一日の和菓子

2025年01月16日

【ひとひの和菓子】大寒の頃:「御 鈴」すず

 
和菓子>杵屋豊光>御鈴>2025.01.15jpg

大雪の菓子
御 鈴 すず
内は漉し餡です (芦屋:杵屋豊光 製)

お好きなお茶とセット 1300円
お勧めのお茶:【静 岡/煎茶/かなやみどり


解 説
各地で一年の最低気温が記録されるころですが、自然界は少しずつ春に向けて動き始めています。「大寒」のこの時期 一年で最も寒い時期とされています。

 中国から伝わった暦で、文字通り「極寒」という意味です。この期間は、寒さが厳しく、人々は体を温める食べ物を食べたり、寒さを乗り切るための行事をしたりする風習がありました。

 各地で一年の最低気温が記録されるころですが、自然界は少しずつ春に向けて動き始めています。
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2024年12月10日

【ひとひの和菓子】大雪の頃:「聖 夜」せいや

 クリスマスの風情を 和菓子に表しました。
 
2024.12.10和菓子>杵屋>聖夜JPG

大雪の菓子
聖 夜 せいや

内は漉し餡です (芦屋:杵屋豊光 製)

お好きなお茶とセット 1300円

 お勧めのお茶:
 【静 岡/煎茶/かなやみどり


ご提供期間:12月10日(火)から

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2024年12月03日

【ひとひの和菓子】大雪の頃:「晩 秋」ばんしゅう

 北国では、いよいよ本格的に雪が降り出し頃です。
雪に対する思いは地域によって大きく異なります。

晩秋の紅葉の風情を 和菓子に表しました。
 
2024.12.03和菓子>杵屋豊光>晩秋>漉し餡

大雪の菓子
晩 秋 ばんしゅう

内の漉し餡です (芦屋:杵屋豊光 製)

お好きなお茶とセット 1300円

 お勧めのお茶:
 【静 岡/煎茶/かなやみどり


ご提供期間:12月03日(火)から


解説:大雪の頃

雪害をもたらす地域では「雪魔」と呼ぶ事もあります。
実害のない地域では 雪に名前を付けて楽しみます。
花に例えて「瑞花」「天花」「銀花」。六角形の結晶を結ぶことから「六華」。

気温は 下がるばかりで「冬日」とは最低気温が0℃未満の事。最高気温が0℃以下の日は「真冬日」と呼ばれます。

「最高気温」と「最低気温」が気になるこれからの季節 皆さんも暖かくしてお過ごしください。


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2024年11月22日

【ひとひの和菓子】小雪:「里 山」

 北国や高い山から雪の便りを聞く頃です。 秋の終わりに静かに美しく 冬の到来を待つ季節です。
真っ赤に熟した柿を 和菓子に表しました。
 
2024.11.22和菓子>小雪>杵屋豊光>里山

小雪の菓子
里 山 さとやま

内の漉し餡を餅皮で包みました
(芦屋:杵屋豊光 製)

お好きなお茶とセット 1300円

 お勧めのお茶:
 【静 岡/煎茶/かなやみどり


ご提供期間:11月22日(金)から


解 説

 
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2024年11月07日

【ひとひの和菓子】立冬「残り菊」

  暦の上では 立冬から立春の前日までが冬になります。
夏至のころと比べると 日没の時間は二時間以上早くなります。
まだ冬と言える程度に寒くはありませんが「西高東低」の冬型の気圧配置が荒和得れ始めます。
 
和菓子>杵屋豊光>残菊>2024.11.06

立冬の菓子
残り菊 のこりきく

内の白餡を求肥で包みました
(芦屋:杵屋豊光 製)

お好きなお茶とセット 1300円

 お勧めのお茶:
 【静 岡/煎茶/かなやみどり


ご提供期間:11月7日(水)から


解 説

 立冬を迎える頃にやってくるのが「木枯らし一号(こがらしいちごう)」です。

「木枯らし」とは晩秋から初冬にかけて吹く北寄りのやや強い風の事です。語源は気を枯らしてしまう風という意味です。

 落葉樹が葉を落とすのは冬を越す準備であるそうです。葉を落として冬芽を用意して 春を待つのだそうです。

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2024年10月23日

【ひとひの和菓子】早秋 -そうしゅう-

  秋も深まって霜が降るころだという意味です。
秋から冬にかけて初めて降る霜を「初霜」と言います。

初霜は 平均は10月30日だとか。
地球温暖化の影響を受けて年々遅くなっているようです。

和菓子>降霜の頃>杵屋>早秋>2024.10.23

霜降の菓子
早 秋 そうしゅう

(芦屋:杵屋豊光 製)

