JNCCへの道 エンデューロ挑戦記 by まくす

2005年、10年振りにバイク復帰して38歳からエンデューロレースに挑戦しています。2011年シーズンはMX参戦5年目にして念願のIB昇格を果たしました。 現役で走れるうちに、JNCC-AAかJECのIAになるのが理想です。


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今年の集大成、最終戦AAGPに参戦してきました。

<結果>
COMP-A 4位/40台
COMP総合 22位/175台

今回はしっかり事前に準備した事もあり、今季ベストリザルトを出して締めくくる事が出来ました!

マシンはエントリー直前まで20 YZ250FXで出るつもりだったのですが、ここ最近天候も悪く乗り込む事が出来ませんでした。
当たりがまだ出ていない感じで特にガレ場での不安感があったので、乗り慣れたハスクバーナTE300iで出場しました。

タイヤはFが日野のガレージセールで買った中古のゲコタ、Rがジャンケン大会でゲットしたiX09ゲコタ。
ガレージの在庫整理も兼ねての選定で、前後ともチューブです。

今回の目標は5位以内、あわよくば3位以内を狙っていました。
実は、戸狩、朴木でマシントラブルのためノーポイントだったのでランキング的にも来期シングルが非常に危うい状況だったのもあり、上位フィニッシュは必達でした。

スタート整列前にちょっとバタバタしていて、リヤタイヤのエアだけチェックして整列。
整列して歓談していると、なんとゼッケン番号が違う事を指摘されました。
そう言えば、G-RIDEの時に木に激突してゼッケンプレートが壊れたのでKTM用の#06のゼッケンを付けていた事を思い出しました。
メガネ君のGO-Proを固定するビニテを少し分けて貰って#06を#05に修正。

その後、しばらくしてタイヤを触ったらなんとリヤがパンクしてる!!!
速攻でピットに戻りました。
おそらく、エアチェックした時にエアバルブにゴミでも噛んでエアが抜けてしまったんだと思います。
時間もないし、空気入れてまた抜けてもマズいので、スペアホイールと交換しました。

運が良かったのは、スペアに組んでいたのがマディ用ではなく、VE33Sゲコタだった事です。
スペアホイールは自分オリジナルのトリプルチューブ仕様にしていたので、二度と外したくないのでVE33Sを組みっ放しにしていたんです。
ちなみにトリプルチューブ仕様はパンク耐性に優れ、エア調整も出来るのですが、組むのがとてつもなく難しいのでお勧めはしません。

メガネ君とフレアライン店長がスタート位置を取っていてくれたので、同じ位置でスタート出来ました。

今回、スタートは周りに埋もれた感じでした。
それでも1コーナーは7、8位くらいだったと思うのですが、続く上りのギャップで弾かれて失速し、多分15位くらい。
転倒しなかっただけマシだと思い、気を取り直して走ります。

序盤でRRRが組まれていたコース設定にも恵まれ、RRRで大きく順位を上げれました。

1周目は思ったよりも順位を回復して6位で通過。
2周目もトラブルなく、おそらく加藤君を抜いて5位にポジションアップ。
3周目は更に順位を上げて4位。

ただ、今回はスタート出遅れて、トップグループに離されてしまったので、前方には誰も見えず単独走行になっていました。
前を走るのは鈴木リョータ、ツバッチ、内嶋さんだったようなので見えなくなるのも当然でしょう。

ここから中盤までノントラブルで順調に周回を重ねました。
途中、、塾長を発見。
RRR下流で奥のラインを周遅れの後ろについて走っていたので、内側からパッシング。
「お〜い、塾長!!!」って大声で叫んだけど聞こえてなかったらしい。

久々に塾長をレース中に抜いたのは嬉しい。
今回、2回ほど遭遇しましたが、ウッズのスピードが全然違って全く付いていけなかったですね。
私はゲレンデで極力スピードを上げて、RRRやガレ場で頑張る代わりに、ウッズは体力回復の消化区間みたいになってしまいました。
フロントゲコタが湿ったウッズ区間では不安感があったせいかもしれません。

5周目にツバッチを発見。
ガレた上り全開でパッシング出来たのですが、本来のツバッチの走りではなかったような気はしました。
身体が攣って厳しい時間帯だったみたいです。

