Hitomi Nishiyama blog

pianist 西山瞳 Official site http://hitominishiyama.net

2. What do you do for money honey 危険なハニー / AC/DC エーシー・ディーシー

AC/DCは、映画ファンとしてもレパートリーに入れなきゃいけないなと、NHORHM企画初期から検討していました。

ハリウッド映画、アクションとかSF系の映画で「ここから逆転や〜!」「殴り込みに行くぜ!」という時、結構な確率でAC/DCがかかるイメージがあるんですが、そういう映画でAC/DCがかかるだけでちょっと笑っちゃいますけど、それでもテンション上がりますよね。

なかでも『バトルシップ』のAC/DCがかかるタイミングは、最高の最高です。

どこからともなく現れたこの頼れる爺さんたち からの、AC/DCで宇宙人へリベンジの準備。
この曲「Thunderstruck」は『アイアンマン』シリーズでも使われていましたね。

10/19公開の映画『デス・ウィッシュ』でも、予告編でAC/DCですよ。

いぇ〜い バックに流れると、とたんに殺しが軽くなるAC/DC。
こちらは「Back in Black」。

AC/DCいっぱつで、どんな内容&どんなテンションの映画かわかるって、なかなか凄いですよ。
サバスの「Paranoid」も同じ感じで使われるけど、AC/DCの方がオラ感が強くて、笑ってジョーク言い合いながら戦争に行く感じ。

ということで、AC/DCの選曲は、勿論『Back In Black』から。
というか、どの曲でもAC/DCの曲の「AC/DC感」って凄まじいので、どの曲を選んでも同じかなあと思い、数曲検討しました。非常に迷ったのですが、サビがコール&レスポンスっぽいこの曲が、比較的ジャズと通じるかなと思って、この曲「危険なハニー」に。

聴いているうちに、AC/DCのアゲ感はラテン音楽のアゲ感に通じるかも、と思いつき、ハーモニーはコンテンポラリー感を残しつつ、ティンバレスが入っても良いようなラテンの雰囲気でアレンジしました。テンポも原曲とほぼ変わっていません。

AC/DCの曲って、何というか、打ち上げ感があるんですよね(笑)。
NHORHMのライブでは、アンコールに演奏することが多いです。



バック・イン・ブラック
AC/DC
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
2008-10-22

今回も、一曲ごとの曲解説を書いていきます。
気長にお付き合い下さいませ。
(前作、前々作の曲解説も、当blogのカテゴリー「Metal」から過去記事でご覧になれます)


1. Madhouse マッドハウス / Anthrax アンスラックス

スラッシュ四天王を、ジャズ・アレンジでどう攻略するか、これはかねてからの懸案事項でした。
スラッシュって、やっぱり速さとかザクザク感が大事なので、それを譜面化すると、一気にぺらっとしたものになってしまうのです。メタリカしかり、メガデスしかり…
逆に言うと、音色と速さの持つエネルギーを最大限活かした音楽ということでもあるかな、と。
そう、スラッシュって、エネルギー量なんですよ。戦闘力の値が高いとでも言うか…

アンスラックスは、スラッシュ四天王の中でも、持っているエネルギーが明るいですよね。
一番最近のアルバムは、ちょっと落ち着いた感じになってましたが(そりゃ年月が経てば変化して当然ですし、これはこれで好きです)、『狂気のスラッシュ感染』のこの馬鹿みたいなテンション感がやっぱりアンスラックスならではなので、このアルバムから選びたかったです。

この頃のアンスラックスは、カッコいいんですけどリフを抽出してみるとどの曲も結構不思議な音列で、繰り返す回数も変な回数だったりしますし、正直譜面に落とした時は「意味不明」というワードが頭から離れません。PVも意味不明です。楽しいけど。

マッドハウスは、なんとかギターリフからアレンジを捻り出しました。
イントロは、元ネタのクロマチック下降のリフ+ギターソロ部分でダイアトニック下降スケールを弾いているので、それを組み合わせました。
毎回アレンジの際に、歌メロとギターリフや印象的なベースラインなどを全部抽出して書き出すのですが、マッドハウスから書き出した材料を見て、チック・コリア・アコースティック・トリオの感じでいけるだろうか…と手を付け始めました。
ソロ後、テーマに戻る前のユニゾンの部分は、この曲に使われている不思議な音列のリフを組み合わせたものになっています。

今回、オープニング曲なので短めに演奏していますが、普段はもっと長いですし、織原良次の織原良次らしいベースソロが炸裂していつも笑っちゃうので、ぜひライブでも聴いて下さいませ。



狂気のスラッシュ感染<デラックス・エディション>(紙ジャケット仕様)
アンスラックス
ユニバーサル ミュージック
2016-01-20



ちなみに、私のiPodにはウォーキングする時に聴く「ウォーキング・メタル」というプレイリストがありまして、アンスラックスの「Bring the Noise」が入ってます。歩くのにちょうど良いです。

タワーレコードの運営する音楽情報サイト「Mikiki」にて、デーモン閣下との対談記事が公開になりました。ぜひご覧下さい。

音楽はもっと自由であるべきだ!
西山瞳がデーモン閣下と語る、 メタル × ジャズなNHORHMのカヴァー作最終章
INTERVIEW - Mikiki
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/19476


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現在、ホームページ(http://hitominishiyama.net)に断続的に不具合が出ており、ご覧頂けない状況が続いております。
復旧まで、ライブ情報などは、ブログ(http://blog.livedoor.jp/hitomipf79/ )、NHORHM情報サイト(https://nhorhm.tumblr.com/ )をご覧頂ければ幸いです。

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本日10月17日、『New Heritage Of Real Heavy Metal 3』発売日です。
このプロジェクト、3枚続けてリリースできて、支えて下さった皆様に本当に感謝しています。ありがとうございます。3枚分の思いは、ライナーノートに書きましたのでご覧頂ければ幸いです。

今回の3枚目は、ライブで演奏してきたものが多いです。
また、ゲストとして、ギターにMary's BloodのSAKIさん、シンガーのマヤ・ハッチさんに参加してもらいました。お二人とも聴く側として演奏は聴いていたのですが、想像を遥かに超える素晴らしい演奏をして下さって、感謝です!嬉しいなあ。

そして、今回はTAGO STUDIO TAKASAKIで録音しました。(写真)
実はこの三部作、全部スタジオも使用ピアノも違うのですが、TAGOスタはイタリアのピアノメーカー「FAZIOLI (ファツィオリ)」のフルコンサート・グランドピアノが入っています。
長く聴いて下さっている方はご存知ですが、私は出来る限り自分の録音はファツィオリを使いたくて、今まで色んな場所でファツィオリを弾かせてもらいました。今回、メタル方面にもファツィオリをご紹介できるのが、非常に嬉しく思っています。楽器や録音については、また後日詳しく書きます。

また、ライナーノートに曲紹介は入れていませんので、また例年どおりこちらのブログにて、1曲ずつ曲紹介記事を更新しますね。

昨日、最初のレコ発ライヴを横浜のドルフィーで行いました。
お越し下さった皆様、ありがとうございました。
この後、11月後半に東京、名古屋、大阪、岡山で演奏します。
昨日も新アレンジを2曲ほど演奏しましたが、次のツアーにまた増えるかもです。

11月27日(火)新宿 Pit inn
11月29日(木)名古屋 Star Eyes
11月30日(金)大阪 Mr.Kelly’s
12月1日(土)枚方 メセナ枚方会館多目的ホール”HIRAKATA LOVE JAZZ 2018”
12月2日(日)岡山 サウダーヂな夜

それでは、ライヴ会場でお会いいたしましょう!

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