お好きなお茶とセット 1300円

 お勧めのお茶:
 【静 岡/煎茶/かなやみどり


ご提供期間:10月23日(水)から 11月06日(水)


解 説

 朝晩の気温が涼しくなり 日脚の短さがはっきり分る頃ではないでしょうか。
「秋の釣瓶落とし(あきのつるべおとし)」とは、さっきまで明るかった空が気が付くと暗くなっている。そんな感覚をなぞらえた言葉です。

・暮れるようで暮れる
・暮れそうで暮れない
夏至の頃は19時ごろまに日没でしたが、気が付くと17時には日が沈みます。
「秋の夜長」の落ち着いた静かなひと時に本を読んだり、日本茶を淹れてまったり過ごしたり・・・・・ゆったりした時間が似合います。

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2024年10月08日

【ひとひの和菓子】着せ綿 -きせわた-

  重陽の節句にちなんだ伝統的な和菓子です。
菊の花に綿をかぶせ、翌朝その綿で体を拭う風習に由来しています。
不老長寿を願う気持ちが込められ、練り切りで作られた美しい見た目も特徴です。漉し餡を包み、菊の花を模した上品な味わいです。

2024.10.08杵屋>着綿

重陽の節句の菓子

着せ綿 きせわた

(芦屋:杵屋豊光 製)

お好きなお茶とセット 1300円

 お勧めのお茶:
 【静 岡/煎茶/かなやみどり


ご提供期間:10月08日(火)から 10月14日()


解 説

 「重陽の節句」とは、9月9日に行われる日本の伝統的な節句の一つです。中国から伝わった風習で、菊の節句とも呼ばれます。

九九(くく)の日: 9という数字が重なることから、「重陽」と名付けられました。
陽の数: 中国では奇数は陽の数とされ、特に最大の陽数である9が重なる日は、縁起の良い日とされていました。

昔は旧暦が使われており、重陽の節句も旧暦の9月9日に行われていました。
旧暦の9月9日は、現在の10月初旬頃にあたるため、10月と結びつけて考えられたのかもしれません。

菊の季節: 菊は、旧暦の9月9日頃に見頃を迎える花です。そのため、菊の節句という別名もあり、菊の咲く時期と重陽の節句を結びつけて、10月頃に行われると誤解されたのかもしれません。

【なぜ重陽の節句に食べるの?】 ⇒ 
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2024年06月28日

【ひとひの和菓子】夏越のお菓子 水無月 -みなづき-

 夏至を迎え、今年も一年の折り返しのタイミング。

古くより 陰暦六月三十日には「半年の穢れを払い」
「無病息災や厄除け」や「家内安全を願い」
茅の輪をくぐって禊ぎをする「夏越しの祓」の風習があります。

京都では三角の形で氷を模した「ういろう」を食べる習わしがあります。

2022.06.22和菓子>無月みなづき

夏越の菓子水無月 みなづき

吉野羹(吉野本葛・寒天使用) / 丹波大納言の蜜漬け

お好きなお茶とセット 1350円

 お勧めのお茶:
 【静 岡/新茶/さえみどり

ご提供期間:6月28日(金)から 6月30日()


解 説
 かつて宮中や江戸幕府では氷の節会または氷室の節句として、氷室から切り出された氷を暑気払いとして食されていたそう。
小豆のは邪を祓う生命の色と言われています。

 ういろうで作ることが多いのは 小麦の収穫を祝う意味もあったためとか。
お店ごとに特徴があり、中には上等な本葛のみでおつくりになるところも。好みを探して食べ比べするのもこの時期の楽しみのひとつです。

 こちらでは暑気払いにぴったりな 本葛と寒天を合わせた吉野羹(よしのかん)でおつくりします。
どうぞご賞味ください。


季節の一句
『 くぐる背に日や風過ぎし茅の輪くぐり 』
 【解 説】 ⇒ 続きを読む
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2024年06月25日

