2007年08月

2007年08月30日

古典を聴く

古典の会
 「第二十回 藤井泰和 地歌の会」を岡崎市甲山会館なるホールにて聴く。
 キャパ約200人ほどの小さなホールではあるがほぼ満員。
 演目は「袖香炉」 「残月」 「根曳の松」の3曲。知ってる人は知ってるけど知らない人は全然知らない名曲3曲によるプログラム。
 
 「地歌」は関西を中心に発展した三味線歌曲。これに箏、胡弓もしくは尺八が加わって三曲合奏という合奏形態を成し江戸時代に芸術的に完成された音楽である。

 「地歌」に限らず日本の古典音楽というのは間口が狭い。要するに一回、二回聴いただけでは単なる退屈な音楽で終わってしまうのであるが、間口が狭いだけに奥が深い。まるで鰻にしかけた罠のごとく入り口が狭いだけにはまってしまったら抜け出せない。

 かく言う私も特に30代後半に差し掛かってからというもの、古典邦楽、特に「地歌」にガッツリはまってしまった。

 高校の頃、「早く」「強く」のみを追求して箏を弾きまくっていた時代、古典を演奏する機会があり、勢いを殺しつつ奥行きのある演奏表現を強いられた。しかしながらこれが大変心地よい。いつか本当に古典が好きになって抜け出せなくなる時代が来るだろうな・・・とは子供心に思っていた。

 今日の藤井師の唄も三味線も本当に素晴らしかった。2曲目の三曲合奏、藤井師門下の方達の三味線斉奏、斉唱も素晴らしかった。良い古典を聴かせてもらった。アリガタイ、アリガタイ。

 許可があるのかないのか本番中に写真を撮りまくっていた、本人だけ小さい声のつもりで演奏中にしゃべっている恥ずかしい二人の哀れなおっさんもいたが、良い演奏に免じて許してやろう。
 

  
 

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2007年08月29日

リハーサル三昧

 天台宗の総本山、比叡山延暦寺には「廟」と呼ばれる修行に集中するための建物、施設があって90日間にわたり座禅をしまくる、読経しまくって修行することを「座禅三昧」「読経三昧」(呼び方が違うかも・・・)といったような呼び方をするそうである。
 そんなこんなでたった2日間ではあるが私にとっては「リハーサル三昧」の日々。

 リハ三昧1
 火曜日。日本酒の名店「天に月、地に山」の大将と「峰と海の会 第一スタジオ」に於いてリハを敢行。9月30日(日)にお店でライブを行うことになった為で、大将作曲によるソウルフルな楽曲にアドリブで私の二十絃をかぶせさせていただく。最近頓に楽譜に忠実に演奏するよりコードによるアドリブ演奏を好む傾向があり、約二時間、暑く、熱くおじさん二人のセッションを展開。悦に入る。






リハ三昧2
 水曜日。9月8日(土)に迫った岡崎市ギャラリー「葵丘」における観月コンサートの為のリハーサルを同スタジオにて行う。昨日とは打って変わってそれぞれの魅力を備えた二人の女性とともにリハを敢行。篠笛、二胡、二十絃というあまり聴くことが出来ない編成での合奏。思いの外良い感じに仕上がりこちらも本番での演奏が楽しみになって来た。

 

 



 延暦寺の中には大変美しい枯山水の庭園がある。修行僧の方が丹念に掃除をされることでその美しさが保たれているのだが、終わることのない作業が続くことから庭園の清掃作業を「掃除地獄」と呼ぶのだそうだ。
 私に当てはめるのであれば合同のリハを迎える為の「稽古地獄」。その後の本番を迎えるための「練習地獄」。前述の「掃除地獄」のように演奏家である以上避けることの出来ない、終わることのないこの地獄であるが、乗り越えた時に得られる満足は苦しみがあってこそ。悦楽の極地であることも少なくない。(その逆も多いけど・・)
 
