2006年10月19日
ディープインパクトから禁止薬物検出! 凱旋門賞で何が?
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10月1日にパリで行われた凱旋門賞で3着に入った、
ディープインパクト(牡)から欧州で禁止されている薬物
イプラトロピウム(気管支拡張剤)が検出されたと
発表され、競馬界、ファンの間に衝撃が走っていますね。
(JRAではイプラトロピウムを禁止薬物として
指定していません。)
現在のところ詳しくはまだわかっていませんが、19日23時
時点での関係者のコメントを集めてみました。
池江泰郎調教師のコメント:
禁止薬物が検出されたことについて、大変驚いており、
信じられない気持ちで一杯です。原因が究明されていない
段階ですので、申し訳ございませんが、コメントは一切
差し控えさせていただきます。
武豊騎手のコメント:
ただただ、驚いています。内容も詳しいことも判らないので、
今のところはコメントすることは控えさせていただきます。
JRA高橋政行理事長のコメント:
この度、凱旋門賞に出走したディープインパクト号から
禁止薬物が検出されたとの報告を受けました。
同馬の出走に際しては、競馬ファンの皆様をはじめ、
多くの方々から応援をいただいたにもかかわらず、
世界最高峰のレースとして栄誉ある凱旋門賞に汚点を
残す結果となり、誠に残念でなりません。
今回の件はフランスで起きたものではありますが、
JRAとしても、今後、国の内外を問わず出走馬
関係者に対し、禁止薬物等に対する意識の向上を
図るべく指導を徹底して参りたいと考えております。
仏競馬統括機関フランスギャロ ルイ・ロマネ専務理事:
「不正ではなく不注意による治療薬の投与ミス。悪意のある
ドーピングではないが、我々は薬には厳しく、レースでは
すべての薬物を禁じている。怠慢による不手際と言うしかない」
現在わかっている事をまとめて見ました。
ディープンパクトは8月9日に仏到着後、呼吸器系の不調に
見舞われ、フランスの獣医師は気管支拡張剤の処方箋を出し、
ディープを世話する厩務員らが薬を与えていたとの事です。
治療薬としての投与自体に問題はないが、呼吸を楽にして
能力を高める可能性も考えられ、欧州では、体内に本来
存在しないすべての物質を禁止薬物としており、
レース直前まで投与を続けたことが違反につながったと
みられています。
処分はフランスギャロの審査委員会が下しますが、
失格による3着賞金(約3400万円)の没収と
1万ユーロ(約150万円)程度の罰金が予想
されています。
イプラトロピウムは日本では禁止薬物に指定されて
いませんので、国内での天皇賞、ジャパンカップ、
有馬記念への出走には問題がありません。
まだ、予断を許さない状態ですが、今しばらく状況を
見守って行きたいと思います。
ディープインパクトの凱旋門賞失格という最悪の事態は
避けて欲しいですね。
今日の記事で、馬には何の罪も無いよね、と思われた方、応援お願いします♪
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