「わかる」と聞くと、あなたはどの「わかる」を思い浮かべるでしょうか。わかるには、「分かる」「解る」「判る」などの漢字が挙げられます。「どれがどうだかよくわからないから、わかるにはひらがなを使う」という方も多いことでしょう。

実際のところ、どの「わかる」も、意味合いにそれほどの大差がないので「わかる」と書いてあるのは漢字よりも、ひらがなの場合が多いのです。ですが、細かい使い分けができるとちょっとカッコいいですよね。

今回は、「分かる」と「解る」と「判る」の三種類のわかるについての、使い分けを紹介しましょう。もしも使い分けをする機会があれば、この記事を参考にして、ぜひ使い分けをしてみてくださいね。

まずは「分かる」から紹介しましょう。分かるは、区別がつく、見分けられる、わきまえる、という意味を表す「わかる」です。

「分」を使う熟語で、「分かれる」の時に紹介したもの以外の熟語には、次のようなものが挙げられます。「区分」「身分」「本分」「分明」「自分」「検分」「領分」「分限」など。この分かるは以下のように使います。

僕はサメのオスとメスが分かる。双子の違いが分かるのは母親だけだ。食べごろのスイカとそうでないスイカが分かる。

遠くからでも憧れの先輩がどこにいるか分かる。やってい良いことと悪いことくらい分かる。弟の好きな物と嫌いな物はだいたい分かる。このマグロが天然なのか養殖なのかよく分からない。

次に、「解る」について紹介しましょう。解るは、その知識が身に付くという場合に使う漢字です。また、物事を正しく理解するという場合にも使います。

「解」を使う熟語には次のようなものが挙げられます。「解明」「解説」「了解」「諒解」「弁解」「解脱」など。この解るは、以下のように使います。

涼子はとくに理科と算数がよく解る。おじさんは、お父さんと違って話がよく解る人だ。ラマーズ法は解ったけど、実際に行動できるか不安だ。カレーにマヨーネーズを大量にかけるという弟の行動は、私にはまったく解らない。

次に「判る」について紹介しましょう。判るは、物事がはっきりして明らかになる、という場合に使われる漢字です。

「判」を使う熟語には次のようなものが挙げられます。「判明」「判然」「審判」「裁判」「判断」「判定」「判別」など。この判るは、以下のように使います。

試験に受かったかどうか判ったらすぐ連絡してほしい。この「わかる」にどの漢字を使えば良いのか判ったぞ。

彼の罪状が判った。彼女の居場所がついに判った。なかなか思い出せなかった彼女の名前が判った!ずっと悩んでいた、薄毛の解消法が判った。

事件の真相が判った。おじいちゃんがなぜ怒っていたのかが判った。あいつが何を考えてるのかよく判らない。

最後にそれぞれをまとめておきましょう。分かる…区別がつく、見分けられる、という場合に使う「わかる」。

解る…物事を正しく理解する、という場合に使う「わかる」。判る…物事がはっきりして明らかになる、という場合に使う「わかる」。