おはようございます。

中長距離パート4年の有川紘樹です。





今日から合宿ですね。

普段よりも練習の負荷が高まる上に、無意識でもストレスがかかる環境で寝泊まりすることになるので、みなさん体調管理には十分気をつけましょう。

5日間、あるいは9日間くらいならアドレナリンでなんとかなってしまうかもしれませんが、東京に帰ってからの反動にも気をつけたいところです。

夏風邪は長引くとも言いますし。

私は2年前、合宿先で体調を崩して途中帰宅し、その後数週間走れないということがありました。

かなりしんどかったです。

体調不良と故障は本当にろくなことがないので、チーム全体で意識を高く持って防げると良いです。





合宿が終わると、いよいよ私達にとって学生競技者としては最後のシーズンがやってくることになります。

本当に早いものです。

スーパールーキーなんて言われていたのもつい先日のことのように感じます。





パートチーフだった頃から言い続けていて、もう聞き飽きた方も少なくないかと思いますが、チームの中心は最上級生です。

それは最後のシーズンだからと言って決して変わることはありません。

日々の練習の中心にいるのも、好記録でチームを盛り立てるのも、対校戦で活躍するのも、全て最上級生が先頭に立っていなければならないと思います。





これまで3代の先輩の引退を見届けてきて、引退する側も、それを見送る側も、フェードアウト、ソフトランディング、餞というものを意識し過ぎているのではないかと感じてきました。

昨年の名大戦に敗れたときも、もちろん勝つことを大事にしていたけれど、いかに4年生が気持ち良く引退するか、4年生を気持ち良く引退させるかという方向にプレッシャーがかけられていて、チームが空回りしているような印象を受けました。

最後を綺麗に飾ろうという邪念が、チーム全体に悪影響を及ぼしているように感じました。

引退を控えた4年生であっても、望まない試合に出場しなければならないこともあるだろうし、自己記録更新の欲を捨てて勝ちに徹する戦い方をしなければならないこともあるだろうと思います。

経験値や実力のある選手にはそれ相応の貢献が求められ、チームの一員である以上最後だけは特別とはなりません。

終わってからのことは終わってから考えればいいので。





普段通り競技に集中するためにも、最後であることを強く意識するのは避けたいものです。

「あと何か月で引退」とか、「4年生との最後の対校戦」とか、思うのは自由ですが、そういった感傷は自分の心の内に留めていて欲しいなと思います。

我々は、少なくとも私は、その先も長い道が続いてるつもりでアクセルを踏み続けます。

ソフトランディングどころか、一切減速せず、どこかのタイミングでハードクラッシュするかと思います。





個人的なテーマは2つです。

・美しい景色を見に行くこと、見せること

・チームにレガシーを遺すこと






山から見る景色は、高ければ高いほど美しいと言います。

五合目からの景色ももちろん綺麗だけれど、六合目・七合目の存在を知っているから、そこから見た景色がより美しいことが分かっているから、さらに歩を進める原動力が生まれるのだと思います。

私がたどり着いた最高到達点で、お世話になったたくさんの人達と一緒に素敵な写真を撮ることが1つのゴールです。

岡山で、丸亀で、宇都宮で、深川で見た景色さえもかすむような、そんな美しい一枚に期待しています。

そのためにはあえて悪路を選択しなければならないことも、痛みに耐えなければならないこともあるかと思います。

道中では余計な感情を捨て、ただただ冷淡に山上を目指していきます。





僭越ながら、少なくとも記録の上では既に、チームの歴代最高到達点にいると思います。

自分しか持っていない、自分だから持っている思考や経験を、惜しみなくチームに還元したいと考えています。

私が先輩方の築いたレールや土台に乗って競技生活を送ってきたように、今度は後輩達が私の到達点を出発点として歩みを始められるようにします。

一橋大学・津田塾大学の将来にレガシーを遺します。





最後のシーズンに対しては、悲観するというよりむしろワクワクしています。

合宿期間はチームを離れる時間もありますが、確かに一橋大学の一員として、不可欠なピースとして帰って来ます。

楽しみです。