 究極の喜びに至るため、これからも地獄が続く・・・。

hitorigoto44121 at 22:13|PermalinkComments(3)TrackBack(0)

2007年08月26日

静かなるお客様

慰問1
 いつも大変お世話になっている方の依頼で愛知県豊明市の老人施設にて慰問演奏をさせていただく。出演は私(箏・二十絃)と父親(フルート:本業箏の先生)。
 早朝に豊橋を出発。食堂での演奏の為、入所されている方達が昼食を取られる前に音響の仕込みとサウンドチェック。その後、絶品蕎麦ランチをご馳走になりご満悦。


慰問2
 午後2時15分演奏開始。
 演目は箏独奏で「六段の調べ」「さくら」。
 フルートと共に「浜辺の歌」「花」「千の風になって」。
 二十絃独奏で「蒼月之曲」。そして再びフルートと「春の海」。エンディングは皆さんと「ふるさと」の合唱。

 不自由な体の方もおられる中、最後まで静かに聴いて頂き本当にありがたかった。多くの場合、一番人生を謳歌されておられる年代の女性達の熱いリアクションの中演奏させて頂くことが多い中で、比べれば確かに今日のお客様達は静かなリアクションではあった。しかしながらそれぞれに演奏を楽しんで頂いていることを実感。しみじみしてこちらも気持ちよく演奏させて頂いた。

 演奏終了後、何人かの方につたない演奏ではあったが演奏に対してお礼を言って頂いた。
 その中のひとりに矍鑠とした老紳士がおられた。御年93歳。最近頓に自分の歳を気にする63歳になるうちの父親を捕まえて「お若いですな。まだまだこれから!」と言い放たれておられた。
 まったくそのとおりでございます。

 充実した一日であった。

 

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2007年08月22日

小さな幸せ

 午前中に生徒さんに稽古を付けさせていただく。
 その後、今日は遠方でリハ(車で90min)。時間がない・・。
 でも、腹減る。
 冷蔵庫開ける。
 「イカソーメン」(賞味期限切れ)発見!
 ひるまず思いつきで作ってみました。卵黄と刻みネギを加えたイカドンブリSP。
イカ丼
 



 美味い!美味すぎる!!
 なんともたよりない歯ごたえのイカとごはんの相性が最高!






完璧ランチ
 作り置きソーメンで作ったぶっかけ素麺と合わせて完璧ランチ。
 小さな幸せ発見であります・・・。



 



 
 
 リハも無事終了(遅刻もしませんでした)。
 
 帰宅後、映画「怪談(中田秀夫監督 尾上菊之助 黒木瞳 主演)」を山田君(嫁)と観る。
 
 げに恐ろしきは人間なり・・。
 
 南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・。


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2007年08月19日

盆休み追想

ロシア民謡「一週間」のメロディーに乗せて・・・。

1,2,ハイ!

カビ取り
日曜日は墓参りに行き〜風呂のカビを取ってみた。




てゅらてゅらてゅらてゅらてゅらてゅらら〜
てゅらてゅらてゅらてゅらら〜    (※繰り返し)





迎え火
月曜日に迎え火をして〜(その後BBQ)










無事納車
火曜日は自転車修理。(甥っ子も喜んでくれました)




(※繰り返し)







送って・・
水曜日に送り火をしてえ。(じいちゃん、ばあちゃんまた来年。その後洗車)











買い物
木曜日に買い物をして〜。




(※繰り返し)





野球観戦
金曜日は野球観戦。(落合監督、審判に抗議するの図)












編曲終了
土曜日に編曲終了!(その後自転車に乗る)










楽しかった盆休み。
明日から仕事が一杯〜。
(※繰り返し)
(※繰り返し & Molt rit.)    Fine.

hitorigoto44121 at 12:21|PermalinkComments(7)TrackBack(0)

2007年08月14日

Re Cycle.