6周目はこれで3位。
まさかの3位で期待をしてしまいます。

が、そろそろRRRの渋滞が厳しくなってきました。
渋滞で失速するとそこからの回復が難しい。
バランスを崩して何度かマシンを倒してしまいました。

それ以降は、RRRを集中して走り、RRRを通過してからしばらくは体力回復に努める感じで走るようにしたのでタイムは1分くらい落ちてしまいました。
RG3さんピットで給油して頂き、後半に向けて頑張ります。

ガレクライム手前で小林マサ君にラップされ、しばらく付いていってガレクライムで全開にしたらぶっ飛んでしまいました。
いいとこ見せようと頑張り過ぎた事をやや後悔(笑)。

途中、2回Joshに抜かれた際には、Joshがスクールで教えていた事をレース中にもきっちり実践している事を知って感心し。

後半、あと2周くらいかな?と思った時にL1表示が出て、思ったより早いなと安心。
ただ、その直前から加藤君が猛烈にプッシュしてきていました。
ゲレンデ区間でアクセル全開で抜きに来られて、こっちも疲労のピークなので辛かったのですが、ここで安易に抜かれると絶対引き離されると思い、むっちゃ頑張りました。

前をキープしてRRRに進入。
ここで少し引き離せたようです。

RRR下流でフレアライン店長が前に見えました。
奥のあんぱいなラインに行ったのですが、まさか失敗する事はないと思って同じラインに行ったら、何と丘を越えたところで転倒している模様。
私の位置からは状況が見えないのですが、店長の後ろの選手も全く進めずに一本ラインを塞いで止まってしまっています。

その間にかなりの台数に抜かれてしまい、絶望的な気持ちになってしまいました。
止む終えず、マシンをバックさせてヤバいかもしれないガレ場の谷に降りるルートを行ったのですが、幸いスタックする事はなくレースに復帰できました。
そこからゴールまでは数分だったのですが後からリザルト見たら店長は7分くらい遅れていたので、怪我とか何かあったのでしょうか。

間違いなく加藤君に抜かれたなと思いながらゴールすると順位は4位で変わってないようです。
加藤君は実は同一周回ではなくパンク修理のため、ラップ遅れだったらしい。
そんな〜、最終ラップであんなにプッシュしないでよ〜(笑)。
あれは辛かった。

結果的に今季ベストリザルトとなる4位でフィニッシュできました。
入賞者の顔触れを見ると、ベストな結果だったのではないかと思います。

また、後からランキングを見て驚いた事があります。
朴木がリタイヤだったので、ランキングが6位から9位に落ちていたのですが、今回のリザルトを加味するとランキング4位に上がったようです。
上位3名はAA昇格条件を満たしているはずなので、と言うことは来年のゼッケンは#01を獲得できたようです。

私はAA昇格目標を公言していますが、実際にはAAに上がってもそれ以上の成長は厳しいので、半分引退のようになってしまうと思います。
それも踏まえて考えると、実際問題として心地良い理想は#01を獲得する事だったんですね。
ランキング3位以内に入るが、昇格条件を満たさず#01残留というのが一番心地よいのかもしれないです(笑)。

P.S. 今回の爺ヶ岳では前日土曜日にJosh Strangのスクールがあり、お手伝いをしたのですが、その話しはまた次の機会に。


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20YZ250FXを昨日のGフリーライドで走らせて非常にフィーリングが悪く悩んだので、月曜日は大町に残りガイアに行ってきました。

Gでは新品タイヤを履き替え、前後ムース。
フロントの接地感がなく、特にウッズの下りでは全くペースを上げれませんでした。
午後からサスの減衰を最弱にしたところ、フィーリングが良化したのですが、RRRは余計走りにくく、また良化したと言っても一緒に走ったマッパさんや山ちゃんのスピードには全く付いて行けませんでした。

ガイアではタイヤの中身をチューブに戻して試してみました。
サスセッティングは標準に戻しました。
前後とも0.5kgくらいにしたので、ムースと比べても圧が高い感じだったのですが、結果は全く問題なく走れるようになりました。

そして、ここからは20 YZ250FXの印象です。
結論から言うと、全く普通で感動はなしでした。
(開発スタッフの皆様、失礼な書き方ですみません)

