まずは100mについて


自分はずっと関東大会や全国大会を目標に陸上競技に取り組んできた。

それがどれだけ高い目標かも知らずに。


謎の自信はあった。

でも、いい加減気付けと言わんばかりの記録しか出なかった。最初に10秒台を出してから、もう一度10秒台に戻すまでに2年5ヶ月もかかった。リレーも徐々にタイムを上げてはいたものの、40秒台は出なかった。


口に出している目標が、満ち溢れた自信を根拠にしたものから、雲を掴むようなものに変わっていく感覚だった。

自信がないからこそ練習をしすぎて、怪我をしてチャンスを失ったこともあった。チームを引き上げるような走りをしたくても、足を引っ張っている時の方が多かった。




今年も少しその尾を引いた。

100mの標準記録突破を目指す中で、10.8〜10.9台を連発した時は、自分の力の限界を否が応でも意識させられた。

そんな中、最後の最後で出した10.62(+3.2)という記録は、とても意味がある。

風の恩恵はあるけれど、燻っていた自分に自信を与えてくれた。

関東インカレに個人で出られないことはもちろん悔しい。

でもそれ以上に価値のあるレースになった。










まだまだやれるんだと。

チームを引っ張る存在になれるんだと。

目標を変える必要はないんだと。


望んでいる自分の姿に、少し近づけた気がしている。




まずは怪我なく関東インカレにチャレンジできたこと、自信を取り戻せるようなレースができたこと、一橋大学を代表して出場できることに感謝しています。去年、一昨年を振り返ると、この事実のありがたさを身に染みて感じます。

ここに来るまで長かった。















でも、まだスタートラインに立っただけです。

勝負はここから













次は出場する4×100mリレーについて


知っている方も多いと思いますが、今年は特に強い。

過去最高の戦力だと思う。


PBは全員が10秒台。

そして、みんなが今年に入っても高いパフォーマンスを発揮している。

ここまでの状況は今までなかったと思う。


そして、今年が強い理由はもう一つある。


これまで以上に、走力に頼らないチームになっていることだ。


2月からちゃんとバトンジョグをスタートし、区間練習では毎回タイムを取って、そのパフォーマンスを定量評価できるようにした。バトンを受け取る位置や渡し方、掛け声のタイミング、出るタイミングまでチームで話し合い、飯塚さんや清水さんにもアドバイスをいただきながら練習してきた。


4月に、この努力がひとつ形になった。


新座市記録会では、全員が調整をしていないにも関わらず、40.79の学内新記録を出すことができた。


この申請記録はランキング9番目だ。

しかし、申請記録は去年に出した記録の学校も多いので、順位以上の勢いが自分たちにはあると思う。

まだまだ上を目指せる状況が、今の自分たちにはある。


自分たちが目指す目標は二つ。

表彰台と、全日本インカレ標準の突破だ。


昨年であれば40.2台が表彰台の一つの目安だったので、この二つの目標は同じくらいの記録を意味している。

全日本インカレへの出場と関東インカレ表彰台、つまりメダルの獲得は悲願だ。

去年まで4年間一緒に戦ってきた同期と、切望しながらも辿り着けなかった目標だ。

彼らにメダルをかけてあげたいし、関東インカレで表彰台に上がるところ、全日本インカレで戦うところを見せたい。












辿り着けない目標ではない。

自信を持ってこの目標を口に出せるところまできた。

しかし、少しでも隙を見せたら達成できない。そんな目標だ。

最後まで何があるかわからない。

そんな時に、応援はとても力強く自分たちの背中を押してくれる。

みんなの応援で、カンセキスタジアムをホームグラウンドにしてほしい。


これは対校戦。

部員全員で挑む試合だ。













関東インカレまであと9日

さぁ行くぞ



短距離5年松嶋宏樹









明日は志村。関東インカレという舞台で彼とバトンを繋げることも僕にとっては悲願です。