修理前
 お盆の休みを利用して弟(二児の父。趣味は釣り)の自転車を直す。
 弟の自転車(MTB)、十数年にわたり物置に放置されておりずーっと気にはなっていたのだが、先日甥っ子(弟の子。小六)とサイクリングをした折、彼が随分小さい自転車に乗っており、今月が彼の誕生日でもあるので思い切って修理を決断。自転車修理だけに本当のリサイクル(Re Cycle)。
 お昼過ぎ、自転車を引き取りに。
 雨ざらしでなかったこと。購入後すぐ、弟自身MTBが性に合わないことを悟り(MTBなのに大股開きのヤンキー乗り。しかも変速ギアを使わない)殆ど乗らなかったのが幸い。意外に破損もなくひたすら倉庫で薄汚れましたという感じ。タイヤとチューブがちょっと心配。

修理中
 完全洗車の後、タイヤをばらしてチェック。その間山田君(嫁)は「KURE5−56」でひたすら錆取り。チューブは大丈夫。タイヤも少々くたびれているが空気を入れればシャンとしそう。ホイール中のゴムのバンド(チューブとスポークの付け根が干渉しないように巻かれている)が劣化の為切断されていたので近所の自転車屋に買いに行く。(300円)






修理後
 約2時間で作業終了。
 試乗しながらブレーキを調整。なんとか乗ることが出来るようになった。
 私も山田君(嫁)も汗だく。されど気分はとてもさわやかだった。

 今回直した程度の自転車。自転車量販店やホームセンターに行けば割と安価に買うことが出来る。
 この暑さ。そして自転車直すこと以外にもやろうと思えば、というかやらねばならぬことも多いし正直修理については勢い二の足を踏みそうだった。けれども、パーツを買うために寄った自転車量販店の駐車場に山積みにされた百数十台は有ろうかという自転車を見て気が変わった。手間を惜しんでいてはいけない。お金を出せば何でも手に入る時代なんてその内終わる。お金で買えない物に価値を見いださなければいけない。
 実際汗だくでの二時間余りの時間は私たち夫婦を幸せにしてくれた。
 飲んだサイダー、美味しかった・・。

 甥っ子が気に入ってくれると良いのだが・・。
 彼が気に入らなければ私は2台のMTB所有者になれる。それはそれでよいよい。
 あ〜エコエコ。

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2007年08月12日

難曲探検2007夏

難曲1
 来月、韓国での演奏に際し宿題を二つ賜る。まさに学生に戻った心境。
 
 一つは韓国の箏「カヤグム」と二十絃箏の二重奏を作曲・・とまではいかないが編曲と楽曲構成を、もう一つは「カヤグム」の先生のリクエストで三木 稔作曲「松の協奏曲」という曲の独奏二十絃を現地で演奏せねばならなくなってしまったこと。

 「松の協奏曲」恥ずかしながら全く知らない曲。
 作曲者の三木 稔氏は二十絃箏の開発者でもあって氏の作品、数曲であるがレパートリーとして持ってはいる。しかしながら兎に角どの曲も難曲なのである。

 難曲2
 ご多分に漏れずこの曲もえらい難曲なのである。
 昔から既成の曲を演奏するに当たって私は殆ど音源を聴かない。まず楽譜のみで徹底的に練習する。今回もそのスタンスで練習を積んでいるのだが楽譜という地図だけをもとに彷徨い苦しむ様は探検にも似て・・・・。

 遭難寸前であります・・・。

 




 今日、いつも見ている新聞の占いの欄に「盆と正月が一緒に来たような出来事が・・」
と、あったが何もなかった・・。
 盆はもうすぐだし、こうなったらくそ暑い中お節料理でも食べますかね。

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2007年08月09日

観月コンサート

観月コンサート
 岡崎市明大寺町にあるギャラリー「葵丘」に於いて開催される「観月コンサート」に出演させて頂くことになった。
 共演は二胡の中村ゆみこさんと篠笛のちゃぼさんのお二人。
 
 弾いて良し、しゃべって良し、見た目良し(しゃべらない時)の三拍子揃った中村さん(中村さん、今回はこれ位で勘弁して下さい・・)がいらっしゃるので本来は無口なのにいつも無理やりMCをさせられている私も今回は演奏に集中出来るかも・・?
 