各インプレで相当良い評価だったので、かなり期待していたのですが、驚くような感動の走りはなかったです。
だからと言って決して良くないという事ではなく、非常に完成度の高い良いマシンである事は間違いないと思います。
私が旧型YZ250FXに乗っていたなら、その進化におそらくものすごく感動したと思うんです。
どうしても現在乗っているTE300iとの比較になってしまうし、最近4stには乗っていないので不慣れな部分も大きいと思います。

比較のためにラップタイムを計測してみました。
あ、ちなみに月曜のガイアは来場者が1名、自分だけでとっても寂しかったです。

エンデューロ・ロングコース
TE300i 5'14"
YZ250FX 5'14"

エンデューロ・ショートコース
TE300i 4'25"
YZ250FX 4'31"

勝敗はTE300iの勝ちです。
が、タイム差は僅かですし、走った順番も効いてると思います。
FXはまだ不慣れな事を考慮すると、かなりいい勝負なのではないでしょうか。
ただ、走っている感覚だと圧倒的にTE300iの方が速く走れている印象でした。
ハスクだとレスポンスが良く、瞬発力もあるのでタイトなウッズのコーナー立ち上がりの加速が鋭い。

一方、FXはフラットトルクでダルイ感じ。
回転が上がらないとスピードが乗ってこない感じでした。
FXはレスポンスが遅く、パワー感も不足している印象でした。
ただ、この辺はセッティングでどうにでも変更できるのだと思います。

ちなみにパワーチューナーは説明書が付属されていないので、DLの方法とか使い方がよく分かりません。
英語版のアプリをDLしたけど、まだ使い方分からないです。
日本語のアプリとかあるのかな?

一番気になったのは、スロットルがロースロでタイトなウッズとかだとなかなかアクセル開度を思った位置まで開けられないところです。
ハイスロを入れて試してみたいところです。

車体はカッチリしていて問題を感じませんでした。
旧モデルと比較するとかなりスリムになっているし、走行時の軽快感も上がっていると思います。

ただ、2st300のハスクと比べると、圧倒的にハスクの方が軽いし軽快感は上です。
そこは圧倒的な差があります。
少なくともハードEDに使うなら、今のところは間違いなく2stがいいと思います。
軽量になったFXならハードもいけるかな?と思っていましたが、転倒からのリカバリや難所を考えるとちょっと厳しいと思います。
それは乗り込んでいけばまた印象が変わってくるかもしれませんが。

サスはFXに何の不満もないのですが、エンデューロ的な状況での作動性はKTM・ハスクの方がかなり良いと思います。
特に初心者レベルだとKTM系の方がソフトな動作で走りやすいのではないでしょうか。
ここまで書いた内容だとどう読んでもFXよりTE300iの方が良さそうですよね。

そしてYZ250FXが本領発揮したのは、ガイアのMXコースです。
もう、はっきり言ってMXコースは私はTE300iでは1周足りとも走りたいと思いません。
TE300iでMXコースを攻めるのは楽しくないし、苦行に近いです。
一方、YZ250FXは凄い。

タイトなウッズと違ってロースロも気にならず、全開で走れます(コース幅が広いから?)。
EDコースではアンダーパワーと感じたエンジンも必要十分なパワー感でした。

ジャンプの安心感はハスクとは段違いです。
前に来た時にYZ250Xだと怖くて飛べなかったジャンプも飛べたし、モトクロッサーとそん色なく走れると思います。
コーナーのスライドコントロールも非常にコントローラブルでこれが4stのメリットなのかと感じました。

採点すると
(平坦なウッズ)・・・ ハスク対FX、8:5でハスク
MXコース・・・ハスク対FX、1:9でFX

爺ヶ岳のようなアップダウンのあるウッズは不明です。
RRRは軽さでハスク2stかなと思います。

最後に一言で言うと、FXはオールマイティで誰にも合う万能選手。
MXコースでも練習する人にはベストなマシンだと思います。
そして上記2台とは全く違いますが、人に勧めるとしたらベータの200が一押しです。
ライバルには乗って欲しくないマシン(笑)。

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オートショップリバティさんよりシンコーの新製品、黒ムースが届きました。
野頭さん、いつもありがとうございます。
今回は110/100-18, 90/90-21サイズで両方ともソフトを選んでみました。
ちなみに固さはエンデューロとソフトがあります。