【ひとひの和菓子】6/28-6/30夏越の菓子「みなつき」をお出しします

 夏至を迎え、今年も一年の折り返しのタイミング。
恒例の 夏越の和菓子「みなつき」をお出しします。

・ご提供:6月28日(金)〜6月30日(日) 11:30

・数に限りがあります。
お電話でご予約をお勧めします。 078-453-3637
 日本茶カフェ一日 ひとひ 店主


2022.06.22和菓子>無月みなづき

夏越の菓子水無月 みなづき
吉野羹(吉野本葛・寒天使用) / 丹波大納言の蜜漬け

お好きなお茶とセット 1350円
 お勧めのお茶:【静 岡/煎茶/かなやみどり


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2024年06月14日

【ひとひの和菓子】芒種のころ2「五月雨 -さみだれ-」

 梅雨時の雨、五月雨をぷるんとした 錦玉羹 (きんぎょくかん) で映しました。

雨に濡れる紫陽花(あじさき)に見立てて 三色の餡 (白小豆粒餡・白こし餡・小豆こし餡)を包んでいます。

和菓子>芒種2>汐音屋>五月雨>2024.06.14

芒種のお菓子2 五 月 雨  さみだれ

錦玉羹 (きんぎょくかん) /
白小豆粒餡 ・ 白こし餡 ・ 小豆こし餡


お好きなお茶とセット 1300円

お勧めのお茶【静岡/煎茶新茶さえみどり


解 説
 五月雨(さみだれ)というと漢字にひっぱられて 梅雨前に降る雨のように感じますが、元々は陰暦の五月に降る雨のことで、ちょうど梅雨時の雨のこと。

 五月をさつき(皐月)と呼ぶことがあるのも、早苗月など田植えにまつわる言葉に由来するとも言われます。

 苗をすくすくと育てる恵みの雨と思えば、うっとうしい長雨の中でも道端の草花の生命力に目をやる少しのゆとりが生まれそうです。露草など夏の可憐な花も咲き始めましたよ。

季節の一句

掛け軸の鳥は翔び立ち五月闇

 解説 ⇒
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2024年06月07日

【ひとひの和菓子】芒種のころ「早苗 -さなえ-」

 田植えの時期を表す <芒種 -ぼうしゅ-> の頃。
柔らかな早苗を植えつけたばかりの田んぼの風景を、
小豆のこし餡を山の芋でつないだ「きんとん」で表しました。内は丹波大納言小豆の粒餡です。


和菓子>汐音屋>芒種>早苗>2024.06.07

芒種のお菓子 早 苗  さなえ

小豆のきんとん(山の芋使用) / 丹波大納言小豆 粒餡

お好きなお茶とセット 1300円

お勧めのお茶【静岡/煎茶新茶さえみどり


解 説
 昔、完全に自然任せの農作業だった頃は梅雨を待って田植えをしていたのだそう。

蒔いた種籾が発芽する気温、田んぼ一面に張る水をもたらす梅雨、植えた苗がすくすくと育つ水温など、この季節にならなければ揃わない条件がありました。

 温暖な地域では同じ田んぼで二毛作をされるところもあります。

今頃からは稲を植え、秋の収穫を終えたら麦を植えてこの時期に収穫する。

農家さんにとってはまさしく猫の手も借りたい大忙しの時期ですね!

