こんにちは。
短距離パート新2年の水谷です。


国公立前期試験を受験されたみなさん、お疲れさまでした。

今回は新歓ブログということで、3月12日に一橋大学の後期試験の受験を考えている受験生向けに情報発信をさせていただこうと思います。受験生の検索にヒットするかはわかりませんが、さっそく後期対策を始めている人や、前期の合格発表後に受験を決めた人のお役にたてれば幸いです。



<基本情報>
〇配点
 経済:数400/英400/共200
 SDS:数500/英300/共200
〇募集人数
 経済:58人
 SDS:25人
〇試験会場
 一橋大学国立西キャンパス(駅南口出て右側)




<英語>
試験時間は120分で、長文1問+英作文1問の2問構成です。問題数に対して試験時間があまりにも長く、普通に解いたら30分くらい時間が余るので、T大受験生からすると拍子抜けすると思います。しかし、(あくまで推測ですが)たかが英文和訳や記号問題ひとつにしても配点が20~30点ほど割り振られていると考えられるため、ひとつ間違えるだけで共通テストが1科目分0点になるのと同じになります。イキって90分で解き終える必要はないので、問題冊子がシワッシワになるまで丁寧に時間をかけて解くことをおすすめします。

〇長文読解
字数指定の要約問題、説明問題、英文和訳、記号選択などのオーソドックスな問題が10問前後あります。かなりボリュームのある学術的な長文を読まされます。内容は比較的難しいです、というか英語が得意ではなかった私は長文の内容が全然理解できませんでした。しかし問題自体はさほど難しくなく、だいたい指定下線部の前後の文章だけ読めばほぼ完ぺきな答案が書けます。「文章全体を踏まえて~」みたいな問題はほぼ出ないか、出されるとしても4択の記号問題で出されます。文章むずくても焦らず丁寧に解けばコケることはないと思います。

〇英作文
お題が3つほど用意されて、選択して解くタイプのやつです。毎年いかにも一橋らしい独特な問題が突き付けられます。うち一つは前期とほぼ同じお題が出題されます。なので前期の英作文は必ず確認するようにしてください。
これも私の推測ですが、大学は長文よりもこちらをかなり重点的に見ているのではないかと思います。T大などは抽象的であいまいなお題から思考力フル回転させるような問題が多いかもしれませんが、一橋は旧商科大学なのもあってか、より具体的で実用性の高い英語を求めているようです(1年次にPACEというカスみたいな英語の必修があるのですが、その内容からもそういった傾向を感じます)。私は昨年、「社長として新しいサービスの宣伝をしましょう」みたいなお題を選択したのですが、中学生レベルの拙い英語のみで文体や構成にひたすらこだわって50分くらいかけて書いたら高得点もらえました。大学は単語力や文法ミスよりも、英語の実用性や文章の読みやすさを見ていそうなので、そちらにこだわりましょう。

結局英語ではほぼ差が付きません。強いて言えば、難易度の高い英作文の完成度が英語の点数にほぼ直結すると考えられます。前期にT大やK大、一橋などを受験されたみなさんなら、いつもどおり5,6割程度取れれば余裕で合格点に到達できますので、英語など敵ではありません。とにかく落ち着いて丁寧に解いてください!


余談ですが、入試時の英語の点数によって1年次のクラスが決まります。前期入学者と混合で割り振られるため恐らく英作文の出来が影響していて、上位1/6が発展クラス、下位1/6が基礎強化クラス、それ以外が標準クラスに分けられます。英語のレベルが高ければ高いほどクラスの女子率が高いです。逆に基礎強はほぼ男子校クラスみたいなところもあり、基礎強化と言うだけあって、老朽化したキャンパスの基礎工事を手伝わされます。そんなことも念頭に置きながら、受験のモチベにしてみてください。
あと、私は英語が上振れて発展クラスに投獄されてしまったのですが、あまりのレベルの高さに苦労し、何度も再履を検討したので、入学後なんとしてでも英語から逃げたい人たちは壊滅しない程度に手を抜くか寝るかしましょう。(笑)




<数学>
試験時間は120分で、5問構成になっています。うち第1問は整数問題、第5問が数3かそれ以外の選択式になるのが慣例です。難易度自体はT大文系よりも控えめで、数学得意な人なら2時間でちょうどすべて解き終わるくらいのボリュームになります。大問1つにつき80点、SDSに至っては100点(/1000)という驚異の配点となるため、ちょっとしたミスが合否を左右します。英語ほどゆっくり時間を取れるわけではないので、ストレートに数学力が問われる試験となります。

数学の取り組み方は人それぞれかと思いますが、一応私からのアドバイスとしては、まず第1問の整数問題を秒殺しましょう。昨年は少し難しかったように感じましたが、簡単な年だと10分足らずで短い解答量で解き終わります。逆に5分考えても解法が思いつかなかったら一生導き出せないものなので、残りの115分を4問解くのに回すか、後回しにして頭冷やしてから再挑戦するのが最適解だと思います。第5問の選択ですが、数3の方が簡単な年とそうでない年とでバラつきがあります。去年は数3の方がむずかったらしい。できれば両方目を通せるといいです。文系受験生も余裕があれば軽く微分の勉強をしておくと良いのではないでしょうか。

