2016年夏、総監督に庵野秀明氏を迎えシン・ゴジラが公開されましたが、

予想通り。

案の定、アニメや漫画ノリと言ってもいいテイストでした。

それについてはいずれバッサリ斬り倒すとして、

今回は平成のVSシリーズ、

ゴジラVSキングギドラなんだけど…


駄作!

なんたる駄作か!

と、声を大にして言いたい作品ですね、これは。


まったく嘆かわしい。


話も話ですが、特撮も酷い。

監督・脚本は大森一樹氏、特技監督は川北紘一氏なんですが、

猛烈にどうにもならないほど程度が低い残念な作品!

と言わざるを得ないですな。


ほとんど子供向け。


今回はかなり酷評します!





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ゴジラVSキングギドラ(1991年 日)

103分


出演:中川安奈、豊原功補、小高恵美、原田貴和子、佐々木勝彦、チャック・ウィルソン、小林昭二、佐原健二、山村聡、西岡徳馬、土屋嘉男

監督:大森一樹
特技監督:川北紘一
脚本:大森一樹
製作:田中友幸
音楽:伊福部昭



とにかく内容が滅茶苦茶。

23世紀から未来人がやって来て日本政府にゴジラ抹殺を提案。
タイムマシンで1954年のビキニ環礁の核実験以前へ向かい、ゴジラに変異する前の生物を抹殺しようという計画。
(実は抗核バクテリアが効いていると思われる影響でゴジラは23世紀まで目覚めていない)
提案を承諾した日本政府はチームを1944年のマーシャル諸島のラゴス島へ派遣する。
そこにはゴジラへと変貌する前のゴジラザウルスが…


なんていう感じの話。

タイムパラドックス完全無視。

こじつけが無茶で猛烈に酷い三流SF。

前作のゴジラVSビオランテの出来が良かっただけにガッカリ感がハンパねぇ。


評価できる点はただ一つ!

たった一つしかない。

ゴジラ第一作から音楽を担当していた伊福部昭氏が帰ってきました。

これが一番大きい。

ビオランテの時にも伊福部音楽が少々使用されてはいますが、

実はテーマ曲のみで、基本はすぎやまこういち氏なんですね。





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絶対悪であるゴジラを表現するには、やはり伊福部氏の音楽がベストマッチですね。

迫力が違う。





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前作の80mより20m大きい100mのゴジラ。

現代の強力な核によって巨大になったという設定。

実は高層ビルが増えた為、ミニチュアの設計上その高さに合わせざるを得なかったという話。





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キングギドラの頭部デザインは旧シリーズから変更されています。

トゲトゲ感が増し、よりドラゴンっぽくなりました。


しかし操演のお粗末さに呆れますね。

ワイヤーで吊るしている箇所、特に首の中ほどが折れてしまっているのには撮影側の意識の低さが伺えますな。

これでOKを出すとはね。





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相変わらず誰かに操られてゴジラと戦う羽目になるキングギドラ。

それはいいとして、

こんな巨大な翼をほとんど動かさずに飛行するところが猛烈にウソっぽいんですよ。

旧シリーズのキングギドラの方が圧倒的に動きが良い。

いい仕事してますぜ。

逆に旧シリーズの操演の凄さばかりが目立ってしまう。





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メカキングギドラですね。

ゴジラシリーズには度々メカゴジラも登場しますが、

何でもメカにすればいいというものでも無いんだよな。

しかもこのメカキングギドラ、かなり中途半端なメカ。

言わば生身を残したサイボーグ的な。

そしてやはり翼は動かさずに飛ぶ。

観ているのが子供だけならともかく、

大人だって大勢観るんだよね、ゴジラシリーズは。

もっとしっかり作ろうぜ。





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大好きなゴジラシリーズなんですが、

今回はかなり派手に酷評しました。

評価できるのは伊福部氏の音楽のみという残念な作品。

それほどまでに作り方が雑だと感じたわけですよ。


SFならば、ちゃんと考証してリアルにすればもっと面白くなるはずだし、

とにかく巨大な翼を持つ生物の動きはCGを採用しない場合は旧シリーズを参考にするとか。


ゴジラの世界観自体に無理があるのは承知の上で、

ハリウッドに引けをとらないような面白くて良いものを作って欲しいものです。

無理だろうけど。


VSシリーズって毎年、

一年に一回、正月映画として公開していたわけですよね、

たったの一年で構想から撮影までというのはやはり厳しいんだろうなぁ…

予算も無さそうだし。


こんな作品でも面白いと感じている人は必ず居るのでしょうけどね。