季節の一句

蛍火に汝の小さき命燃ゆ

 解説 ⇒
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2024年05月31日

【ひとひの和菓子】小満「青葉風 -あおばかぜ-」

 初夏の風にざわめく青楓を薯蕷練切で映しました。中は小豆のこし餡です。


和菓子>汐音屋>小満>青葉風>2024.05.31

小満のお菓子 青葉風  あおばかぜ

薯蕷練切じょうよねりきり(山の芋使用) / 小豆こし餡

お好きなお茶とセット 1300円

お勧めのお茶【静岡/煎茶新茶さえみどり


解 説
 若葉の頃を過ぎて葉の色はだんだんと色濃くなってきました。

晴れた日はさわやかな風に身を翻して光の色を放ち、雨の日は滴る水に匂い立つ色を湛えます。

同じ葉が見せる濃淡や 山のさざめきに、いのち満ちる季節の喜びを感じます。

 清流の幸、鮎釣りもいよいよ解禁に。夏の楽しみがまたひとつやってきます。

季節の一句

夏めくや新しき書の白きこと

 解説 ⇒
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2024年05月17日

【ひとひの和菓子】立夏その二「薫風-くんぷう-」

 新緑の薫りをたっぷり含んで渡っていく五月のさわやかな風を、山の芋の風味豊かなきんとんで映しました。
内は丹波大納言小豆の粒餡です。


和菓子>汐音屋>立夏>薫風くんぷう>2024.05.17

立夏のお菓子 その二薫 風 くんぷう

薯蕷きんとん(山の芋使用) / 丹波大納言小豆粒餡

お好きなお茶とセット 1300円

お勧めのお茶【滋賀/煎茶/朝 宮 あさみや


解 説
 滴るような翠に装いを変えた山々の美しさにはっと目が留まります。
出回り始めた新茶は摘んだばかりの青々しい風味で自然から受けた一滴を自らのからだに受けるようなすがすがしさがごちそうです。

 茶道ではこの時期に仕上げた碾茶を茶壺に詰めて半年ほど涼しいところで保管します。
封を切るのは十一月。冬の始まりに湯沸かしと暖房を兼ねた炉を開く際に初めてお抹茶に挽いていただく習わしがあります。
一年で最も晴れやかな席ゆえに「茶人の正月」とも呼ばれます。

季節の一句

髪に手に緑の風の五月来る

 解説 ⇒
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2024年05月10日

【ひとひの和菓子】立夏「いちりん」

 風薫る五月。
晴れた日の日差しや爽やかさは初夏のもの。
新緑の匂いに混じってひときわ芳しく咲く薔薇(ばら)を薯蕷練切(じょうよねりきり)で映しました。
内は小豆のこし餡です。

和菓子>汐音屋>立夏>いちりん>2024.05.10


立夏のお菓子 『 いちりん

薯蕷練切(山の芋使用)じょうよねりきり
/ 小豆こし餡


お好きなお茶とセット 1300円

お勧めのお茶【滋賀/煎茶/朝 宮 あさみや

※ご提供期間: 5月12日()まで
※四月より 「季節の和菓子」は、週末限定でご提供しています。

解 説
 薔薇の香りにはストレスを感じたときに分泌されるホルモンを減らす効果があるとされ、化粧品や日用品、お茶などに多用されます。生花から漂うみずみずしく柔らかい香りは格別。
一輪で主役になる存在感を放ちます。

 ここ岡本には色とりどりの薔薇が咲く公園や素敵なお花屋さんがあります。
たくさんの中から色も香りも好みの一輪をゆっくり探してみるのも良い気分転換になりそうですね。

季節の一句

風が襞(ひだ)彩ってゆき更衣(ころもがえ)

 解説 ⇒
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2024年04月19日

【ひとひの和菓子】穀雨「藤波 -ふじなみ-」

晩春の風に甘く揺れる「藤の花」を薯蕷きんとんで映しました。 内は丹波大納言小豆の粒餡です

2023.04.20汐音屋>藤波

穀雨のお菓子 『藤 波 -ふじなみ-』

薯蕷きんとん(山の芋使用)/ 丹波大納言小豆粒餡


お好きなお茶とセット 1300円
お勧めのお茶【静岡/煎茶/かなやみどり

※ご提供期間: 4月21日()まで
※四月より季節の和菓子は週末限定でご提供しています。

解 説
 藤は生命力が強く、樹齢千年を超える木もあるのだとか。
蔓を伸ばして繁殖していく様から長寿や子孫繁栄、連なる花房を稲穂に見立てて豊穣を表すなど縁起の良いものとして好まれます。