まず、触ってみた感触としては。
最高のフィーリングです。
これまでミシュラン、ダンロップ、DRC、Mefo、Neutech、その他色々と使ってみた事がありますが、間違いなくベストな初期フィーリングでした。

表面付近が柔らかく奥は踏ん張る感じです。
これがダンロップだと全体に固くて、痩せた状態でも固さは変わらず細くなってる感じなんですね。
DRCなんかでもフィーリングはいいのですが、タイヤとムースの間に空間がある感じですが、からムースはこの空間がないのに初期が柔らかい感じです。

実際に装着してみるた、リヤは予想通り空気圧換算で0.5kg程度。
ちなみにタイヤはVE33sです。
触った感じもちょうどいいフィーリングでJNCCにも即出て問題なさそうです。
爺ヶ岳だともっと落としたいので、私なら新品は使わないと思います。

一方、フロントは0.4-0.5kgといったところで、若干期待よりも落ちすぎている感じです。
これはシンコーのソフトタイヤを履いていたのでタイヤとの相性なのかもしれません。

フロントは間違いなくどのレースにも即投入出来ると思います。
ただ、耐久性を考えると、エンデューロタイプにすれば良かったかなと思います。

そして実際に走行してみました。
コースは河川敷でマディ路面。

予想よりも滑るなという感触でした。
坂を登れないとか、轍から脱出出来ないとか、そういう事は全くなく、濡れたキャンバーで若干滑りやすいな程度です。
ただ、チューブで走って比べたわけではないので、チューブより滑りやすいのかは分かりません。
とは言ってもチューブならもっとエアを下げることも出来るわけですし、マディコンディションの場合は新品ムースよりはチューブの方が有利だと思います。

ガレ場は走ってないのでまだ分からないですね。

今のところ、完全マディ状態で若干滑りやすいかな程度感じる以外は、全くネガを感じないですし、違和感もありません。
このまま装着して再来週のクロスカップで実践テストしてみようと思います。

ここしばらくムースは使わなくなっていたのですが、これから多用していくと思います。
あ、ちなみにタイヤチェンジャー無しで前後とも交換問題なかったです。

他に私が気になるムースの欠点として熱による膨張があります。
走行中の熱でムースが膨張してエアが高いような状態になり中盤以降、走行フィーリングが悪化するんですね。
MXではタイヤに貫通穴を開けるらしいので、ムース自体ではなく空気が膨張する影響なのかもしれません。
経験的にDLでは気になった事はなく、ミシュランムースで組み付けた状態でパツンパツンだと顕著に出やすかったです。
黒ムースを走行直後に確認しましたが、気になる膨張はなかったです。
コースがマディだったので熱が上がりにくかったと思うので次回再確認してみます。



来週のSE-EにハスクTE300iで出場しようと思い、MXコースを問題なく走れるかテストに来ました。

確認したかったのは、テーブルトップ。
ここは、モトクロッサーの他にはYZ250FX、KX250F-SE、YZ125X、250Xでは問題なく飛べていて転倒とかはした事がありませんでした。
WR250Fの時はギリ飛びきれず。

ただ、KTM系では一度もチャレンジした事がありません。
飛べそうな気はするけど、どうしても車体に不安があって。
多分それは思い込みだろうとは思っていたのですが…

ハスクならリンクも付いてるし、サスもこれまですごくいい印象だったのでいけるだろうと信じてトライしてみました。

結果

1回目
ショートしたくないので、大外からしっかり加速して飛んだところ、過去最長飛距離が出てしまいかなりビビりました。
でも問題なく着地。

最初に飛び過ぎたのが後々影響してしまったと思います。

2回目
助走でやや調整してギリギリ飛び切りましたが、問題なし。

3回目
ちょうどいい飛距離

4回目
身体の位置が悪かったのか、空中で横向いてしまいヒヤリとしましたが、無事着地。
ここで、ハスクのサスは相当いいのかもと思い始める。

5回目
サスを使って飛ぼうとしたらショート。
ヤダなぁと思いながら着地したら、かつて経験した事のない衝撃とリバウンド。

完全にコントロールを失って左前方の木に突っ込んでいきましたが、ギリギリで回避できて転倒は免れました。
完全に終わったと思ったのですが幸いでした。
ただ、全身に激痛。

