2005年02月24日

汁をつぐ者 〜天使の料理人?サンマ〜

今週の週刊少年チャンピオン13号に、松山せいじセンセイの読み切りとして「天使の料理人?サンマ」が掲載されましたが、その内容たるや「天才料理少年味の助」を描いた豪ちゃんの持つ、汁魂を受け継いだかのようなシロモノでした。(*゚ー゚)


まあストーリー的には、ホントによくあるものなんですよ。全国を旅する超料理の上手い主人公が、流れ着いた街にあった味はイイけど貧乏なうどん店が、巨大資本のうどんチェーン店に潰されそうになっているので、料理勝負をして撃退しようとかそんなカンジ。
そう、舞台設定自体はありふれてるものなんです。だけど、いざ主人公の作ったうどんを試食してみたら……



 
ウドンを食べた時のリアクション
「天使の料理人?サンマ」より
餃子を食べた時のリアクション
「天才料理少年味の助」より



ホントにやりやがった。題材がうどんの時点で、「こんな汁っ気の多いもの選ぶなんて、松山センセイはひょっとしてやる気では?」と思いましたが、ホントにやりやがった。しかも並べてみた元祖汁料理よりも、明らかに描写がパワーアップしている。いや、パワーアップというか、これはもうそのものにしか見えない。そのものが一体何なのかは、家族で食事している時にママにでも訊いてみるとイイさ。


この後も、「私の中にあつい汁が入ってくる」とのたまったり、異常な顔した魚や麺達が身体中を舐めまわしたりまとわりついたり、身体を不自然な位に痙攣させたヒロイン達が、オホーツクの打ち寄せる波をバックに、全裸で満足顔を浮かべるという料理描写が4ページにも渡って続く様はまさに病的。食べ終わった後の、対戦相手のお嬢様の全身汁まみれっぷりもハンパないよ。ひょっとして松山センセイは、チャンピオンをペンギンクラブか何かと勘違いしてるんじゃないかと思う位のこの偏執描写ぶりは、もはや壮絶というか驚嘆というかやりすぎです。
ああ、そうそう。ペンギンクラブが一体何なのかは、家族で「どうぶつ奇想天外!」でも観てる時に、パパにでも訊いてみるとイイさ。


やっぱり、前に読み切りで載せたピノコの話は、半分寝ながら描いたんだろうなぁ。明らかに描写のリキの入れようが違いすぎですやん。んー、しかしまぁ、このマンガは連載はされないとは思いますよ。それは別に汁描写が凄まじ過ぎるからとかそういうことではなくて、単純に料理漫画じゃないから。
読めば分かるんですが、対戦相手のお嬢様の作る料理というのが、これまたどえらい物なんですよ。






うわー、不味そうだなぁ。何なんすかこの、高級そうな具材をブチ込んだだけの、闇鍋のごときうどんは。そもそも具材を料理する過程描写が、この2コマで済んでしまう時点でヤバすぎです。じゃあ他に描かれた料理シーンはどうだったのかというと、全て水着姿の女料理人達が、全身で小麦粉をこねることに費やされています。しかもこの麺、最終的には機械が仕上げてるんですよね。何じゃそらー。

対する主人公側も、エイケンでもやってたヒロインが体操服着てうどんを踏みまくった後、詳細な作り方は一切省いて完成。しかしいつものうどんに、スープとして流氷使ったら勝っちゃいましたというこの展開。さすがにお笑いとしてやっているにしても、料理漫画としてはアレ過ぎるので、この作品とは別のものを連載するんじゃないかなと予想しています。
まあ総評としては、擬音もノリもいつもの松山節全開でしたということで。



追記

・天使のお口 → 百舌の舌
・あったかいお味 → あたたか味
・100%勝利できますね → 100%助かりません

これぞ箇条書きマジック。(´ー`)

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この記事へのコメント
汁料理マンガなる新たなジャンルが出来つつありますね。
個人的にはおもしろいから賛成!w
Posted by あるてぃ at 2005年02月25日 19:17
>あるてぃさん

豪ちゃんは今どこで、何をしているのやら。
もうマガジンには戻ってこないのかなぁ。
Posted by ひとかた at 2005年02月27日 00:22
フグの出汁って・・・・・美味い不味い以前に危険だw
Posted by 通りすがり at 2005年03月01日 01:44