身体に良い栄養素をたくさん含んでいる米糠を摂取するのが、「米糠健康法」です。便秘が改善されてダイエットになったり、肌の若返りやニキビが無くなったとの話も聞かれます。

玄米のまま食べても良いのですが、チャーハン・カレーライス・ぞうすい焼きそばなどの主食、餃子・ハンバーグ・ポテトサラダ・とんかつ・卵焼きなど様々なおかず、和風から洋風まで幅広くスープに入れても違和感はありません。いちばん人気の食べ方は、クッキー・ケーキ・おやき・お好み焼きなどのお菓子系に混ぜるというものです。

米糠には、「フィチン酸」・「イノシトール」・「フェルラ酸」・「γ-オリザノール」などのあまり聞きなれないけれど、様々な病気・症状の改善・予防に効果のある成分が含まれています。その他、食物繊維・ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンE・鉄・マグネシウム・マンガンなど、身体の形成・維持に欠かせない成分も豊富です。

フィチン酸は、未精製の穀物や豆類に多く含まれる物質で、玄米(主に糠部分)には約1.1%含まれています。大腸癌・乳癌・肺癌・皮膚癌・尿路結石・腎結石を予防する可能性を秘めており、抗癌・抗腫瘍・抗酸化の各作用での治療への応用が考えられています。

イノシトールは、穀物の糠や豆類・果物などに多く含まれる物質で、フィチン酸はこれと一緒に摂ることで効果が増します。脂肪肝・高脂血症の治療に使われ、セロトニン異常要因のうつ病・パニック障害・強迫性障害の治療にも効き目があるとの報告もあります。

フェルラ酸は、米・小麦・ライ麦・大麦や、コーヒー・ピーナッツ・リンゴ・オレンジなどの種の中に多く含まれる物質で、玄米(主に糠部分)1kgには約100mg含まれています。抗酸化作用があり、人に直接当てはまる訳ではありませんが、動物実験で乳癌・肝臓癌への抗腫瘍活性を示しています。

γ-オリザノールは、米糠の脂質の中に含まれる物質で、フェルラ酸と二次情報伝達物質で脂質であるステロールと縮合したものです。コレステロールの吸収を抑え、客観的所見に乏しい頭重・イライラ・疲労感・不眠症などの症状の医薬品に使われ、紫外線防止用の化粧品にもなっています。

食物繊維は、消化されることが無いことから栄養素ではありませんが、人体に有用な働きをすることから、食事で摂取する目標値が設定されています。ワカメ・ヒジキに60%以上と特に多く含まれ、玄米では3%含まれています。

効能としては、脂質異常症・便秘・肥満・糖尿病・動脈硬化・大腸癌の予防などがあります。また、ビタミンB群を合成したり、食べ物の中の毒性物質の排除促進などの作用が確認されています。

ビタミンB1(チアミン)は、糖質・分岐脂肪酸の代謝に使われ、酵母・豚肉・胚芽・豆類に多く含まれ、日本では米糠からこれを抽出しました。過剰分はすぐに排出されるため取りすぎの心配はなく、少なくなると脚気・神経痛・筋肉痛・関節痛・心臓肥大・などの病気・症状を発症します。

ビタミンB6が不足すると、痙攣・てんかん・貧血などの症状がでますが、抗生物質を使うなどの特別な状況が無い限り、まず不足するということはありません。ビタミンEが不足すると、不妊症・筋萎縮症・脳軟化症になるとも言いますが、普通に食事を取っていればまず不足することは考えられません。

米糠に多く含まれるミネラルにも、非常に重要な機能があります。鉄は血液中で酸素を運ぶ機能に関わっており、マグネシウムは糖尿病・うつ病・免疫系との関連性が報告され、マンガンは骨の形成や代謝・消化などの補助の働きがあります。

これであなたも、簡単お手軽に美人で健康になることができます。