家紋や衣服の文様などに用いられる他、たくさんの苗字にも含まれていますね。

 春の雨をたっぷり吸い込んで瑞々しい青さを湛えはじめた山々。藤が好むのはそんな水はけが良く保水力もある山のような土壌だそう。

 阪急岡本駅の側にも他の木に混じって野趣あふれる藤が咲いていますよ。


季節の一句

春の星甘き言の葉ぶら下げる

 解説 ⇒
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2024年04月12日

【ひとひの和菓子】清明のお菓子 その二:花筏 -はないかだ-

 名残の花をお菓子でどうぞ。
清らかな川に舞い散る桜の花びらが連なり流れてゆくさまを筏 いかだ にたとえた花筏。

 山の芋をつなぎにした「きんとん」を 小田巻で絞り出して川の流れを表し、なめらかな小豆のこし餡を包んでいます。

2023.04.05清明>花筏


清明のお菓子:その二花 筏 -はないかだ-』
薯蕷きんとん(山の芋使用)/小豆こし餡


お好きなお茶とセット 1300円
お勧めのお茶【静岡/煎茶/かなやみどり

※ご提供期間: 4月14日()まで

※四月より季節の和菓子は週末限定でご提供しています。


 咲き初めから足早に去って行く桜ですが、堅いつぼみや幹からにじみ出る色、散ってゆく様、青い葉もそれぞれに美しく、案外長く楽しませてくれますね。

 先日の大嵐でまばらになったものの、今しばし花吹雪を楽しめそうです。六甲の山肌の桜はまだきれいに咲いているようです。新緑が徐々に瑞々しい青さを湛えていく山を飾る桜色。ぼんやり眺めるだけで満たされる思いです。



季節の一句
『群れさきぬチューリプらのハレルヤ』

 解説 ⇒続きを読む
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2024年04月05日

【ひとひの和菓子】清明「花 霞 -はながすみ-」4/7まで

桜色に霞む春の景色をきんとんにしました。
内は丹波大納言小豆の粒餡です。「桜」の琥珀糖と寒氷と一緒にどうぞ。/span>

2024.04.05清明>花霞はながすみ

清明の和菓子「花 霞 -はながすみ-」
薯蕷きんとん(山の芋使用)/丹波大納言小豆 粒餡

・お好きなお茶とセット 1300円
お勧めのお茶
【静岡/煎茶/天 竜

※ご提供期間: 4月7日(日)まで
※4月より 和菓子の提供は週末のみ売切次第終了とさせていただきます


解 説
 桜色に霞む春の景色をきんとんにしました。中は丹波大納言小豆の粒餡です。桜の琥珀糖と寒氷と一緒にどうぞ。

 春は意外とお天気がぐずつきやすい季節ですが、今年はとりわけ雨模様が続いています。お花見の予定と天気予報をかわりばんこに眺めている方もたくさんいらっしゃるでしょうね。

水分をたっぷり含んだ大気に包まれて桜色が辺り一面ににじみ出すのもまたこの季節ならではの風景です。

春の雨に洗われ、暖かい陽光に照らされて、あらゆるいのちが息を吹き返す季節。花や木の芽の鮮やかな色が目に飛び込んでくるとそれだけでリフレッシュするような気がします。


季節の一句
春愁(しゅんしゅう)を抱きたるほど花を摘む

解 説> ⇒続きを読む
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2024年03月20日

【ひとひの和菓子】春分 『花見団子』

お花見につきものの「お団子」三種類を、上生菓子仕立てでおつくりしました。
・桜の花を表すピンクは薯蕷(山の芋)の練切
・葉の緑はよもぎ入りのういろう
・幹を表す茶は小豆の練切 


和菓子>汐音屋>花見団子>2024.03.20

立春の和菓子『 花見団子
ういろう・薯蕷練切(山の芋使用)

・お好きなお茶とセット 1300円
お勧めのお茶
【滋賀/煎茶/朝宮茶


※ご提供期間: 3月31日(日)まで


解 説
 花見団子が生まれるきっかけをつくったのは一説によると豊臣秀吉だそうです。
一五九八年、京都の醍醐寺で催された花見の宴(闘の花見)の折に、全国の銘酒や銘菓をあつめて供したことから、花見でお菓子を楽しむ風習がはじまったのだとか。

のちに花見団子が生まれ、「花より団子」という言葉が生まれるほど庶民にも広く親しまれるようになりました。

 ほんのり桜が香る琥珀糖を咲かせました。お花見気分でひとときのお茶の時間をどうぞお楽しみください。


季節の一句
揚げ雲雀 (ひばり) 紺碧の空溶けゆごと

解 説> ⇒続きを読む
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2024年03月14日

【ひとひの和菓子】 啓蟄のお菓子その2 『佐保姫 -さほひめ-』

ひと雨ごとに桜色がにじみ出してくる頃の霞につつまれる春の山を 金 団 (きんとん) にしました。

和菓子>汐音屋>啓蟄2>さほひめ>2024.03.13


啓蟄の和菓子『佐 保 姫 さほひめ 』
薯蕷きんとん(山の芋使用)/ 備中白小豆粒餡

・お好きなお茶とセット 1300円
お勧めのお茶
【滋賀/煎茶/朝宮茶


※ご提供期間: 3月19日(火)まで


解 説
 佐保姫は奈良時代、平城京の東にあったといわれる佐保山に住まう春を司るうら若き女神。
佐保川沿いは桜の名所、染めや織りが得意な姫が野山をやわらかな春色に染めていくとされ、たなびく霞は姫の薄衣の裾だそうです。

