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「まじる」と読む漢字には「交じる」「混じる」「雑じる」などの漢字が挙げられます。このように三種類もあるのに、どれも似たようなイメージのため、使う際に「どれを使ったら良いか迷った」という経験がある方も多いのではないでしょうか。今回は、以上の三種類の「まじる」について紹介していきましょう。

まずは「交じる」から紹介します。交じるは、質の違うものが色々と入り組んでいる、という場合に使われる漢字です。また「交」という漢字には、「まじわる、お互いに入り組む、かわす」などの意味があり、「交」を使う熟語には次のようなものが挙げられます。

「交歓」「交換」「交配」「交差」「交錯」「交点」「交際」「絶交」「親交」「外交」「交遊」「交代」などなど。この交じるは以下のように使います。

小さな子供からお年寄りまで交じって遊べる遊びを考えてほしい。オスのヒヨコの中にメスのヒヨコが交じっているが見分けがつかない。このクラスにはベトナム人の生徒が交じっている。栗の中にドングリが交じっている。ウノのカードにトランプのカードが交ざっている。イチゴとラズベリーが交じった冷凍果物。

次に「混じる」について紹介しましょう。混じるは、「元々別のものがいりまじって一緒になる、分けられなくなる」という使い方をする漢字です。

ちなみに「混」には「まじりあう、入り乱れる、はっきり区別がつかない様子」などの意味があり、「混」を使う熟語には次のようなものが挙げられます。

「混入」「混合」「混浴」「混乱」「混沌」「混交」「混淆」「混雑」「混戦」「混線」「混迷」などなど。この混じるは以下のように使います。

彼女はロシア人の血が混じったハーフの女の子だ。どうして黒い絵の具に白い絵の具を混ぜたら赤になると思うんだい。ここでこの川とこの川が混ざって大きな一つの川になる。お湯にだしとしょう油と酒を混ぜる。牛乳とレモン汁が混じると化学変化が起きる。

次に「雑じる」について紹介しましょう。雑じるは、本によっては「混じる」が使われることもありますが、「あるものに異物が入り込んでしまった」という場合に使われる漢字です。

ちなみに「雑」という漢字には「入り乱れる、まとまりがないほど乱れる、純粋ではない、ごちゃごちゃしている」などの意味があり、「雑」を使う熟語には次のようなものが挙げられます。

「雑穀」「雑種」「雑用」「雑魚」「大雑把」「雑多」「雑菌」「雑居」「乱雑」「雑食」「雑然」「雑念」「煩雑」「繁雑」「蕪雑」「粗雑」などなど。こちらの雑じるは以下のように使います。

米に虫が雑じってしまった。ノイズが雑じって聴き取りにくいなあ。ケーキの中に指輪が雑じっていたけどこれってプロポーズ?なぜかホットケーキの生地に石ころが雑じっている。

最後にそれぞれをまとめておきましょう。交じる…質の違うものが同じ場所に、色々と入りまじる場合に使う漢字。「混」はとけ合ってまじるのに対して、「交」はとけ合わない場合に使う。

混じる…元々は別のものが入りまじって、区別がつかなくなる、混じり合ってわけられなくなる、という場合に使う漢字。雑じる…あるものに異物が入り込んでしまった場合に使う漢字。「混」が使われることも。