福岡大学人文学部歴史学科行事ブログ

福大人文歴史学科の行事に関するブログです。

2019年10月

みなさんこんにちは
今回は10月19日の熊本バスハイクについてお伝えします!
今年度最初で最後のバスハイクは、熊本市!
熊本城、熊本博物館などを巡りました。
バス車内の写真がこちら!

車内l





朝早くの出発でしたが、みんな楽しそうにおしゃべりしていました
最初に向かった先は桜の馬場 城彩苑!

三年 桜のil
















写真は参加した3年生の一部です。ここで3時間の自由行動となりました!
城彩苑は熊本のグルメやお土産探しができ、多くの人がここで腹ごしらえをしていました!

また、周辺には熊本城、加藤神社があり、ほとんどの人は自由時間の間に訪れていました。
熊本城加藤神社l






























熊本の大地震から約3年。
復興途中の石垣や、勇しくそびえる大天守を目に焼き付けました。

石垣l






















自由散策の後はみんなで歩いて熊本博物館へ!
旧石器〜近代までの熊本の史資料に歴史学科一同存分に楽しみました!

熊本博物館











最後は全員で記念撮影!みなさんお疲れ様でした
以上、歴史学科熊本バスハイクの様子でした!
文責 森美月

 2日目の考古部会の模様です。

 初めに、本学の桃﨑祐輔氏による「中国魏晋南北朝期における騎馬用馬具とその拡散」です。桃﨑先生は昨年度、在外研修で中国に行かれており、その研究成果を発表しました。         
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 続いて、本学の武末純一氏による「「新・日韓交渉の考古学―弥生時代―」資料調査中間報告です。武末先生は今年度を以て、福岡大学を御退官されます。最終講義もございますので、是非ご参加ください。          
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 午前の部から多くの方にご参加いただきました。
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 お昼には、ポスターセッションが行われました。
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 各報告者の緊張している様子が、こちらにも伝わってきました。

 午後の部では、福岡県内の若手研究者による報告が行われました。
 まず、神啓崇氏(福岡市埋蔵文化財課)による「馬装復元研究の課題と展望」です。
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 続いて、松園菜穂氏(福岡市埋蔵文化財センター)です。「古墳時代鞍の磯金具に使用された繊維製品の遺存傾向について」と題し、報告されました。
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 小休憩を挟んで、長安慧氏(桂川町社会教育課)の「コノマ遺跡群の発掘調査報告」です。
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 七隈史学会第21回大会の最後を飾ったのは、本学の西田尚史氏による「筑前地域の近世石工と石造物」です。
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 時には、武末先生からの鋭い指摘も飛び出しました。
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 勿論、若手も負けておりません。
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 太田智氏の挨拶にて、2日目が終了しました。
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 これにて、七隈史学会第21回大会は終了です。
 2日間にわたり、多くの方にご参加していただき、誠にありがとうございました。
 来年度もお楽しみくださいませ。
 それでは。

 日本史 M2 内藤
 

 続いて、外国史部会です。外国史部会は午前の部と午後の部に分けて、個別報告が行われました。

 トップバッターは、本学院生の国武大貴氏による「アンテベラム期における奴隷制廃止運動と女性」です。国武氏は1830年代のアメリカに焦点を当て、奴隷制廃止運動における女性の活動について発表しました。
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 続いて、本学院生の白石莉那氏による「清代貨幣史研究に関する一考察」です。白石氏は清代に使用された貨幣、特に洋銀(外国銀)に着目し、銀を中心とした貨幣史研究の一考察を発表しました。
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 休憩を挟んで、午後の部の発表が行われました。

 藤内哲也氏(鹿児島大学)による「近世ヴェネツィアのユダヤ人―都市社会の中のゲットー―」です。藤内氏は近世ヨーロッパににおけるゲットーに焦点を当て、イタリアの都市・ヴェネツィアを舞台に、ユダヤ人とキリスト教徒における「分離に基づく共生」の特質と限界について発表しました。
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 飯坂晃治氏(別府大学)による「古代ローマのアリメンタ制度再考」です。飯坂氏はアリメンタ制度の近年の研究動向及び今後の研究の方向性について発表しました。
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 質疑応答は、各発表後に盛んに行われました。
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 午後の部が終了後、会場場所を移して公開講演が行われました。今年度は岡本隆司氏(京都府立大学)を招き、「世界史と中国史――グローバルヒストリーとアジア史と漢語概念」というテーマで講演されました。岡本先生は近年話題となっているグローバル・ヒストリーに関して、中国史とアジア史との関係性や近代における漢語概念の問題について講演されました。
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 講演後、フロアによる質疑応答が行われました。
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 講演会終了後、懇親会が行われました。本学の則松彰文先生の乾杯の挨拶からスタートです。
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 しばしの歓談の後、岡本先生による挨拶がありました。
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 本会会長の森先生の挨拶によって、懇親会は幕を閉じました。
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 これにて外国史部会・公開講演は以上となります。

 日本史 M2 内藤

 9月28日、29日の2日間にわたり、七隈史学会第21回大会が開催されました。今年は天候に恵まれ、多くの方々が参加されました。まずは1日目(日本史部会)の模様をお伝えします。

 
 午前の部は個別報告が行われました。久保知里氏(佐賀女子短期大学)による「近世後期~明治初年における下級藩士の動向」です。久保氏は、福岡藩の下級藩士の日記を用いて、菅家の動向や地域社会との関わりについて発表しました。  
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 本学の福嶋寛之氏による「海外二世と帝国日本」です。福嶋先生は昨年に続いての発表となり、今年度は、1930年代におけるブラジル在住日本人による「日本人」意識としての高まりや、それに対する日本政府の評価を、当時の外務省関係文書などを基にしながら発表しました。
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 山縣大樹氏(福岡共同公文書館)による「戦後日本の軍人恩給復活過程―存廃をめぐる政況と諸勢力の認識―」です。山縣氏は戦後日本における恩給法についての報告を行いました。1946年の停止から1953年の復活までを時代設定とし、恩給関係の法律や諸団体の活動記録などを基にして論じました。
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 各報告の内容はどれも充実しており、質疑応答が活発に行われました。
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 午後の部は、小特集「南北朝時代の九州―九州における観応の擾乱―」が行われました。今年度は本学森茂暁氏の御退官に接し、森先生の専攻である日本中世史(南北朝関係)を題材とした小特集を組むこととなりました。今回の小特集は、三勢力(南朝・九州探題一色氏・足利直冬)の視点から九州における観応の擾乱を評価することで、九州の特殊性とはどのようなものであったのかを明らかにしていきました。趣旨説明の後、御三方による報告が行われました。

 三浦龍昭氏(大正大学)は南朝の視点から「南朝の地方戦略と征西将軍府」と題して、報告されました。
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 本学院生の小澤尚平氏は九州探題一色氏の視点から、「観応の擾乱における鎮西管領一色氏の活動」と題して報告されました。
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 山本隆一朗氏(鳥取県立博物館)は足利直冬の視点から、「在府期足利直冬政権の機構と支持勢力」と題して、報告されました。
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 御三方による報告が行われた後、小休憩をはさんで森先生のコメントがありました。
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 小特集の目玉である討論です。本学の西谷正浩氏が司会を務め、森先生と御三方による白熱した討論が行われました。
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 討論が終わり、1日目の日本史部会は終了しました。
 短い時間でしたが、新たな論点などが浮かび上がり、九州南北朝史研究の一助となったのではないでしょうか。
 これにて日本史部会は以上となります。

 日本史 M2 内藤










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