たわしと言えば、昔からある台所などでの洗い物に使う道具ですが、中には「健康たわし」というものもあります。これは人に使うもので、洗うというかマッサージ用に使うものなのです。

このたわしで身体をマッサージして、健康になろうという健康法があり、これはお風呂の中で簡単にできる、「たわし健康法」というものです。たわし自体は植物繊維でできているため、とても身体にやさしく、価格も千~2千円前後と、まずまずお手頃なものとなっています。

「たわし健康法」は、日本に昔からある「乾布摩擦」のようなものですが、わざわざマッサージの時間をとらなくても、お風呂に入ったついでに、簡単にできるので、まったく時間の負担になりません。忙しい現代人にあった、簡単お手軽健康法なのです。

「乾布摩擦」では、皮膚を刺激することによって、血行が良くなり自律神経が整えられます。これによって、風邪予防・喘息予防ができ、刺激された肌もスベスベ・生き生きとした状態になるのです。

同じように「たわし健康法」でも、多くの効果が現われてきます。血行不全・冷え症・便秘・肩こり・腰痛・足の疲労とむくみなど、全身に渡っての効果があると言われているのです。

初めて「たわし健康法」をやる人にとっては、たわしの刺激は強すぎることもありますので、柔らかめのたわしを使い、皮膚の厚いところ、心臓から遠いところから、徐々に慣れていくことが大事です。そして、時間を有効に使うためにも、お風呂で身体を洗うのも兼ねて、ボディーソープを使って刺激を和らげるやり易いでしょう。

血行不全を改善するには、まず手のひらから肘の方へと、腕の内側を「健康たわし」でマッサージしていき、その後、手の甲から肩まで腕の外側をマッサージするのです。また、肘の内側から腕の付け根までマッサージをすると、呼吸器の健康も促進されます。

冷え症を改善するには、すねとふくらはぎを足首から膝の方へと、「健康たわし」でマッサージすれば効果的です。これも、血行が改善されることによるなのです。

便秘を改善するには、おへそのまわりを時計回りに、「健康たわし」で丸くマッサージしていくと、日毎に胃腸の機能は強化されていきます。もし、ウエストを気にしている人であれば、そこは強めにすれば良いですし、背中をマッサージするのも効果が上がるやり方です。

肩こりを改善するには、肩の付け根と肩先の間を、「健康たわし」でマッサージし、血行を良くします。また、たわしを持って肩から背中の部分をマッサージする行為は、四十肩(五十肩)になりにくくする動きにもなっています。

腰痛を改善するには、腰の中央と左右を、背骨に沿ってそれぞれ「健康たわし」で、上下にマッサージします。症状がひどい時には、あまり力は入れずにそっとマッサージした方が良く、これでも血行は良くなり、腰痛が改善されるのです。

足の疲労とむくみを改善するには、足裏を「健康たわし」でマッサージすると良いでしょう。足指への刺激は冷え症改善につながり、踵をこすることによって、古い角質も落ちるので、ツルツルできれいな踵を手に入れることもできます。

「健康たわし」は、あの「亀の子束子(かめのこたわし)」で有名な会社で販売していて、最も柔らかいサイザル麻のみのもの、サイザル麻と少し硬めの棕櫚を併せたもの、棕櫚のみのもの、硬めのパームのみのものの4段階の硬さがあります。形も、通常のたわし型、紐付き、柄付きと選ぶことができます。

初めのうちはあまり刺激の無いものから、この健康法を始めてみましょう。そして、少しずつ自分に合ったたわしにし、お風呂ついでに簡単に健康な身体を作っていきましょう。