ちょっと変な話を書きます。差別用語もご勘弁ください。
小学校の頃、クラスに「とおるくん」という
ぶっちゃけ言うと知恵遅れの子がいた。
今なら(当時でも)養護学校や特殊学級に行くのだろうが
オレの小学校は1年から6年まで「とおるくん」を
特別扱いせずに勉強も体育も行事も全部一緒だった。
入学から卒業まで共に過ごしたので
オレら馬鹿ガキもそれほど意識せずに遊んだりしてた。
「とおるくん」は愛嬌があり行動も言葉もおもしろかった。
「とおるくん」は足が速かった。
運動会ではいつも1位になってもおかしくないほど速かったが
いかんせん競争の意味がわかってないので
よ〜いドン!で走り出したものの全然違う方向に走ったり
途中で止まったり父兄席のお母さんのとこに行っちゃたりして
オレらはそれをいつも楽しみにして爆笑してた。
爆笑して先生に思いっきりぶん殴られたりしてた。
が、「とおるくん」のスタートダッシュは
誰も追いつけないくらいものすごく速かった。
変な奇声を発して変な走り方なのにものすごく速かった。
これを観たのはずいぶん前だが、思い出したのは「とおるくん」のことだった。
「ロックンロールは鳴りやまないっ」神聖かまってちゃん
このバンドのことを知ったのは漫画「モテキ」。
「モテキ」は毎回作者の久保ミツロウさんのセンス&チョイスで
その回のテーマに近い楽曲名がそのままタイトルになっている。
例えば「格好悪いふられ方」とか「深夜高速」とか「ザ・ミーハー」とか「はっきりもっと勇敢になって」とか。
オレにはその絶妙なセンスがツボで
「おっ、大江千里か!」とか「フラカンね、はいはい」とか「森高かよ!」とか
「ついに岡村ちゃん使ってきたかあ」とか
タイトルを見てそのアーティスト・ミュージシャンを当てるのを
毎回楽しみにしていて連戦連勝ですべて当ててきたのだが
去年の秋ごろに初めて「・・・知らんなあ・・」となった。
それが「モテキ」3巻・23話のタイトル「ロックンロールは鳴りやまないっ」だった。
即ネット検索して観たのはこのPV(?)だったが
40過ぎて色々と感性が腐ってきているオレは
この音源だけではこのバンドの良さがわからなかった。
詞も曲も特別な発明はたぶん無い。
パワーは感じるが新しさはたぶん無い。
まあ1曲だけじゃわからんなあと他の曲や映像を観ていたら
↑のサマソニのライブ映像があった。
歌いだす前のボーカルの子のMCを観て体がざわっとした。
「とおるくん」そっくりだった。表情も喋り方も。
そして曲が始まって歌い出したこの子は走り出した「とおるくん」そのものだった。
このバンドが良いのかどうかはオレは正直わからん。
売れるか売れないかもわからん。
このボーカルの子の名前も知らん。
他の曲もすべて聴いたがそれでもよくわからん。
たぶん今も人気はあるのだろうがもう少し世の中に出てきたら
このバンドもこのボーカルの子も色々言われるだろう。
某人気バンドの某ボーカリストとも比べられて色々言われるだろう。
オレはその某バンドも某ボーカリストも好きだが
ほんの微かだが「計算」も感じている。
神聖かまってちゃんとこのボーカルのなんとか君には
その「計算」をまったく感じない。
「とおるくん」が運動会で走り出したときと同じようにドキドキワクワクする。
そんで頼むから早死にしないで欲しいと思う。
キーボードの子が言ってる「こいつロックンロールしかできないんだって」
その通りなんだろうから。
あと・・・ドラムの女の子がすっげえ可愛いんですけど!!