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「I'm Missing You / Hitomi Nishiyama Trio」(remaster)
アイム・ミッシング・ユー / 西山瞳トリオ(リマスター)

税込定価: 2,571円  ※販売終了
品番: MT-001
レーベル: Meantone Records
発売日: 2011年8月17日
(オリジナル盤発売2004年9月25日)
販売: ディスクユニオン


西山 瞳 ピアノ  Hitomi Nishiyama : piano
原 満章 ベース  Mitsuaki Hara : bass
川内 努 ドラムス  Tsutomu Kawauchi : drums

※bonus track
大谷訓史 ベース  Satoshi Otani : bass
清水勇博 ドラムス  Takehiro Shimizu : drums 

[収録曲]
01. This I promise you
02. Passato
03. Blue nowhere
04. Everytime it rains
05. Blast of wind
06. Sand castle
07. Epigraph
08. I'm missing you
09. Told at sunset ※
10. Extremes Meet ※
11. Aprilis ※

all songs composed by Hitomi Nishiyama
recorded on August 3,2004 at NMG studio
※recorded on 2005 at NMG studio


完全限定生産!!激レア盤遂に復刻!! 国内屈指のピアニスト/コンポーザー西山瞳の1stアルバムが未発表音源3曲を加えて待望のリイシュー!!!


■詳細
世界最大級のコンポジションコンペティション「International Songwriting Competition 2009(ISC)」においてジャズ部門3位という偉業を果たしたピアニスト/コンポーザー西山瞳。
2005年の横濱ジャズプロムナード・ジャズコンペティションでグランプリを受賞した国内屈指のピアニスト/コンポーザー、世界が認めた彼女の原点とも言える1stアルバム「I’m Missing You」が遂にリプレス!!2005年ジャズ・プロムナードのグランプリ受賞メンバーによる未発表音源「Told At Sunset」、「Extremes Meet」に08年『パララックス』のラストを飾った「Aprilis」の初期録音の3曲をボーナス・トラックとして追加収録!!!
転調を重ねる楽想の「ディス・アイ・プロミス・ユー」で幕を開けると、美旋律のバラード「パッサート」、メロディから物語が浮き彫りになる「ブルー・ノーホエア」、エンリコへの真摯な敬愛が伝わってくる「エピグラフ」と続く。とりわけ美しいメロディの連続で、ゆったりと時が流れるような「サンド・キャッスル」は、優れた作曲センスを強く印象付けてやまない。(ライナーより抜粋)




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■HMVニュース(2011年7月13日付)
「朗報! 西山瞳トリオの自主制作1st アルバムが限定リプレス!」
 アメリカの世界最大規模の作曲コンペティション「International Songwriting Competition 2009 (ISC)」において自作曲「Unfolding Universe」がジャズ部門で3位入賞を果たし、あらためて「世界のニシヤマ」を印象付けた国内屈指のピアニスト/コンポーザー、西山瞳。
 2007年にはストックホルム・ジャズフェスティバルに日本人として初出演。かの地ではメジャー・デビュー・アルバム『Cubium』をはじめ3枚の作品を録音し、目利きで知られる北欧〜欧州ジャズ・ファンのハートをしっかり射止め、「大和撫子版エンリコ・ピエラヌンツィ」といった称賛を浴びているのはご存知のところでしょう。もちろん日本でも、サバービア橋本徹氏監修によるコンピレーション『Apres-midi Pianos』に「Call」が収録されるなど、オーセンティックなジャズ・ファンはもとよりカフェ・アプレミディ〜フリーソウル界隈のリスナーからも高い人気を得ています。
 そんな彼女の2004年録音の自主制作盤、つまりメジャー昇格以前の実質的な初リーダー・アルバム『I'm Missing You』(原盤:Steps Records)がこのたび限定ながら再プレスされる運びとなりました。発売当時から各方面で話題となっていた本作ですが、限定プレスだったためにその翌年にはすでに市場から姿を消していた、いわば「幻の逸品」。昨今オークションなどではウン万円のプレミアが付いていただけあって、今回の再プレスは彼女のファンだけでなくピアノトリオ好きにも朗報と言えるのではないでしょうか?
 録音は、2004年8月3日 奈良にあるN.M.G. スタジオ。楽曲はすべて西山のオリジナル・コンポーズということで、すでにこの時期から優れた作曲センスが開花していることを強く印象付けてくれます。メロディの美しさ、リズムの起伏、楽想豊かなアレンジ。それらを弾き出すしなやかなタッチ。冒頭の「This I Promise You」から見事としか言いようがないほど華麗で瑞々しい空間が広がり、とくにそのメロディの美しさに心奪われることは必至でしょう。また、「Epigraph」などでは、敬愛するエンリコへの真摯な念が今以上にダイレクトに伝わってくると言えそうです。
 今回の再プレスに際して、ボーナス・トラックが3曲追加されているのも嬉しいところ。大谷訓史(b)、清水勇博(ds)という2005年ジャズ・プロムナードのグランプリ受賞メンバーによる未発表音源「Told At Sunset」、「Extremes Meet」、さらには同トリオで吹き込んだ「Aprilis」の初期録音を収録。いずれも2005年のN.M.G. スタジオでのレコーディングとのこと。
 ジャズ女性ピアニスト群雄割拠の時代に一際凛として美しく咲き誇る、西山瞳。世界を虜にした彼女の原点とも言える、忘れじの作品が再び世に出ることを祝って。