着地の衝撃で足を痛めてしまいました。

<結論>

ジャンプ耐性
モトクロッサー>YZ-FX/X系>>>KTM系

KTM系は飛距離をコントロール出来て、正しく下り斜面に着地できるのであれば問題なし。
大きなジャンプでショートするのは絶対に避けるべき。

勝沼のテーブルは何度もショートした事がありますが、ここまできつかったのは初めてなのでやはりマシンの特性の違いなんだろうなと思います。

ハスクで飛ぶのはちょっと怖くなってしまいましたけど、今までずっと試してみたかった事が出来て結果も分かったので良かったです。

う〜ん、飛び切れば全く問題ないのは間違いないけど、ショートした時のリスクが大き過ぎる事が分かったからもうやらないかもしれません。
ジャンプするなら、YZ250Xにしておこうと。

EXC系で勝沼のテーブルを飛んだのは、これまで私が見た事あるのは斉木タツヤ選手とマリコちゃんの2人だけでした。
2人ともきっちり飛び切っていたのでもちろん問題はなかったんですが。

タツヤ君に素人がEXC-Fで飛んでも全然問題ない?って聞いた事あるんですが、ちょっとやめといた方がいいかもと言ってたんですね。
その意味が分かった気がします。

戸狩も控えてるので、来週末のSE-Eは残念ながら欠場です。
予選とかもあるし結構楽しみにしてたのにすごく残念。

そして家に帰って足を見たら真っ青になって腫れあがってました。
SE-Eだけではなく、JNCC戸狩も出れるか心配になってきた。。。



連休開始早々の開催でしたが、JNCC 第3戦鈴蘭大会に参戦してきました。

鈴蘭リザルト鈴蘭

<結果>
COMP-A 6位/33台
COMP総合 19位/124台

広島に続いて連続6位。
5位は同じくエイルでした。
鈴蘭の難コースなら勝てると思ったのに、ここでも負けちゃいました...。

実は鈴蘭はほうの木に次いで2番目に苦手なコースなんです。
ガレの感じは爺ヶ岳にかなり似てるのに、過去一度もシングルフィニッシュした事がありません。
毎回、序盤は良くても最終的には13位〜18位といった位置でゴールしていました。

鈴蘭のガレはそれほど難しくないので、MXタイヤでもみんな普通に走破するし、アップダウンで体力消耗し、苦手な下りとキャンバーで順位を下げる展開が多かったです。

今回は何としても確実にシングル以内に入ろうと、広島が終了してからトレーニングを積んで準備してきました。
その成果が出て疲労も少なく最後までペースを維持して走れたと思います。

結果、広島に続いて6位。
17位、6位、6位と大阪は17位でしたが、シート脱落やシフトレバー折損があったので致し方ない。
序盤の3戦で6位を2回取ったのは、自分的には間違いなく過去最高の成績だと思います。

まずは、毎戦シングルフィニッシュというのが最低目標なので、何とかこのまま次戦以降もシングル入賞できるような走りをしていきたいです。
そして、その先には蓮のアドバイスを受けた時に言われた、毎回5位以内。
そしてゆくゆくはAA昇格を狙っていく。
加齢による戦力低下との戦いですね。

結果的には広島と同じだったのですが、鈴蘭は路面コンディションが悪く、ハーフパイプ等の難所もあったので、広島と比べると今ひとつ攻め切れませんでした。
常に安全マージンを取って、無理しないような走りになってしまったよう印象が強いです。
特にショータイムの坂などは、大外からゆっくり進入して、誰か周りにいる時は順番待ちしてでもクリアな状況を作って登るようにしていました。

これは後から考えるとやり過ぎたかもしれません。

ちなみにタイヤはMX11を選択。
現地にはMX33を持ち込んでいたのですが、監督のアドバイスもあってマッパさんから譲ってもらいMX11に履き替えました。
前日は気温も低く雪が降っていたので、ウッドチップのエリアは重馬場になる事を予想したのですが、実際にはあっけないくらい全面的にベスコンでした。

これならMX11までは必要なかったかと。
ただ、マディタイヤなのに、キャンバーでグリップしないとか、ハーフパイプやガレ場で苦戦するような事は特になかったです。
石の上で加速するとスリップするので、土を狙って走った方が若干良かったかなくらいにしか感じませんでした。