 季節によって豊かに表情を変える山々に女神の姿を見た古(いにしえ)の人々。微笑むような春の六甲山を眺めているとその気持ちがなんだかわかるような気がします。


季節の一句
老媼(ろうおう)が童(わらべ)に返る土筆(つくし)摘み

解 説> ⇒続きを読む
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2024年03月05日

【ひとひの和菓子】啓蟄の和菓子 その1:さわらび

春の雨やあたたかな陽光で柔らかくなった土から
早春の山菜、わらびが顔をのぞかせようとする様子を
黄身時雨(きみしぐれ)でおつくりしました。

「よもぎ餡」と「丹波大納言の粒餡」を重ねて包んでいます。


和菓子>汐音屋>啓蟄1>さわらび>2024.03.05

啓蟄の和菓子『さわらび
黄味時雨 / よもぎ餡・丹波大納言小豆粒餡

お好きなお茶とセット 1300円
お勧めのお茶
【滋賀/煎茶/朝宮茶


※ご提供期間: 3月12日(火)まで
*ご提供は1週間の予定です。


解 説
 啓蟄は冬籠りしていた土中の虫が外へと這い出てくること。実際、鉢植えから出てきた虫たちに遭遇しやすい時期です。

 枝枝には新芽が覗き、花の蕾は日に日に膨らんで、鳥や獣たちも繁殖期や出産期を迎えて新たな命が次々と生まれてゆく頃。
あらゆるものの内に秘めていた生命力が外へとひらかれます。そんなフレッシュな春の気配に誘われて、私たち人間も外へと出掛けたくなりますね。


