11Comments(0)こだわりの醤油 | 変わった試み

2008年09月22日

小豆島食品さんにて『特別』をたくさんもらいました!

つづきまして、小豆島食品さん

特別なことが続きます。
「待っていて」といて取ってきてくれたのは、前掛け!
おお、まさにご主人がつけている前掛け。

私が『金大醤油』さんや『ヤマロク醤油』さんでもらっていることを知り、
なんと用意してくれていたんです!
すごい!
前掛けコレクションできちゃってますよ。

昔は前掛けを作っては年明けの出荷時などにあげていたそうなんですが、
最近はめったに前掛けを作りません。
この前掛けも数十年ほど前に作ったもの。
レア中のレア。いただいていいのでしょうか…。

とか、遠慮しながらも
ご主人を持たせたまま外に出てもらってカメラを構え、
「笑って笑ってー。」←どこまでリクエストを…。
「いやぁ、笑顔は苦手です。」パシャリ。

ありがとうございます。

もう遠慮するどころか、
『じゃあおまけに』と、数十年につくった小豆島食品タオルも
喜んでもらっちゃいました。
ありがとうございます!

そんな好き放題の私に声をかけてくれた方が、
大旦那さんです。

小豆島食品さんに行くといつも働いている大旦那さん。
元気!
ご自身が作る佃煮を誇り、
私の家族のことまで気にかけてくださいました。
素敵。

大旦那さんと話していると、
ご主人が佃煮を持ってきました。
「牛タン佃煮。」牛タン!

牛タンの佃煮をつくっているところ、他にあるのでしょうか。
小豆島の佃煮の相談口である小豆島食品さん。
またしても、リクエストがあったようです。

「やるからには一流の牛タン佃煮を。」と、
一袋1,500円ほどかかっている佃煮。

小豆島食品さんにいると、コスト感覚を失うのは私だけでしょうか。

そして、
「これ新作。」と持ってきてくれた佃煮。
…海苔佃煮?

さっぱり普通ののり佃煮と違いがわかりませんね。
違いがわかった方には何か賞金をお渡しします。

答えを言うと、
こまめさん』と『ヤマロク醤油さんのロクちゃん』と小豆島食品さんがコラボレーションで作った卵掛けご飯用の佃煮らしい。
へぇ!卵掛けご飯用!って思って写真を撮ったものの、違いがわからないので
ヤマロク醤油さんの取材ネタと合わせて、
改めて『お茶漬け用の佃煮』お伝えします。

  
Posted by hishionosato at 07:00Comments(0)特別な体験 | 佃煮

2008年09月21日

小豆島食品にて、できたの佃煮をいただきました!

9月16日、会社の方のおかげで夏休みスタート!
今回はお盆からずれた平日に休みをとったので、訪問先の幅が広い!嬉しい!
今回の夏休みも、小豆島の人々に会えるだけ会う!

半年以上ぶり。嬉しいぃ!
これから、少しずつ報告していくのでよろしくお願いします。

-----------------
9月16日、小豆島に着いて昼ご飯を食べてすぐに訪問をしたのは、
恒例!小豆島食品さん!

お正月休みも夏休みも、必ず小豆島食品さんは訪問させてもらっています。
感謝!!!!!!

到着すると、

なんと、できたての佃煮を詰めずに待っていてくださいました!
あああ、涙が出てきますね。

もはや正直言って、期待を胸に訪問しています。
今回も…、きました!
できたて佃煮!しかも、味が定着しだした頃。

おいしいそう!

「えー、いいんですか??」とか言いながら、
食べる気満々の私に、

まずは昆布の佃煮。分厚い。


おお、分厚いから食べごたえがあり、そして、おいしいのは言うまでもない!
「おいしい!」という私に、昆布のことを詳しく教えてくれました。

小豆島食品さんといえば、大胆にもヤマロク醤油の鶴醤で炊いたり、
素材も一流。直火で勝負。
個人経営の佃煮屋さんというフットワークの軽さを活かして、
個人のお客様のご要望も聞き入れた佃煮も提供しています。
ステキ。

と、うっとりしている私に

ちりめんの佃煮も渡してくれました。


もはや、写真を撮る時間もじれったく思います。
撮ったので、いただき!

ああ、これが佃煮ですよ。
こだわりまくっていながら素朴な味。
佃煮!って味じゃなく、素材の味が引き立っています。

申し訳ないのですが、
食べさせてもらうずうずうしさは止めれそうにない…。
今回も、ごちそうさまでした!  
Posted by hishionosato at 18:13Comments(0)佃煮 | こだわる職人