「トラックでもロードでも活躍できる選手になりたい」
大学1年のOBOG戦の日の新入生自己紹介でそう話した記憶があります。
大学入学以来出場したトラックレースは全部で45本。
1500mが17本、3000mが1本、5000mが18本、10000mが9本。
風戸さんに「トラックの勝負師」の称号をいただきました。
もっと高いところを目指したいという気持ちはある一方、ここまでは自分で納得できる結果を残してきました。
大学入学以来出場したロードレースは全部で5本。
駅伝が1本とハーフマラソンが4本。
絶対的な経験不足、そしてトラウマチックな記憶が蘇ります。
周囲に話したことがありますが、トップレベルの選手でもトラックのタイムの割にロードで結果を残せない、いわゆるタイム番長と言われるような選手が昔から好きです。
すごく応援したくなります。
例えば誰みたいな話はしませんが。
僕自身トラック競技が好きだし、速さこそが強さだという信念を持っているので、彼ら彼女らはきっと僕と思考回路やアプローチが近いんだろうなと思って、だから応援したくなります。
しかし、いざ自分がそういうタイプの選手になってみると、話は変わってきます(まだまだトップレベルには到底及びませんが)。
長距離に馴染みのない方にとってはトラックとロードの感覚の違いは分からないだろうから、どうしてロードレースになるととことん結果が悪くなるのか、理解できないと思います。
あまり理解されないから、大勢の方が応援に来てくれる注目度の高いレースを外して、期待に応えられなかったという結果だけが残って、ますますロードレースに対する苦手意識が増します。
2025年のロードレースは悪夢の連続でした。
日本学生ハーフは、15km手前で脚が完全に止まり、最後は這いつくばるかのようにしてゴールしました。
時間とお金をかけて丸亀に行っていなければ、きっと途中棄権していたでしょう。
27大駅伝は、1区10kmの2km地点で身体が悲鳴を上げ、残り8kmは気合だけで走っていました。
1区で負けることはないだろうと思っていた(思われていた)ライバル校の背中がどんどんと遠ざかっていきました。
箱根予選のことは、正直あまり覚えていません。
昭和記念公園に入って、日体大や大東文化大などの何十人もの集団にごっそり抜かされたときの光景だけは鮮明に残っています。
こんなはずじゃなかった、今回ばかりはきちんと距離対策もロード対策もしたはずなのに。
そういう後味の悪い経験ばかりしてきました。
ラストイヤーになる今年こそは、そんな自分から脱却したい。
12月からは、来シーズンのトラックに向けてではなく、ロードレースで結果を出すことにこだわって練習を積んできました。
年末のハーフマラソンでは、久々にロードレースで手応えのある結果を残すことができました。
以降も、久しく大学のグラウンドで練習していないのではないかと感じるくらい、トラックではなくロードで練習を重ねてきました。
今回の27大駅伝は、トラックの速さだけではない、ロードでの強さを示すレースにしたいと思っています。
ただ走る有川じゃない、ロードを走る有川に注目していただけると幸いです。
そして、僕が一橋大学の対校戦として駅伝を走るのは2度目にしてこれが最後になるかと思います。
なぜか先輩がたくさんいるというのはさておき、チームの中心は幹部代ではなく最上級生です。
今年の一橋には大砲がいます。
任せてください。
みなさま当日はよろしくお願いいたします。
中長距離パート3年 有川紘樹
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