MT6

Shift / Hitomi Nishiyama Trio "parallax"
シフト / 西山瞳トリオ・パララックス

[CD盤]
税込定価 : 2,970円
品番 : MT-06
レーベル : Meantone (DIW)
発売日 : 2014年10月8日

[LP盤]
税込定価 : 4,400円
品番 : MTLP-2
レーベル : Meantone (DIW)
発売日 : 2015年2月14日

[メンバー]
西山 瞳 ピアノ Hitomi Nishiyama : piano
坂崎 拓也 ベース Takuya Sakazaki : bass  Website
清水 勇博 ドラムス Takehiro Shimizu : drums  Website
馬場 孝喜 ギター  Takayoshi Baba : guitar (track 2,3,6)  Website 


[収録曲]
1. Rock Out ロック・アウト (作曲 西山瞳)
2. Shift シフト (作曲 西山瞳)
3. Wright Flyer ライト・フライヤー (作曲 西山瞳)
4. Aquascape アクアスケープ (作曲 西山瞳)
5. Girl from Ipanema イパネマの娘 (作曲 Antonio Carlos Jobim)
6. T.C.T. -Twelve Chord Tune- ティー・シー・ティー 副題:トゥエルヴ・コード・チューン (作曲 西山瞳)
7. Move ムーヴ (作曲 西山瞳)
8. To The White Forest トゥー・ザ・ホワイト・フォレスト (作曲 西山瞳)
9. Analemma アナレンマ (作曲 西山瞳)
10. C Jam Blues シー・ジャム・ブルース (作曲 Duke Ellington)
※LP盤は 1、2、3、4、6、7、8、10のみ

録音日: 2014年4月20、21日 TAGO STUDIO TAKASAKI
録音エンジニア: 赤川新一 Shinichi Akagawa
使用ピアノ: FAZIOLI F278
ピアノ技術: 越智 晃 Akira Ochi
協力: TAGO STUDIO TAKASAKI、ピアノフォルティ株式会社 (FAZIOLI)
ディレクター: 真鍋 悟 Satoru Manabe (diskunion)


■内容
「稀代のピアニスト/コンポーザー西山瞳率いるピアノ・トリオ・ユニット"パララックス"第2弾が遂に登場!」
横浜ジャズプロムナードでのグランプリを始め、ストックホルム・ジャズフェスティバルへの招聘やアメリカ最大のインターナショナル・ソングライティング・コンペティション(ISC)での3RDプレイス獲得など、世界でも注目を集め、いまや日本ジャズ・シーンきってのピアニスト/コンポーザーへと登り詰めた西山瞳。若手屈指のベーシスト坂崎拓也とインディゴ・ジャム・ユニットのドラマーとしても活躍する清水勇博による3者が6年の時をへて邂逅を果たしたピアノ・トリオ・ユニット「パララックス」が待望の2ndアルバムをリリース。佐藤“ハチ”恭彦-池長一美とのトリオをアンサンブルを重視した「静」のトリオとするならば、このパララックスはアグレッシヴな仕掛けを随所に散りばめた「動」のトリオ、スリリングなプレイとギミックが織りなすテクスチュアに引き込まれる衝撃のサウンドを聴かせてくれる。西山瞳のオリジナルを中心に、希代のギタリスト馬場孝喜を迎えた3曲とパララックスならではの解釈で蘇るスタンダード・ナンバー「Girl from Ipanema」、「C Jam Blues」を加えた全10曲を収録した会心作!

LP盤は、DSDダイレクトカッティング採用! ※イタリアの名器『FAZIOLI』の日本総代理店代表アレック・ワイル氏をも唸らせたスタジオミミズクの名エンジニア赤川新一氏によるDSD(Direct Stream Digital)レコーディングを最大限に生かすべく、DSDマスターを持ち込みマザーへの ダイレクト・カッティングを採用。アナログ特有のぬくもりと広がり、マスタをも越える雑味のないクリアなサウン ドを実現。業界が絶賛した『西山瞳trio"parallax" / Shift』が最高峰の音質で待望のLP化!


■オンラインショップ
Diskunion
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Tower Records
Catfish Records




レビュー

【intoxicate】
ピアニスト西山瞳率いるトリオ=Parallax、6年の時を経て待望の2ndが登場! スウィングとは趣の異なるコンテンポラリーな要素を追究するこのトリオですが、至る所で駆使されるギミックは本作でも尚健在、さらに先鋭化、そして血肉化しています。特に変拍子を駆使した(1)におけるバンド全体の「動的」な演奏の突き抜け方は末恐ろしいほど。サウダージとは異なる彼女の憂いの在り方を、凛としたピアノが静かに語りかけてくれるジョビン(5)なんかも素晴らしいです。独自の発想と美意識という点で、西山瞳を超えるピアニストはいないんじゃないかなあ…なんて、僕は本気で思っている次第です。
intoxicate c平野望

【Jazz Life 11月号】
このトリオならではの危うさが加速した6年ぶりの邂逅
淡麗で力強いタッチが魅力のピアノとともに世界規模のコンペで入賞を果たすなど作曲でも高い評価を得ている西山瞳。彼女が率いるピアノ・トリオ・ユニット”パララックス”の6年ぶりとなる2ndアルバムが届いた。耽美的なサウンドのイメージが強い西山だが、”パララックス”ではギミックな複合リズムを用いるなど”攻め”のピアニストの面を感じさせる部分が多い。それは坂崎拓也と清水勇博というストリート的なテイストをもったメンバーとの化学反応によるものだろう。本作ではさらに馬場孝喜を加えてニューヨーク・コンテンポラリーな風味を醸し出し、このトリオならではの”危うさ”を加速させている。