携帯電話からスマホに変えて5年が過ぎようとしている。

 最近、電池がよく切れるようになって、そろそろ買い替えなくっちゃいけないみたい。
物を長く使う習慣がある私にとっては、スマホも10年くらいは使いたいのだけど、数年が限度らしい。

 とはいっても、買い替えに必要な説明を聞いたり、セットアップをの時間は2時間くらいかかるので、なかなか時間の取れない状況下で、ついつい、私はそのまま使い続けている。

 docomoの機種変更の係の人は、
「突然落ちてしまってデータを移せない場合がありますからお早目に」と案内してくれるので、
「新しいスマホに変えたらそういう可能性は低くなりますか?」とお尋ねしたら、
「新しい場合でも当たりはずれがありますので、一概には言えません」との返事が返ってきた。

 ならば、他の製品のように、使えなくなるまで使うのがいいんじゃないかしらって気持ちになった。

 
 次から次へと新しい商品が発売され、消費者が新しい商品を追いかけて消費を続けるって経済構造は、そろそろ終わりを迎えるべき時期のように感じる。

 以前は、自家用車がこの消費の最大のものであったよように思う。
私は、車も壊れるまで乗るのだけど、10年以上乗っていると古めかしくなってなんだか乗っていることが恥ずかしく思える時代があった。
 でも、多くの人が次々に新車を購入するブームが去った今は、10年経っても、さほど古めかしいイメージはしない。

 只、今年の自動車税金が2割くらいupしたことには驚いた。
グリーン課税という意味不明な名称で、10年以上乗り続けている車に重い税金を掛けるというとんでもない法律があるらしい。

 念の為にこの課税の意味について中央官庁にお問い合わせをしてみたら、排ガス対策に古い車には課税を多くして、買い替えを促す意味を持っていると言う。

 ???嘘でしょう???

 車が古くなると排ガスが増えるという統計資料を見せて頂きたいと申し上げると、そういう資料があるわけではなく、排ガス対策は日進月歩だからという理由で、新しい車に乗ることを推進したいらしい。


 これほど、非合理な話は聞いたことが無い!
9年目の車と10年目の車で、排ガスが増える訳ではないし、そもそも、車種によって、排気量が違うのは5ナンバーと3ナンバーで税金額が違うことで補填されている。

 それに、何より、車を一台作る工程で排出される二酸化炭素量は、年間走行距離の少ない私の車が排出する二酸化炭素量の5年分程に相当するのだけど。

 我が国は自動車産業の興進を図らないと国力が維持できないのは分かるから、自動車産業興進税と名称されるのであれば、さにありなんと納得できるのだけど、車を大切に長く乗ることが、あたかも、環境に罪悪であることのような名称で課税額が増えるとは・・・・・

 こんな税金政策をやってるから、良いものを長く使うという倫理観念が崩壊したのか、それとも、崩壊したことから派生して、こんな税金政策が横行し始めたのか・・・・・

  一体この国はどこに向かって動いているのかしら?ってちょっと怪訝に思えてくる。

 消費者であるわたしたち国民が、物を買わなくなったら、経済成長が落ち込むことを制御する為の施策なのだろうか・・・

 問題は、高度成長期を経て成熟社会に到達したこの国の経済の豊かさを維持することと、人々の日々の暮らしや心の豊かさを円熟させることが両立されてないってポイントに集約されてくるようにと思う。