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「ふるう」という単語は「普段あまり使わないなあ」という方もいらっしゃるかも知れませんね。「ふるう」と読む漢字には「振るう」「奮う」「震う」などが挙げられます。

「ふるってご応募ください」という文面をよく見かけますが、「どの漢字をあてはめる?」と聞かれたらどれだかちょっと迷ってしまいますよね。今回は三つの「ふるう」について紹介していきましょう。まずは「振るう」から紹介します。

振るうは、「物を左右に揺り動かす」という意味で使われる漢字です。また、「ものの勢いが増す、盛んになる」という使い方をすることもあります。なお、「能力を発揮する」という使い方をする場合は「揮う」と書く場合もあります。

「振」という漢字には「ふり動かす、揺れ動く、盛んになる、おののく」などの意味があり、「振」を使う熟語には「三振」「振鈴」「不振」「共振」「振動」「振興」「振起」「振子」「振古」などが挙げられます。この振るうは以下のように使います。

竹刀を闇雲に振るうのは止しなさい。小麦粉とベーキングパウダーを振るいにかける。国旗を振るってマラソン選手を応援した。肩に止まった虫を振るい落とした。女の子に暴力を振るうなんて最低だ。自慢の腕を振るって描いた絵画を見せてほしい。

次に「奮う」について紹介します。奮うは、「気合いを入れる、心でふんばる、気持ちをわきたたせる」という意味で使われる漢字です。

また「奮」という漢字には「勇気をわきたたせる、はばたく」などの意味があり、「奮」を使う熟語には「興奮」「奮起」「奮闘」「奮然」「奮戦」「奮励」「発奮」「感奮」「奮飛」などが挙げられます。この奮うは以下のように使います。

彼女と一緒にお化け屋敷に入るのに僕は心を奮い立たせた。皆さん奮ってご参加いただくようお願いします。彼の応援ソングを聴くと気持ちが奮い立つ。

次に「震う」について紹介します。震うは、人やものがガタガタと揺れ動く場合に使われる漢字です。また「震」という漢字には「大地が揺れ動く、おそれる、おののく」という意味があり、「震」を使う熟語には以下のようなものが挙げられます。

「震動」「地震」「微震」「耐震」「震度」「震災」「激震」「震撼」「震駭」などなど。この震うは以下のように使います。

彼は寒さのためかカタカタと小さく震えていた。どこからともなく注がれる視線に身震いがした。彼女は悲しみのあまり震える声で話し始めた。緊張で脚が震っている。その瞬間に地面が大きく震った。怒りでわなわなと腕が震う。

最後にそれぞれをまとめておきましょう。振るう…物を左右に揺り動かす場合に使う漢字。また盛んになる、という意味も持っている。奮う…心や気持ちをわきたたせる、という意味で使われる漢字。気合いを入れる、勇気をわきおこさせる、という意味でも使う。

震う…人や物が小刻みにカタカタと揺れ動く場合に使われる漢字。また「震」には「大地が揺れ動く」という意味もあるので地震に関する熟語が多い。