モールス。



原題はLET ME IN。


邦題のセンスがいいとか悪いとかっていうのでは無くて、


この作品に関しては原題を尊重して欲しかった。



記憶が定かではないのですが、

日本で刊行されている原作小説が確かモールスってタイトルだったと思うのですよ。

その前に"ぼくのエリ"で出版されている可能性もあるのですがね。


もしかしたら他の国で出版された物にもモールスというタイトルがあるのかも知れませんが、

原作はスウェーデンの人なんですね。


なので原題はスウェーデン語なのですが、

英語にすると、どうやらLET ME INっぽいんですよね。



実によく解るんですよ、

邦題でモールスとしたい気持ちもね。


見た目、一目瞭然的にモールスっていうようなポスターも存在しているし。



LET ME INにして欲しかったなーっていう理由っスか?

それは後ほど。





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LET ME IN(2010年 米・英)

モールス

116分


日本公開は2011年。


出演:コディ・スミット=マクフィー、クロエ・グレース・モレッツ、イライアス・コティーズ、リチャード・ジェンキンス

監督:マット・リーヴス
脚本:マット・リーヴス
原作:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト
製作:サイモン・オークス、アレックス・ブラナー、ガイ・イースト、トビン・アーンブラスト、ドナ・ジグリオッティ、ジョン・ノードリング、カール・モリンダー
製作総指揮:ナイジェル・シンクレア、ジョン・パーク・フィリップ、エルウェイ・フレドリック・モームバーグ
音楽:マイケル・ジアッキーノ



実は、

2008年、トーマス・アルフレッドソン監督作品、


"ぼくのエリ 200歳の少女"


のリメイクですよね。


ぼくのエリが2008年、

モールスが2010年。


どうしてこんなにも早々にリメイクかっていうと、

ぼくのエリの方はスウェーデン映画だからですかね。


つまり、

モールスはハリウッド版リメイク。


とりあえず知名度のある俳優と、アメリカの町に置き換えたって事ですね。

トーマス・アルフレッドソンが断ったのでマット・リーヴスになったっぽい。

当然、双方の作品を比べると、色々と違いはあります。



1980年代のニューメキシコ州ロスアラモスが映画の舞台となるわけですが、





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こんな殺人事件が。




ぶっちゃけ!


ヴァンパイア映画です。



例によって、

変な役の多いクロエ・グレース・モレッツが演じてます。


クロエ出演作の中でもお気に入りの上位に入っている映画ですなー、これ。



さて、

タイトルについてですが、


本作の二人の主人公、オーウェンとアビーはアパートの隣同士で、

モールス信号でやりとりするっていう場面があるんですよ。


モールスってタイトルでも納得できるのですが、

問題はそこじゃない。



LET ME IN


"中に入れて下さい"


っていう意味ですね。



ヴァンパイアってのは創作物ですが、

実は昔からこんな設定があって、


その家の住人が招き入れない限り、中には入れない。


クリストファー・リーがドラキュラ伯爵やってた頃から、

いや、それ以前からですね、

あるんですよ、そーゆー設定が。


ブラム・ストーカーの小説だったかなぁ?

おぼろげながらもその設定を憶えているということは。


十字架に弱かったり、ニンニクが苦手だったり、太陽光がダメだったり、心臓に杭を打たれると活動停止したり、

ヴァンパイアには色々な設定が盛り込まれていますねー、

結構弱点が多いっス。



で、


家主の承諾無しで中に入ると、



こうなります。





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全身から血が噴き出して……





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ここ、

かなり切ないシーンですね。

たまりません。



いやー、

何度も言いますが、

モールスってのも解るんですけどねー、

やはりLET ME INでいいんじゃないかなぁ。




ああ、そう言えば、

スティーヴン・キングが絶賛していましたね、この映画。


イケ面ヴァンパイアのド派手なアクションでもない、かなり静かなヴァンパイア映画っス。



個人的にはですが、

近年のヴァンパイア映画の中では、

ダントツ!


とにかく色々と切ない!





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主演の二人に拍手!