季節の一句
人影の跳ねて駆けゆく木の芽道

解 説> ⇒続きを読む
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2024年02月04日

【ひとひの和菓子】立春:東風-こち-

東風とともに春の訪れを告げる梅の花を
薯蕷練切 (じょうよねりきり)でお作りしました。
内は丹波の白小豆の粒餡です。


和菓子>汐音屋>立春>東風>2024.02.04

立春の和菓子『東 風 -こ ち- 』

お好きなお茶とセット 1300円

お勧めのお茶
【埼玉/深蒸し煎茶/さやま茶


※ご提供期間: 2月18日()まで


解 説
 冬の寒さがゆるむとき東寄りの風が吹く早春の空模様。地上で温められた空気が昇るのに変わって上空の冷たい換気が降りてくるので寒暖差が大きくなる時期です。

 朝は暖かくてもお帰りの頃には北風吹きすさび雪が混じる日も。寒暖のゆらぎは梅のつぼみだけでなく花粉もほころばせます。

いのちを結びつなごうとする春の営みですが、からだを冷やすと花粉症が悪化する一因に。穏やかな日も油断なさらず、しばらくは防寒具を持ってお出かけください。



季節の一句
春淡し匂袋の香を変える

解 説> ⇒続きを読む
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2024年01月23日

【ひとひの和菓子】 大寒のお菓子『雪中花 -せっちゅうか-』2/3まで

雪の中でも背筋伸ばして凜と咲く水仙
別名 雪中花(せっちゅうか) を 山の芋を使った薯蕷練切 (じょうよねりきり)で映しました。
内は 小豆のこし餡です。


和菓子>汐音屋>雪中花>2024.01.23


雪 中 花 -せっちゅうか-
薯蕷練切(山の芋使用) / 小豆こし餡


お好きなお茶とセット 1300円

お勧めのお茶
【佐賀/蒸し製釜炒り茶/うれしの茶


※ご提供期間: 2月3日(土)まで


解 説
 葱や白菜など寒さで甘味が増す冬野菜のように、水仙がきれいに咲くには十分に土の温度が下がる必要があるそう。自然界にはそういうものが多いですね。

 私たち人間も寒いと行動力が鈍りますが、今は芽吹きの春、はじまりの春の原動力を蓄えるとき。十八日からは季節の変わり目、冬の土用に入っています。

暖冬で動きやすい分、ついそわそわと予定を詰めてしまいやすいですが、今年一年のプランをじっくりと練りながら体調第一で過ごしたいと思います。



季節の一句
葛湯とく今日の燈にして生き延びゆ

解 説> ⇒続きを読む
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2024年01月15日

【ひとひの和菓子】本日まで「花びら餅」を店内でお召し上がりいただけます。

 毎正月に 店内ででお楽しみいただいております「花びら餅」。1月15日(月)までご提供します。

210104和菓子>汐音屋>花びら餅>2021.01.04



 ひとひでご提供の「花びら餅」は 内の紅色の菱餅が透けて見える外郎(ういろう)製、花びら餅用におもち感を増しています。

まろやかな塩気を感じる 白味噌餡(しろみそあん)に甘い香りの牛蒡(ごぼう)がよく合います。
今年は お干菓子をお付けします。


お好きなお茶とセット 1400円
お勧めのお茶【静岡/煎茶/かなやみどり

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2024年01月07日

【ひとひの和菓子】「花びら餅」を15日まで 店内でお召し上がりいただけます。


 毎正月に 店内ででお楽しみいただいております「花びら餅」。1月15日(月)までご提供します。

210104和菓子>汐音屋>花びら餅>2021.01.04



 ひとひでご提供の「花びら餅」は 内の紅色の菱餅が透けて見える外郎(ういろう)製、花びら餅用におもち感を増しています。

まろやかな塩気を感じる 白味噌餡(しろみそあん)に甘い香りの牛蒡(ごぼう)がよく合います。
今年は お干菓子をお付けします。


お好きなお茶とセット 1400円
お勧めのお茶【静岡/煎茶/かなやみどり

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2024年01月02日

【ひとひの和菓子】1月2日「曙-あけぼの-」

2024.01.02正月和菓子>曙あけぼの>拡大

正月二日のお菓子
-あけぼの- 』

薯蕷きんとん(山の芋使用) / 丹波大納言小豆粒餡

・お好きなお茶とセット 1250円
お勧めのお茶
【福岡・深蒸し煎茶・八女茶

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2023年12月30日

【ひとひの和菓子】 新春のお菓子『花びら餅 -はなびらもち-』を店内でお召し上がりください。1/3〜1/15

新春のお菓子「花びら餅」 お正月のお菓子、花びら餅をおつくりします。白い丸餅に紅の菱餅を重ね、中には白味噌餡と牛蒡の蜜煮を挟んでいます。

和菓子>汐音屋>花びら餅>2021.01.04

新春のお菓子花びら餅 :はなびらもち
お好きなお茶とセット 干菓子付 1400円

お勧めのお茶
【佐賀/蒸し製釜炒り茶/うれしの茶

※ご提供期間:1月3日(水)〜1月15日(月)


元は宮中のおせち料理のひとつとしてつくられている菱葩(ひしはなびら)で、お菓子として一般に広まったのは明治時代に茶道の裏千家十一代玄々斎が新年の初釜に使うことを許されてからのこと。

 その菱葩は長寿を願う「歯固め」の儀式、平安時代からの祝い行事に由来します。猪、鹿、大根、瓜、押鮎などを食べる習わしで、花びら餅の牛蒡は押鮎、味噌は雑煮を表しているそうです。

 高齢化が進み、健康寿命への意識が高まる一方ですが、歯やお口の健康はまさしくすこやか長寿の秘訣。食欲や栄養摂取を支えるだけでなく、歯周病と生活習慣病や腸の炎症、オーラルフレイルと認知症や転倒など要介護リスクなど、生涯の健康を左右することが指摘されています。

 年齢問わず今年もおいしく食べて元気に過ごせるように、一年の始まりにお口の中の健康チェック、いかがですか?
hitohi at 16:25|この記事のURLComments(0)

