こんにちは、主将の白石です。

 

普段通りであれば、降り続ける雨に気分が落ち込んでしまうところですが、東大戦前日を迎え、気持ちが昂っています。

やってくるたびに更新される史上最大規模の台風の影響で開催を心配される方もいることかと思いますが、現在の予報通り台風が進行すれば、無事開催できそうです。

OBOG及び観戦にいらしてくださる予定の皆様は、悪天候が予想されますが、ご声援に駆けつけていただけますと、部員の力となります。どうぞよろしくお願い致します。

 

大雨のため、本日の集合は行いませんでしたが、それぞれが明日へ向けて気持ちを作っていく1日にしていただけたらと思います。

明日も雨が予想されており、コンディション調整やパフォーマンス発揮に不安を抱えている方もいるかもしれませんが、今まで積み重ねてきた練習・積み上げてきた自信を発揮すれば間違いなく結果はついてくるでしょう。外的コンディションに惑わされず、自分と向き合って気持ちを高めてもらえたらと思います。

 

さて、このまま東大戦に向けての思いを綴るブログとしてもよいのですが、自分が伝えたいことの一つは澁谷が1週間前ぐらいのブログで書いてくれました。澁谷には、なんでも好きなこと書いていいよとは伝えていたのですが、なんとなく私の考えを汲み取って対校戦をテーマに書いてくれたのだと思います。

 

彼のブログには、

『そんな中で唯一この部のみんなが同じ方向を向いて、勝利という1つの目標のために戦い、応援し、サポートすることができるのが対校戦という訳です。全カレを見据えて練習する選手も、過去の自分に勝つために努力する選手も、ただ走る、跳ぶ、投げるという行為を楽しむ選手もその日だけはチームのために全力を尽くすのです。こんな尊い1日を少しでも無駄にしたらもったいなくないですか?』
と綴られていました。

 

私は主将を務めて約8カ月、対校戦の度にこのような類のことをこのブログで伝え続けてきました。その考えがどれだけ部員に波及して、どう感じてくれているのか、自信が無かったので少しでも多くの人に自分の考えが伝わっており安心しました。この先、チームの目標がどのようなものになっていくか分かりませんが、このようなマインドは継承してほしいです。

 

そして、楽しみを感じるだけでなく、皆さんにとって対校戦が自分の競技に対する姿勢を見つめなおしてくれるようなものであり、個人種目である陸上競技を組織で行う意義を考え直すような機会になればと感じています。

野心をもって競技に取り組む人・一種の惰性から競技に取り組む人・新たなチャレンジを求めて競技に取り組む人・楽しむための目的として陸上に取り組む人など競技への向き合い方は人それぞれです。しかし、そのような場合でもチームとして一つになれるのが対校戦です。

 

 

 

 

ここで、少し本筋から脱線するかもしれませんが、私が陸上に取り組んでいる原動力・モチベーションについて書かせてください。皆さんに、このテーマを割り振っておいて自分の考えを述べないのはあまりにも無責任なので。



私が、陸上競技に取り組むモチベーションは、『強くなりたい』が大きいです。速くなることは強くなるための手段でしかないです。そのような意味では、陸上競技に取り組むこと自体も『強くなるため』の手段にしか過ぎないのかもしれません

 

ここで言う『強くなる』とは、大きな舞台で・大一番で結果を残せる人間になりたいということです。つまり、速く走る(技体)だけではなく、精神的な強さ()も欲するということです。

ここで、なぜ『強くなりたいか』もう少し深ぼって考えてみると、自分が自分を肯定してあげられる瞬間が、『自分が強くある』状態のときだからではないかと思います。自分の自分に対する承認欲求が満たされる瞬間がここにあるのだと思います。

しかし、このように自身の内的感情にのみ依拠した取り組み方では、何らかの障壁にぶち当たり、内的モチベーションが崩れたときに目標に向かって継続して努力をすることは難しいです。

 

だからこそ、そこで大切になるのが、内的モチベーションの枠に収まらない仲間やライバルの存在となるのだと感じます。綺麗ごとに聞こえてしまうかもしれませんが、心の底からそう思っています。今考えてみても、自分の内的モチベーションだけではどうにもならず、腐ってしまってもおかしくないような場面は多々ありました。そんな時に、慰め、ケツを叩き、進むべき方向を明確にしてくれたのは間違いなく皆さんの存在でした。単なる馴れ合いではなく、真に寄り添って勇気を与えてくれました。

話が多少飛んでしまいますが、組織で活動することの強みというか、意義はここにあるのではないでしょうか。悩み・苦しむものに真に寄り添い、ともに前を向いて目標を目指していく。そして、それを還元して、組織内に連鎖していく。こうして、組織は強固になり、所属する者も強くなっていく。

 

 

 

 

 

 

そうした日々の営みを競技というものに変換して、チームでぶつかっていくのが対校戦ではないでしょうか。また、日々の営みの表出であるという面だけでなく、組織にコミットしようと思えるきっかけをくれるのも対校戦です。部員の仲間の輝きを見ながら、自身もそこに熱中していく。

表面だけでなく、心の奥底まで震える瞬間がそこにはあります。

それぞれの価値観もあるかと思いますが、この瞬間を味わうことができていない人は、まだどこか一歩引いているのではないでしょうか。

もっと熱中できます。もう一歩踏み込んで、共に戦いましょう。

 

 

具体的な戦力分析で行くと、男子はちょい負けぐらいの予想です。

ですが、負ける未来は一切見えてないです。

それほどに今のチームに強い自信を持っています。全員で盛り上がって、全員で戦って、全員でアツくなって、全員で勝って最高の思いしましょう。

 

 

東大戦。

 

 

いくぞ。