これなら、普通のコースでもMX11で全然いけそう。
でも、敢えてマディタイヤを選ぶのも何なので、やっぱりこれはマディの時専用でいいですね。

レースの展開は今回は省略します。
序盤から最後まで順位変動がほとんどなく、安定して一人旅状態だったので。
最終ラップ突入時点では7位だったのですが、前を走る選手が最終ラップでミスしたらしく、順位をひとつ上げる事が出来たのはラッキーでした。

なんだかんだ言っても、苦手な鈴蘭で入賞出来たのは良かった。
AA昇格は今年も難しいと思いますが、次戦からも上位争い出来るようプッシュしていきます。

しかし、今回Aクラスの上位3人は総合でも5位、7位、9位とダントツでした。
背中は遠いです。




時々記事にしていますが、私はおそらくエンデューロ界では誰よりもゴーグルにこだわりを持っていると思います。
とにかく良好な視界の確保とゴーグルの快適性、機能性にはこだわっています。

元々、視力が悪くコンタクトをしていたのですが、コンタクトは埃の多いオフロードとは相性が悪くトラブルが出やすいです。
5年以上前になりますが、思い切ってレーシックの手術を受けて非常に良い結果を得る事が出来ました。

レーシックにより、視力は0.1未満から1.2/1.5まで回復したのですが、若い人の視力1.5と全く同じとは思いません。
ウッズ内等、急に暗い場所に入ったり、天候が曇りの時は視力が低下し見えにくくなりやすいです。
また、視点を動かした際の焦点が合うまでの時間、動体視力は明らかに低下していると感じます。
3時間のエンデューロレースでは、特に2時間半を経過した当たりから、視力が一気に低下し周囲の情報収集力が顕著に落ちてきます。
これは加齢による影響だと思います。

また、私はゴーグルレンズの汚れや傷、ロールオフキャニスターの位置や色、視界の広さ、レンズの透明度などが非常に気になります。
天候が良ければ走り出してしまうと気にならないのですが、室内でゴーグルを装着すると品質や状態が悪いゴーグルはとてもじゃないけど使えないと思ってしまいます。
最も重視しているのは自然な装着感、違和感のないクリアな視界です。

そう言えば、昔メガネを買った事があるのですが、違和感が払拭できる結局使えなかった事を思い出しました。
加齢と言うよりも、元々目の前にレンズがあるという状態は気になっていたようです。

レースの時もスペアのゴーグルを必ずスタート位置まで持ってきて貰い、グリッドで少しでも違和感を感じると交換するようにしています。

以前は耐曇り性についても非常にこだわっていたのですが、最近ではそこはあまり気にしなくなってきました。
曇り防止は標準になってきており、曇り防止性能も上がってきているのかもしれませんが、一つの理由としてレース中にそこまで顔に熱を持たなくなったという事もあります。

昔はちょっとした難所でスタックしてアホみたいにマシンを押して顔面から湯気が出るようなシーンが多かったのですが、最近のJNCCは難所も少なく、以前のように顔面がヒートアップするようなシチュエーションは少なくなってきました。

そんなわけでゴーグル選定には非常に気を使っています。

これまでに使ったゴーグルの感想、メリットデメリット、及び最終的に選定したゴーグルについて紹介してみたいと思います。

これらはあくまで個人の感想ですし、サポートを受けているわけではありません。

<Smith>
昔は多分、ロールオフってSmithしかなかったのではないでしょうか?
以前は曇りに悩まされていて、インテークというエアベント機能が付いている製品を気に入って使っていました。
レンズの透明度も高くメインで使っていました。
ただ、ワイドタイプのロールオフがなかったので途中からマディの時はPro Gripを使うようになりました。
その後、Smithはモトクロスゴーグルから撤退したようで、取り扱いがなくなってしまったようです。