【ひとひの和菓子】1月2日にお出しする「曙-あけぼの-」

2024年1月2日 にお出しします
11:30〜17:00 営業します。
ご来店お待ちしています。

  日本茶カフェ一日 ひとひ 店主

2024.01.02正月和菓子>曙あけぼの>拡大

正月二日のお菓子

-あけぼの- 』

薯蕷きんとん(山の芋使用) / 丹波大納言小豆粒餡

・お好きなお茶とセット 1250円
お勧めのお茶
【福岡・深蒸し煎茶・八女茶

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2023年12月25日

【ひとひの和菓子】お持ち帰り用「花びら餅」のご予約お請けします

チラシ>花びら餅販売

 毎正月に 店内ででお楽しみいただいております
花びら餅」を、今回はお持ち帰り分をご予約で用意いたします。

 ひとひでご提供の「花びら餅」は内の紅色の菱餅が透けて見える外郎(ういろう)製、花びら餅用におもち感を増しています。まろやかな塩気を感じる 白味噌餡(しろみそあん)に甘い香りの牛蒡(ごぼう)がよく合います。

 親しい方とひとときゆっくり楽しんでいただけますよう、愛らしい干菓子も添えてお包みいたします。

お渡し日
2024年1月3日(水)〜1月7日()
11:30〜18:00 (3日のみ12:00〜17:00)

ご予約受付 12月28日 (木)まで

内容・価格
花びら餅・干菓子2,3種付き
・2個入:1,200円
・3個入:1,800円
(消費期限:お渡しの翌日まで)

予約方法
お名前・ご連絡先・ご希望日・ご入用の数をご連絡ください。
・お電話 078-453-3637
・ネットでご予約 ⇒ こちら

※数に限りがございます。こちらからの返信をもって受付完了とさせていただきます。

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2023年12月22日

【ひとひの和菓子】冬至:姫椿-ひめつばき- ういろう/柚子餡

生垣に明かりをともすように咲く山茶花(さざんか)、別名「姫椿」を もっちとした外郎(ういろう)で作りました。内は柚子餡です。

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姫 椿 -ひめつばき-
外郎(ういろう) / 柚子餡


お好きなお茶とセット 1250円
お勧めのお茶【静岡/煎茶/かなやみどり


※ご提供期間: 12月30日(土曜日)まで


解 説
 一見 椿と見分けがつきませんが、地面を彩るように花びらを一枚ずつはらりと散らしていくのは山茶花(さざんか)。
日が短い季節の陰る空のもと、鮮やかなピンクや白の混じる優しい桃色が内向きになる心を和らげてくれる冬の花です。

 今年は咲き始めが遅かったなと思う一方、まだ年も改まっていないのにミモザや木蓮の花芽がふくらんできていてびっくり。
急かされて咲くべき時を待つことができないと未熟ゆえ早々と散ってしまいそうで心配になります。

 今年やり残したことが脳裏にちらつく年の瀬ですが、時を待つのも一計です。どうぞ良い年をお迎えください。



季節の一句
一 口 を 命 の 糧 に 冬 至 粥

解 説> ⇒続きを読む
hitohi at 17:52|この記事のURLComments(0)

2023年11月22日

【ひとひの和菓子】 小雪のお菓子『粧い:よそおい』11/22~12/6

山の紅葉も街中の銀杏もたけなわ。
冬の柔らかな陽光が差し込めば思わず感嘆が漏れる錦繍の彩りを山の芋を使ったきんとんで映しました。
中は丹波大納言小豆の粒餡です。

小雪のお菓子 「装 い −よそおい−

薯蕷きんとん(山の芋使用)/ 丹波大納言粒餡


和菓子>汐音屋>小雪>装い>2023.11.22新

お好きなお茶とセット 1250円
お勧めのお茶【埼玉/深蒸し煎茶/さやま茶


※ご提供期間: 12月6日(水曜日)まで


【解 説】
 紅葉は植物の冬支度。落葉を前に緑の色素が変化したり消えたりしていくことで現れるのが紅や黄の色なのだとか。もう少しすると錦は舞い降りて絨毯に早変わり。

 秋分を過ぎてもなお暑い日が混じっていたので着物でのお出かけはようやく心地良くなりました。

 コートに身を包む季節はモノトーンの装いが増えますが、人混みの中にちょっと彩りを添える気分で和装や明るい色を身につけるのも楽しいですね。


季節の一句
冬めくや書店の棚の絵本棚

 <解 説> ⇒  続きを読む
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新しくて懐かしい
日本茶カフェ一日
日本茶カフェ一日ロゴ

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11:30−18:00
月曜休み

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