採点についてですが、去年は厳しめの採点だったとの噂です。私自身3完2半程度で、解答と照らし合わせたら全部正解だったので8割は乗ったかなと思ったのですが、実際は7割ちょいしかなかったので、曖昧な部分は大量に減点されていそうです。解答欄がかり小さく、T大などと同じノリで答案を書くと一瞬で埋まって老眼採点官にしょっぴかれるので、コンパクトな解答を心がけましょう。




<共通テスト>
この試験の一番の難関は高い足切り点ですが、突破さえすれば共テなどなんてことありません。どの受験生も180点前後に収束しますし、数点の差など1問80点の数学からすればゴミみたいなもんです。共テで一喜一憂せず二次がんばりましょう。




<対策について>
後期試験は、前期日程の翌日である2/27から、後期試験が行われる3/12までの2週間弱しか準備をすることができません。さらに言えば、3/10に前期の結果が出てから対策を始める人も少なくないと思います。前述のとおり試験の内容は前期試験の勉強をしてきた受験生なら特段問題ないものですので、後期試験に向けて何か特別な勉強をする必要はないと思います。私は去年、合格発表後に英数2年分だけ解いたのと、英作文の傾向だけ確認して試験に臨みました。今年は去年と違ってchatgptやgeminiを始めとした生成AIが受験勉強の強力な武器になっているため、英作文対策などで最大限活用できそうです。




<心構え>
まず出願倍率20倍超えで面食らうかもしれませんが、足切りで間引かれてさらに前期合格者が一斉に消えるのに加え、辞退者を見込んで募集人数よりも多めに合格が配られるので、経済学部に関しては実質倍率2倍くらいに落ち着きます。隣の人を倒せば合格です。まあ要は穴場っちゅうことです。経済は両科目6割、SDSなら7割取れれば絶対に受かりますし、数学得意な人なら8~10割取って主席狙えます。普段通りにいけば合格のチャンスは必ず舞い込んでくるので、肩の力抜いて臨んでください。




<当日の過ごし方、雰囲気など>
まずとにかく人が少ない。入試当日に大学通りを歩いても受験生らしき人は私以外ほぼ見当たりませんでした。試験会場は数百人収容できる本館の大教室でしたが、実際に埋まっている座席は20席程度で、前後左右5人分は空席でした。

会場は経済学部は本館、SDSは西講義棟という建物で行われます。会場が開く前に到着すると、保健センターっていう建物の横のスペースに待機させられ、死んだ顔をした受験生がたくさん集まってきます。ここで余裕を装っていると只者じゃない感が出ます。強者オーラで周りを威圧しましょう。

英語の試験が終わると2時間くらいの休憩があった気がします。残り試験が数学だけなので、周りはみんなスマホ見るか寝るかしかしていません。受験票さえ持っていれば会場の建物の出入りは自由なので、外に出て散歩しましょう。












以上が私からできるアドバイスになります。いかがでしょうか。


色々と偉そうなこと書き連ねていますが、もう1年前のことなので、定かではない部分も多いです。
「前期の実力を発揮すれば受かる」だの「実質倍率2倍だから穴場」だの、私の口からは簡単に言えますが、当事者からしたらそういうわけには行かないんですよね。



実際私も10日正午に東大の不合格を知って、そこから6時間は現実を受け入れられずに寝そべっていました。一橋を受験する気力なんて残っていませんでした。

でもその日の深夜にようやくベッドから抜け出して過去問調べて、東大落ちがずっと頭に駆け巡りながらも立ち向かった2日間の延長戦があったからこそ今の充実した生活があるのだと思うと、素晴らしい機会を頂いたなって思います。



やはり最後は気持ちの問題です。

死んだ顔をするのを辞めて、普段通りニコニコして周りの受験生を威圧することだけ考えていたら、気持ちが軽くなって、前期試験のことを一旦すべて忘れて実力を出し切れたような気がします。

当日の気持ちの据え方で実力差など余裕で逆転できます。
一橋に足を運んだだけでもう十分偉いです。そんな自分を褒めましょう。



また、一橋大学に合格した暁には、ぜひ一橋・津田塾大学陸上競技部にいらしてください。

このブログに目を通す受験生のうち陸上志望の人は少ないかもしれませんが一応宣伝しておくと、当部活では毎年東大戦という対校戦が開催されていて、陸上競技でT大を倒しにいくイベントがあります。T大に数点差で落ちたとしても、対校戦でその数点盛り返しにいけばいいんです。


私たちと一緒に勝ちにいきませんか?









ちなみに同期の新2年には後期で入学した部員がほかにも何人かいまして、



一人は高校の時に成し遂げられなかった800m2分の壁を大学陸上通して突破して、

もう一人は陸上未経験から飛び込んできて、序盤から100m11秒台出して、東大戦でいきなり砲丸9m投げて点数をかっさらっていった奴で、

世陸のデュプランティスに一目惚れして陸上未経験で途中入部してきたやつは、跳躍種目で秘められた才能を開花しつつある。



結局のところ、大学に入ってから何を成し遂げられるか、それ次第です。
好きな学問分野を頑張るもよし、体育会の部活で大舞台目指すもよし、仮面浪人で他大学に再挑戦するもよし。これは大学1年目を終える私にも言えることですが、一橋で良かった、好きなことに打ち込めてよかった、そんな大学生活を送れたらいいですね。






少し長くなりましたが、以上で新歓ブログを締めようと思います。
まだまだ時間はありますので、最後まで諦めず走り抜けてください。

健闘を祈ります。