「糖質制限健康法」というと聞こえは良いのですが、いわゆる「糖質制限ダイエット」となると、あまり過度にやり過ぎると、とても危険なものになります。理想的なボディを目指す人に、この健康法の効果と問題点を知ってもらい、正しい「糖質制限」を実践して欲しいのです。

まず糖質とは何かということですが、これは自然界では最も多い有機化合物の炭水化物の別名で、タンパク質と脂肪と共に生きものには無くてはならない、三大栄養素のひとつとなっています。栄養素ということは、人の身体の形成・機能維持を行うもので、ダイエットとも深く関係しているものなのです。

少し厳密に言うと、炭水化物がそのまま糖質という訳ではなく、糖質と食物繊維を併せて炭水化物と呼び、糖質は単糖類或いは二糖類などの糖類と、デンプンなどのそれ以外の成分に分けられます。数ある「糖質制限ダイエット」では、これらの細かい成分の摂取の仕方に特徴を持たせているようです。

糖質を摂らないようにと、炭水化物を制限すると、当然のように一時的にダイエットはできるのですが、同時に身体に必要な栄養素も不足となってしまい、大きな危険を伴います。そこで、極端な糖質制限とならないように、健康的にダイエットできる食べ物を知って、それを食べるようにすれば良いのです。

糖質制限をして現われる効果は、①血糖値が上がらない、②膵臓が疲れない、③よけいな脂肪が溜まらない、というものです。反対に心配される問題点には、①エネルギー不足、②コレステロール増加、③低血糖、④食物繊維不足、⑤微量栄養素不足、⑥ストレス、⑦筋肉太り、などがあります。

このように、効果よりも問題点が多く考えられる糖質制限ですので、その実践がとても難しく、正しいやり方を知っておくということが大事なのです。それでは、正しい糖質制限のやり方を紹介していきましょう。

初めに知っておくべきことは、1日に摂取すべき糖質の量です。糖質制限で一番危険なことは、必要な量までも糖質を制限してしまうことです。

人には、1日に体重の千分の一の糖質が必要です。つまり、体重50kgの人であれば50g、100kgのおデブちゃんで100gの糖質を、1日で摂取しなければならないのです。

次に知っておくべきことは、糖質の少ない食べ物を優先して食べるということです。或いは、少なくとも食べ物の中の糖質の含有量を把握しておき、1日の摂取量を守ることが必要になります。

主食100g中に含まれる糖質の量は、パスタ70g・白米55g・餅50g・食パン29g・中華めん29g・そば24g・うどん21gです。豆類では、乾燥小豆41g・納豆5g・絹ごし豆腐1.7g・豆乳3gです。

果物の糖質の含有量は、バナナ1本(大)42g・リンゴ(中)30g・グレープフルーツ(中)20gです。そして野菜100g中には、さつまいも29g・かぼちゃ18g・じゃがいも16g・ブロッコリー7g・ニンジン6gの糖質が含まれています。

ここには糖質の含有量の高いものを上げてみました。これ以外の主食・豆類・野菜・果物はもう少し低めの糖質量であり、肉類・魚介類ではもっとグッと少ない糖質量となっていますので、糖質制限ではあまりきにしなくてもかまいません。

他に糖質制限で注意すべきことは、筋力を低下させないようにタンパク質を摂取する、週2回トレーニングを行なうことです。そして、特に注意しなければならないのが、週に1日は糖質制限を止め、代謝の悪化・栄養の偏りを防ぐということなのです。

以上のように正しい糖質制限の方法を理解して、それを実践することによって、理想的なボディに向かって進んで行きましょう。