今からちょうど1年前、俺は失意の底にいた。
3月10日、第1志望の大学から不合格を突きつけられた。
高校3年間、ずっとその大学に入ることを夢見ていた。その大学に受かるためだけに勉強した。受かる自信があったし、落ちたときのことなんて考えてなかった。
合格発表の時間になり、サイトを開く。正直手応えは五分五分くらいだったが、ボタンを押せば、表示されるのは「合格」の二文字だろうと思った。
そして、ボタンを押す。
表示されたのは「不合格」の三文字。
理解できなかった。
何度サイトを読み込み直しても「不合格」が表示される。念の為、合格者の番号一覧が表示されているページで自分の番号を探してみたが、そこにも自分の番号はなかった。
理解が追いつかず、涙も出なかった。
そして、わけも分からぬまま、後期入試が終わった。これにて俺の受験が終了した。高校3年間を捧げたものが、突然、わけも分からぬまま終わりを迎えた。
家に帰り、親と今後どうするか話す中で、ようやく実感が湧いてきた。俺は「落ちた」のだと。実感が湧くと同時に涙が止まらなくなった。
俺の受験をこんな形で終わらせたくなかった。
浪人してやり返そうと思った。
でも、そうしなかった。
俺は「諦める」という選択肢を取った。
「諦める」と聞くと、ネガティブな感じがするかもしれないが、自分の理想を諦めて妥協することは、理想を追い求め続けることと同じくらい立派なことだと思う。
誰だって理想の人生を歩みたいし、一生夢を見ていたい。
それでも、ある日現実を突きつけられた時に、その現実を受け入れるという選択肢を取ること。それは、勇気ある決断である。
もちろん、浪人してもう1年勉強する覚悟も立派だと思う。
だか、諦めた側の人間として、諦めが人生を良い方向に変えうることを伝えたい。
俺はこの1年間、自分の理想とは違った生活をする中で、本当の意味で自分自身を見つめ直せたと思う。
もちろん、初めは大学生活を心の底から楽しめなかったし、大学で学ぶ意欲も湧かなかった。
でも、そんな満たされない時間こそ有意義な時間だったと思う。このままでは行けないと思い、本気で将来の事を考えるようになった。
もしも、第1志望の大学に受かっていたら、自分の理想が本当に自分の人生に見合っているか考えもせず、ただひたすら最強の自分を追い求めていたと思う。
もちろんそれも素敵なことだが、自分を見つめ、より現実的な理想を見つけた今、俺はかつてないほどワクワクしている。
結局、何が言いたいかと言うと、今は失意の底にいても、必ず明るい未来が待ってるってこと。それはもしかしたら、かつて思い描いていた理想よりもずっとワクワクするものかもしれないってこと。だから、時間はかかるかもしれないけどその日が来るって信じて待ってて欲しい。
と、ここまでは「人生」という大きな括りで話したけど、結局大学生活がつまんなかったら嫌だよね。でも大丈夫。ここからは、一橋大学に後期で受かった人に向けてだけど、陸上部は、最高の大学生活を約束する。俺も、一橋が第一志望じゃなかったし、なんなら高校まで陸上部でもなかったけど、この部活に入ったおかげで充実した大学生活を送れてる。だからみんな1回この部活を覗きに来てみて!ここでしか出会えない最高の仲間に出会えるよ!(ちなみに、この部活毎年夏に某T大との対校戦があるので、受験で受けた借りはここで返せるよ🔥)
短距離パート新2年 清村龍之介
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