そもそも,本当に儲かる案件であれば,独り占めをしようとするはずです。何故ならば,投資の世界では,誰かが儲かれば同じ分だけ誰かが損をすることになるわけで,本当に儲かる投資を他人に教えてしまうと,自分の儲けを減らすおそれが生じてしまうからです。

また,本当に月当たり1割の利益を確実に確保できるのであれば,複利運用することにより,1年後には3倍,2年後には9倍に増やすことができるわけですから,他人に教えるはずなどありません。
にもかかわらず,他人に教えるということは,

(1) 他人の資産を運用して,利益を生じた場合に利益を分配させる。損失を生じる可能性も少なくはないけれども,他人の資産に過ぎないので,損失を生じても自分には関係ない。
(2) 資産運用を手がける者に対して資産のある者を紹介し,仲介料を得る目的である。損失を生じる可能性も少なくはないけれども,他人の資産に過ぎないので,損失を生じても自分には関係ない。
(3) 最初から資産を騙し取るつもりであり,難癖をつけて返金はしない。

のどれかである蓋然性が高いのです。

自らの資産を失いたくないのであれば,必ず儲かる話を他人に教える馬鹿者はいないことを肝に命じなければなりません。

天法律事務所
弁護士 人見 勝行
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