2019年08月06日

【ひとひの和菓子】8/6〜8/9 牽牛花 けんぎゅうか

牽牛花けんぎゅうか」 ひさしぶりにさらりとしたこしあんを炊いて 練切をおつくりしました。.

牽牛花とは朝顔の漢名です。奈良〜平安時代に花ではなくタネを薬として使うために中国から渡ってきました。生薬名の牽牛子(ケンゴシ)は貴重なため牛を牽いて取引したことに由来します。江戸時代からは花を愛でるために栽培され、今では日本の夏を象徴する風物詩となりました。

 190806和菓子>牽牛花

お好きなお茶とのセット> 1180円

藍と赤紫の色合いが好きで淡いグラデーションにしました。ぜひお手元で愛でて味わっていただければと思います。宇治のお煎茶・じょうみょうとご一緒にどうぞ。

※ご好評いただいている定番の「豆かん」&「あんみつ」も夏の涼味。ぜひご賞味ください。

. 花が咲くのは日没から約10時間後。夜7時でもまだ明るい7月なら早朝日が昇りはじめてから、だんだん日没が早まる8月は夜明け前、9月になるとまだ暗い時刻から咲くのだそう。季語としては秋に属するのは、朝つゆを受けてしっとりと咲く藍や紫の花に涼を感じたからでしょうか。

. 早いもので明日8/7には立秋を迎えます。今年は本日8/6が旧暦の七夕です。天の川を見上げたら織姫と彦星(牽牛星)の逢瀬をみられるかもしれませんね。
hitohi at 14:36│Comments(0)一日の和菓子 

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