中長距離パートチーフの有川紘樹です。
27大戦まであと5日となりました。
本日は対校男子中長距離種目に出場する選手を紹介します。
男子800m予選 9/27(土) 12:40-
磯﨑丈(4) 2組4レーン
藤田大輝(1) 4組9レーン
決勝は9/28(日) 12:40-です。
男子1500m予選 9/26(金) 10:55-
磯﨑丈(4) 3組12レーン
角光廉(1) 4組6レーン
決勝は9/26(金) 14:00-です。
男子5000mタイムレース決勝 9/28(日) 15:15-
久保周斗(M1) 1組21レーン
小堺隆弘(4) 1組22レーン
男子10000mタイムレース決勝 9/26(金) 14:35-
後藤隆志(4) 1組4レーン
有川紘樹(3) 1組19レーン
木村凛太朗(3) 2組18レーン
男子3000mSCタイムレース決勝 9/27(土) 13:40-
清水舜太(1) 2組2レーン
国公立大で陸上に励むことは、大学陸上界のメインストリームではないのかもしれません。
今や大学陸上界はスポーツ強化に取り組む私立大の独壇場と言っても過言ではありません。
関東インカレ、日本インカレ、日本学生ハーフ、そうした大会に出場していく中で、彼らと我々との競技に取り組む上でのスタンダードの差をひしひしと感じてきました。
競技レベルはもちろんですが、ウエアやシューズその他競技用のアクセサリー、出場する選手へのサポートの質や部員・スタッフの数、そうした大会における選手達の立ち振る舞いなどを見て、彼らは普段から我々とは違う世界で競技をしているのだなと思います。
一橋大学・津田塾大学においても、さまざまなサポートを受けながら可能な限りその「スタンダードの差」を埋める努力は試みられていますが、やはり差は顕著です。
正直、その差があることは大した問題だと思っていません。
しかし、もし、「スタンダードの差」を言い訳にしてレベルアップすることを諦めてしまうような風土がチームに蔓延っているならば、それは大きな問題だと思います。
国公立大学で陸上に取り組むとき、楽しく走ったり、歩いたり、投げたり、跳んだり、サポートしたりできればいいやと思うのではなく、もし本当に関東レベルや全国レベルで戦いたいと本気で思うのならば、そうした「スタンダードの差」を乗り越え、競技力本位でレベルアップすることを追求していかなければなりません。
競っているのは、大学名でも、道具でも、練習環境でもありません。
生身の一人間が、どれだけ速く走れるか、歩けるか、どれだけ遠くに、高くに跳べるか、どれだけ遠くに投げられるか、それを競っています。
そうやってシンプルに考えれば、関東インカレや日本インカレなどの舞台において、国公立大生が私立大生に勝つための活路が見出せるような気がします。
私自身、強化校と呼ばれるような大学の主力級の選手達にレースで先着できたりすると、脳汁が溢れるような感覚を抱きます。
反骨心と言うべきでしょうか、私立大の独壇場と化している大学陸上界に対するアンチテーゼと言うべきでしょうか。
「こいつらに勝ってやる」という、国公立大学で陸上に取り組む者としてのプライドやモチベーションがあります。
今回の27大戦は、我々が一歩外の世界に踏み出すための好機になるのではないかと思います。
普段このチームは、少数対校戦の勝利、自己記録の更新、学内記録の更新といった、比較的狭いフィールドに目標を掲げています。
もちろん競技に対するこうしたアプローチは非常に大切です。
足元の地盤を固めずして遠くへ羽ばたいていくことはできないし、実感しやすい目標を掲げなければモチベーションを維持することも難しくなります。
一方で、これと同時に、関東インカレや日本インカレで活躍したいと思っている選手が一定数いることも事実です。
そのような選手達にとって、普段の記録会や少数対校戦における勝負は少し物足りないのかもしれません。
そんな選手はいないと信じていますが、チーム内の今のポジションに慢心し、無意識のうちに向上心を低下させる可能性を孕んでいるとも言えます。
そんな選手はいないと信じていますが、チーム内の今のポジションに慢心し、無意識のうちに向上心を低下させる可能性を孕んでいるとも言えます。
27大戦での勝負は、出場選手の幅が広いこともあり、普段の試合に比べて1つレベルアップしたものになるでしょう。
チームの中で比較的高い目標を掲げる選手達が、この対校戦でどのような戦いを見せるかということは、選手個人にとっても、またチームにとっても意味のあることだと思います。
関東インカレや日本インカレで活躍したいと思っている選手達、27大戦で苦戦している場合ではありません。
上位争いするのは当たり前、1人でも多くの選手が入賞ラインに、表彰台に、優勝に届くように、みんなで期待しましょう。みんなで応援しましょう。
国公立大にも強い選手はたくさんいます。
彼らはみんな、「スタンダードの差」を乗り越えてレベルアップしてきた選手達だと思います。
あなたもその1人として、ハイレベルな国公立大の争いを繰り広げ、勝ち切りましょう。
さらに一歩外の世界に出たときに、私立大の選手を食っていくための準備です。
国公立大生の可能性を感じさせるような、ワクワクする3日間にしましょう。
明日は跳躍パートチーフの石川が担当します。
27大戦。
行くぞ。
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