東京地方裁判所平成27年(ワ)第20097号,損害賠償事件は,アヴァトレード・ジャパン株式会社との間で外国為替証拠金取引を行っていた顧客が,利益を得た取引を無効とされたことから,取引証拠金の返還及び遅延損害金の請求を求めた事案です。

具体的には,平成27年5月26日,顧客がアヴァトレード・ジャパン株式会社との間で外国為替証拠金取引を行い,合計2000万円を超える利益を取得して証拠金の額を増加させたところ,アヴァトレード・ジャパン株式会社より取引は約款10条により無効である旨を通知されて,表示される証拠金の額を一方的に減額されたことから,当職が顧客の代理人に就任して,アヴァトレード・ジャパン株式会社に対して証拠金の返還等を請求し,訴訟を提起したというものです。

裁判所の判断は判決書記載のとおりですが,結論を端的に申し上げれば,顧客の請求は認められるに至りました。

外国為替証拠金取引業者は,当職の認識する限りでは,約款を自己に都合の良いように解釈し,一方的に顧客に不利益を押し付ける傾向にありますが,業者の行為が不合理であると感じる場合には,当職のように自ら自動売買プログラムを記述するなど外国為替証拠金取引に精通した(但し自身は爆損して退場)弁護士に相談の上,訴訟を提起して裁判所の適正な判断を求めるべきであるものと自画自賛致します。

天法律事務所
弁護士 人見 勝行
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