■HMV推薦文(2004年当時)
“日本のエンリコ・ピアラヌンツィ”、西山瞳の待望のリーダー作品。関西を中心として地道に活動を続け、ピエラヌンティに心酔した素直な気持ちを全てオリジナル作品にこめた「ピアノ・ファン」必聴の隠れ人気アルバム。「これ知ってる」は、ピアノ・ファンの合言葉です。


■イグザミナ(2005年4月号)
至福のひと時を過ごせる作品が見つかった! 昨年の秋、彼女から本作を預かった。その頃毎日、陽が落ちる時間になると店頭演奏した。ご来店のお客様から”今かかっているピアノは誰ですか?”とよく問い合わせがあった。全曲試聴していただくと、気に入って買って下さるお客様が多いのに驚いた。西山瞳は大阪在住、ピアノを教えながら演奏活動を続けている。二十四歳での初リーダー作は全曲オリジナル。彼女の演奏はアドリブがとてもドラマチックに展開していく。どの曲もメロディが魅力的な美曲だ。気持ちよく自然体で弾いているのが良い。一日の疲れを癒すには最適の一枚だ。(ジャズの専門店ミムラ 三村晃夫)


■ジャズライフ(2011年9月号)
「宝石のような輝きを放ち続ける激レア・デビュー作、再登場」
”後藤君、これ、持っておいた方がいいよ”ー西山瞳の名前を知ったのは、2004年、独立して間もない故・三村晃夫氏(7月29日に急逝した大阪「ジャズの専門店ミムラ」の店主)からだった。三村氏には関西で活躍するミュージシャンを数多く紹介されたが、西山もそのひとりだ。ちなみに彼女をスパイス・オブ・ライフに紹介、2006年以降の飛躍するきっかけを作ったのも、三村氏である。当時のジャズ界といえば、エンリコ・ピエラヌンツィやラーシュ・ヤンソンといったユーロ・ジャズ・ピアノ・ブームの真っただ中。最初の発売は2004年9月、当初は「ミムラ」の客以外誰も知らなかった。しかしその後レア盤紹介本で取り上げられ、マニア垂涎のコレクターズ・アイテムと広く知られるようになり、中古盤取扱店でも高額買取リストにも記されるようになった。西山は本作で、すでに唯一無二の作曲家としての才能を存分に発揮している。録音から7年の歳月が経過した今改めて聴いても、ひとつひとつの楽曲が宝石のような輝きを放ち、完成度の高さを再確認させられる。この後西山は、横浜のジャズ・コンペで優勝、世界最大級の作曲家コンペのジャズ部門で3位に入賞するが、2004年の時点で、彼女の才能を見抜いていた故・三村氏の慧眼にも敬服する。今回の再発では2005年録音の3曲が追加された。どれも彼女の原点を知る上で興味深い。