こんにちは。中長パート3年の吉田です。
主務になって約半年が経とうとしています。日々のルーティンワークと共に、部全体を見回して、皆の雰囲気がより良くなるような施策作りを心がけてきました。
冬期を経て、徐々に多くの人たちがシーズンインをする中で、関東インカレの標準切りも先日期限を迎えました。学連が決めた標準に対して、コンマの世界で争う選手達の様子は、個人的にも非常に力をもらいましたし、部内も熱くさせてくれたと思います。何よりも、来年は俺が!と言っている選手が周りに多くいたことが印象的でした。
まさに皆、今年の幹部代の目標である「常昇」(対校戦を常勝し、上位大会で活躍できるような実力が上昇していくチームを作る)の始まりを体現するようなパフォーマンスでした。個人的には、関東インカレで一橋大学から多くの種目にエントリーがされ、かつ一部の種目では2枚出し出来ることに非常に高揚感を覚えています。春先で爆発した人たちが、部に新たな風を送りつつあります。いつかOBの日渡さんが酒の席で、「冬期をしっかり頑張れば、春先に自分でもびっくりするくらいの記録が出ることがある」と仰っていたのを思い出しました。今後とも部活全体で高めあえるような空気を作って行けたらと思っています。
さて。
いよいよ今年の対校戦シーズンが始まります。今回の国公立戦が、その初戦です。先ほども述べたように、今月は関東インカレもあります。そのため、部の雰囲気を一体化させて、みな一丸となって一生懸命に取り組む必要があります。
今回僕が述べたいのは一点だけです。
「プラスワン」をしてみましょう。
これまでの対校戦では、部活全体で取り組むために、マイナスをゼロにする取り組みが中心的に行われてきました。それはつまり、応援の熱量を増やしたり、補助員やサポートに感謝の気持ちを忘れずに持つことなどです。「いまここ」にあるもの、「いまここ」で出来ることを今一度見つめ直し、主体的に取り組もうという方針だったと思います。
それを今年はもう一段階、上げてみませんか。それが僕の言う「プラスワン」の取り組みです。
具体的には、応援をする際、試合前に一言声かけをしたり、出走前にその人の自己記録を確認したり、試合後に一緒に話したりして、互いの競技にもう一歩寄り添ってみることです。応援は、いかに「その人」に対し感情移入できるかがカギになるものだと思います。
実は応援側が闇雲に騒いでいても声を出していても、本人には全く届かない事も多くあります。それは、応援している側だけが気持ちよくなっているだけで、本当の意味で「その人」に応援の意が届いている訳では無いから。そういうアドレナリンを出させてくれる応援よりも、レース前に一言直接「頑張れ」と言ってもらった方が、パフォーマンスに効くなんてこともよくあるでしょう。
今年は応援に生きた感情を乗せてみましょう。
スタンドで応援する時は、その選手のことを調べ、分からなかったら「その人」と普段一緒に練習している人に、「その人」の目標タイムや最近のコンディションについて聞いてみましょう。そしてそれをスタンド全体で共有し、みんなで「その人」に対し感情移入して応援してみましょう。これまでに見えなかった視座で陸上競技を観られるはずです。いつもよりもスタートのリアクションが良いとか、直近の状態を考えたら今は走れている方だとか、あと何秒で何センチで、標準だ、自己ベストだ、とか分かった方が、本気で「頑張れ」と思えるし、何よりもお互いに楽しいでしょう。
僕の個人的な話ですが、木村さんの15分台で泣いたのは、中元さんの東大戦5000mで感極まったのは、富山と青以のレースが好きなのは、五嶋くんの400mが良かったねと思えたのは、すじんさんのPBが嬉しかったのは、彼ら彼女らの普段の様子や頑張っている姿を陰ながら感情移入して見ていたからです。
それを、部活全体にも波及させていきませんか。皆で、心の底から応援できる素地を作りませんか。走っている「その人」のことを深く知れば、より一層、みんなが応援をしたい気持ちに駆られ、みんなで喜びと悲しみを分かち合える、そんな温かい部活になっていけると僕は信じています。
「その人」が分からなかったら、いつも近くにいる人に「その人」の普段の様子を聞いてみましょう。普段「その人」がどんな練習をして、どんな目標を持って、どんな思いでその数秒、数分間に懸けているのかを共有しましょう。実際に「その人」に声をかけたり、レースを願ったり、レースにドキドキしたり、「その人」が帰ってきたときに一緒に振り返ったりしましょう。一緒に笑いましょう。一緒に泣きましょう。一緒に悔しがりましょう。一緒に夢を見ましょう。「その人」がレース内での自分の頑張りを認められるような、次に向けてまた頑張ろうと思えるような、部活全体の濃い雰囲気を一緒に作っていきましょう。
まず国公立戦では、
・出場する人の「抱負」を見る
・出場する人のPBを確認する
ことから始めてみましょう。そこから派生して1人1人が出場する部員に対し感情移入の幅を広げていければ、レース前後の声かけやレース中の声出しの質は、何倍も何十倍も「重く深く刺さる」ものにまで上がっていくと思います。
それが最終的に、関東インカレでの活躍や、その後の少数対校戦の勝利に繋がるような、本当の意味で結束力があり熱のある「強さ」を持ち併せた組織になっていくはずです。
今年はその強さをもって、皆で、笑いましょう。泣きましょう。緊張しましょう。ワクワクしましょう。
上へ上へ、滾って、滾って、滾りましょう。
国公立戦が、今年の対校戦シーズンの凄まじい幕開けになることを願って。
行くぞ。
国公立戦まであと2日
明日は主将。
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