 「今回は篠笛も入れて下さい。しかも美しくて激しい篠笛。」という葵丘のマネージャー様の依頼で出演をお願いした和太鼓「志多ら」のちゃぼさん。今回も毛穴から出血するくらい熱く、月が涙で霞む位美しい音色を奏でて頂けると思う。

 このお二方とともに演奏させて頂く約2時間。オードブルと飲み物が付いて5000円。お洒落な空間での落ち着いた大人の時間をお楽しみ下さい。

 9月8日(土)午後六時開場。 午後六時半開演。

 「葵丘(ききゅう)」 岡崎市明大寺町西郷中39−77(名鉄東岡崎駅南)
   Tel 0564−57−1451  Fax 0564−57−1452

 副題としてチラシに記載されていた詩(後撰集より)

      「秋の夜の 月の光は清けれど 人の心の隅は照らさず」

人の気持ち・・。全ては知らない方が良いときもあるかな・・・。(私は知られたくないかも)

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2007年08月07日

一点もの

一点もの
 モノトーンの衣類が好きなのである。
 なので白いTシャツやそれに準じた色の服を好んで着るのであるが、汚れやすいのがたまに傷。
 仕事の時は大量の楽器や機材を搬出入するので血と汗と涙と埃であっという間に泥だらけ。
 またいい年をしてカレーうどんの汁、味噌煮込みうどんの汁、あんかけスパのソース、そしてなぜかカレーそのもの、そして飲み会で盛り上がればビールやら日本酒やら焼酎やらもモノトーンのシャツに染みこませしまう・・・。
 そんなこんなで着られなくなったシャツや帽子が溜まってきたのであるが(捨てられない・・)今日それらを全てまとめて山田君(嫁)が汗だくで涼しげな青色に染め直してくれた。
 ステキな一点ものの数々が完成。初めての染色のため、染めむらなんかもあってとても市販の均一さには叶わないけど手作り感溢れる衣類の数々、すっかり気にってしまった。
 こういった一点ものは大好きである。値段の高価さとイコールの一点ものには全く興味はなし。とりあえず世界の「ユ○クロ」や市井のトップモード「しま○ら」で買った服の数々、捨てることにならなくて良かった、良かった。
 エコエコ。

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2007年08月03日

飲ーんで、飲んで!飲んで!

 飲み会続きであります。

 水曜日、日本酒と料理の名店「天に月、地に山」の大将が来宅。
 実は大将、もとミュージシャン。飲んでいるときに「一度セッションをしましょう!」と話していたのがこの度実現の運びとなった。
 大将のギターと私の箏でガッツリ盛り上がりその後は当然・・・。銘酒
 

一升五合の日本酒(広島・亀齢&高知・司牡丹)でこちらも多いに盛り上がった。
 お店で近いうちにライブを行うことを約束して酒宴も終了。

 







 そして翌日。「邦楽アンサンブル 昴(すばる)」の寄り合い(飲み会)に参加するため上京。
 久しぶりに新幹線での上京。快適、快適。
 しかしながら会場に着くまでには二回乗り換えをしなければならない。
 新宿で西武線に乗り換えようと改札を出るのだが表示が見あたらない。
 やっと見付けた案内表示。大人しく従うと駅から出てしまった。
 「あっれ〜?」と思いながらふと見回せばそこはかの有名な「歌舞伎町」。
 暑いし、訳分からんし・・。ただ電車に乗りたいだけなのに・・。東京はやっぱり苦手である。
 そんなこんなでやっと会場である所沢の師匠宅へ。
 メンバーの方達と楽しく盛り上がり気づけば3時半・・。またやってしまった。
 音楽と酒の切っても切れない素晴らしい関係。楽しく上手に一生付き合って行きます!!東京駅

hitorigoto44121 at 18:28|PermalinkComments(6)TrackBack(0)