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昨日は、朝からレッスンした後、BABYMETAL@新木場スタジオコーストでした。
The ONE会員限定のイベントで、抽選に当たって行ってきました。
終わったから言えるのですが、実は整理番号がかなり良い番号でして、開場前にこの位置でスタジオコーストの写真が撮れるぐらいの位置だったんですけど、嬉しいけど緊張しました。
時々お客さんから「関係者でライブ行ってるんですか?」と聞かれるんですが、普通にThe ONE会員です。アミューズが一瞬ジャズの原盤制作をやっていた時期があって、その時にデビューしてアミューズでCD3枚分お世話になっていたんですが、それももう大分前の話ですし、名前も結婚して変わった名前で登録してるので、申し込みしても誰だかわからないでしょう。
なのに、最近この件に限らずどうもくじ運が良くて、滅多に無い良番号だったので、番号を呼ばれたら他のお客さんが拍手と「死んでこ〜い!」のかけ声(笑)。でも私は背も低いし前に行ったら確実に潰されるので、後ろの一段上がった女性限定エリアの一番前にいて、開演まで近くの女性同士で喋ったりしてました。

いやー、楽しかったです。
ウェンブリー後の初めての日本のパフォーマンスを見れたことが、大変誇らしかったです。
BABYMETALのライブは、いつ行ってもどこか神事というか儀式みたいな印象を受けるんですけど、今日は一段高いところでフロアを見渡せる場所だったので、本当に、巫女と民衆だなと思いました。去年の映画、マッドマックス怒りのデスロードで、水くれって手を伸ばしている民衆の、あの感じにも似てました。(今回は会員限定だから、どちらかというとウォーボーイズかな)

そしてアモーレとKARATEで落涙しました。
冷静になるために、おもいっきりアイドル声なのになんで感動するんだろうと、少し引いて聴いて考えてたんですよ。

大阪にいた時、仕事の最初は歌伴が多く、大学のヴォーカルコースで人間カラオケマシンみたいな伴奏仕事も大量にやっていたので、歌手を目指す若い女の子の歌は散々聴いていましたが、SUちゃんの声はそんなに好きな方の声質でもないけど、SUちゃんの歌はすごく好きなんですよね。
ライブでダンスしながらあれだけ歌って、後半になってもピッチが揺らぐこともあまりないので、体力的なトレーニングも相当積んで、音楽自体の基礎体力もかなりあるんだと思います。
特徴的に感じるのは、とにかくまっすぐに歌ってるんですよね、ライブでも。
言葉の入口を少ししゃくったり、色気出してフェイクしたりビブラートかけたり、そういう事が90分一切なかった気がします。言葉尻、音の終わるところまで、終始まっすぐなんですわ。(前に見た時は、一瞬そういう時間があった気がするので、たまたまかもしれませんけど。)
普通、人間なのでそういうわけにいかないと思うんですよ。色気出したいし、自分のこと表現したいって思うし。
でも、まっすぐを貫徹していると、自分の感情よりも優先すべき別の何かを貫き通したい、自分じゃないどこかに捧げている意志みたいなものを感じるんですね。音楽やってなくて分析的に聴いていない人も、こういう細部の積み重ねが全体の印象に大きく影響を与えるので、絶対じわじわ知らぬ間に効果与えていると思います。

余談ですが、世間的に歌が滅茶苦茶上手と言われているポップスシンガーでも、わりと多くのミュージシャンがあの歌い方は好きじゃないと言う人が何人か思い浮かぶんですけど、私もそういう印象で「どう?私上手いでしょ?見て見て!」と言わんばかりの技術を駆使した歌を歌われると、音楽よりも前に、その人本人のエゴみたいなものを強く感じてしまって、萎えちゃったりするんですね。SUちゃんにはそういうところが一切ありません。丁寧にロングトーンする、自分じゃない音楽の神様に向かって忠実に誠実に音を出す、それに惹かれるんだと思います。その上で、バックバンドが本気でメタルやっている、っていうバランス感覚がいいんでしょうね。

あと、KARATEは歌も歌詞もアレンジも良いですが、あれ、稀代の名振り付けじゃないですか? 生で聴いて見て、勇気の出る良い歌だなあと思いました。

次回は東京ドームまで、ワールドツアーを終えてスケールアップしたステージを、楽しみに待っています。