2023年03月06日
【ひとひの和菓子】啓蟄のお菓子「てふてふ」3月20日まで
越冬の衣を脱ぎ捨ててかろやかに舞う春の蝶をういろうでおつくりしました。
内は備中白小豆の粒餡です。
【解 説】
蝶にまつわる故事といえば「胡蝶の夢」。
中国戦国時代の思想家、荘子が蝶となって舞い遊ぶ夢から目覚めた後、
<人間の自分が蝶になった夢を見ていたのか、自分は蝶でたった今人間になった夢を見ているのか判らなくなった> という逸話です。
「現実と夢の境の曖昧さ」や「現世の儚さ」を語っています。
仏教では「蝶」は霊魂を極楽浄土へと運ぶ神聖な生き物。
大胆に変化していく様から輪廻転生を表すとも言われます。
東日本大震災から今年で十二年。
早一年になるウクライナ侵攻やトルコ・シリアの大地震など、いつ何時夢か現かと疑いたくなるようなことが起こるか誰にもわかりません。
安らかにと祈りつつ、生を慈しみ一日一日を大切にしたいと思います。
◎季節の一句
『 バス一台ゆく初蝶と戯れて 』
【解 説】 ⇒
内は備中白小豆の粒餡です。
【解 説】
蝶にまつわる故事といえば「胡蝶の夢」。
中国戦国時代の思想家、荘子が蝶となって舞い遊ぶ夢から目覚めた後、
<人間の自分が蝶になった夢を見ていたのか、自分は蝶でたった今人間になった夢を見ているのか判らなくなった> という逸話です。
「現実と夢の境の曖昧さ」や「現世の儚さ」を語っています。
仏教では「蝶」は霊魂を極楽浄土へと運ぶ神聖な生き物。
大胆に変化していく様から輪廻転生を表すとも言われます。
東日本大震災から今年で十二年。
早一年になるウクライナ侵攻やトルコ・シリアの大地震など、いつ何時夢か現かと疑いたくなるようなことが起こるか誰にもわかりません。
安らかにと祈りつつ、生を慈しみ一日一日を大切にしたいと思います。
◎季節の一句
『 バス一台ゆく初蝶と戯れて 』
【解 説】 ⇒
春になって最初に目にする蝶を「初蝶」という。野道をゆくバスに春の光を浴びて祝福されたようについてゆく。
作: 志田 円(福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人)
作: 志田 円(福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人)
hitohi at 02:45│Comments(0)│一日の和菓子