<Pro Grip>
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ワイドタイプのロールオフをいち早く販売したメーカーだと思います。
ワイドロールオフは当時画期的だったので私も3個くらい購入して使った経験があります。
確かにワイドの効果で視界はいいのですが、個人的にはPGはいまひとつといった感想でした。
まず、PGのクリアレンズは外光照度によって自動で色が変わるようになっているのですが、明るいとややスモーク(黄色)っぽくなるんです。
私はミラーや色付きのレンズは視界が悪化するので絶対に使わないので、ここがひとつのネガでした。
また、この自動調光用のコーティングが剥離しやすく、何回か洗うとコーティングが剥がれてきて表面の状態が悪化します。
洗った後、すぐに水分を拭き取る等すれば問題ないのかもしれませんが、他の銘柄では一度もそうなった事はないので、PG特有の現象だと思います。
スポンジ、スポンジ接着部の劣化も他銘柄より明らかに劣ります。
これまで使ったPGのゴーグルはほぼ全てスポンジが樹脂フレームから剥がれてきました。
今はワイドロールオフは複数のメーカーから出ているので、PGを選定する理由はもうないですね。

<100%>
Z5570-220-104-02
デザイン性が良好で価格も非常にリーズナブルだと思います。
ロールオフキャニスターが着色されていて、若干内側に位置しているので、視界が少し狭い印象はあります。
走り出せば気にならないレベルですが、室内装着では私は視界が気になります。
また、100%はレンズ内側の防曇剤が吸水しやすく水で濡らして拭くと、ごわごわした感じになって乾くまで使用できません。
透明感が戻るまでに非常に時間が掛かります。
これは他のユーザーも同じ事を言っていましたし、私としてここが実用上、最大のネガでした。
ただ、昨年購入した100%のゴーグルは水を付けて拭いても特にそのような事象はなかったので、何時の間にか改良された可能性があります。
価格も安いですし、そこが改良されているのであればお勧めの製品です。

<Scott>
41iGDEuzKeL
3年ほど前にワイドロールオフが発売されました。
ワイドロールオフの視界は非常に広く視界が良好です。
ただ、張り付き防止として標準装着されている透明のシートは数回使用すると汚れが付着し、視界に入るのでやや気になります。
また、この製品は発売当初、キャニスターの精度が非常に悪く巻き取りに支障があったり、ロールが切れる不具合が多発していました。
最近の製品は精度が改良されているようで、私が昨年購入した物も特にそのような問題はありません。
現在はサブとして使っています。
標準ロールの製品はキャニスターが着色タイプで視界が狭いので、あまり良い印象はありません。

<SWANS (山本光学)>
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国内メーカーで光学製品開発〜生産の技術力はダントツだと思います。
おそらくですが、視界、透明度、耐久性等の性能面ではトップレベルではないかと思われます。
ただ、オフロード製品に関する知見はそれほど高くないのではないでしょうか。
ロールオフの設定もないと思いますし、機能面、魅力のあるデザイン、製品作りという点で大きく劣るので残念ながらこの業界では評価されずシェアも低いのかと思います。

<SPY、FOX>
使った事はありますが、特に印象はありません。
ワイドロールオフの設定もないのではないでしょうか。

<OAKLEY>
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ワイドロールオフはデザインも良く、品質・性能が高そうです。
ただ、非常に高価なためワイドタイプは使用経験がありません。

<DRAGON>
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価格帯的に高級ブランドです。
国内ユーザーは少ない印象ですが、海外では人気が高いようです。
私は最終的にDragonのNFX2という最上位モデルをメイン機種として選定しました。
特筆なのはレンズです。
一般的なゴーグルレンズは平板からカットしたシート材を使用していますが、NFX2のレンズはサングラス等と同様に、PCインジェクション成型で製造しています。
米空軍の基準を満足する耐傷付き性、耐久性等を有しているそうです。
私はまだ傷が付くまで使い込んでいないので、耐久性は未知数ですが。。。
また、成型品のため、歪みが少なく視界が圧倒的にクリアです。
目の前にレンズがあるという印象が全くなく、裸眼と全く差がありません。
これは非常に大きいです。
ロールオフのキャニスターもワイドな位置にあり、透明なので左右を見た時に気になりにくいです。
張り付き防止も糸が標準で付いていますが、糸なので視界の妨げは最小限です。

視界が広い、フィルムがワイド、視認性が良い、張り付き防止機能が付いている、曇らない、洗浄しやすい、通気性が良い等、総合的に考慮して私はこの製品をメインで使用しています。
交換レンズは非常に高価ですが、耐久性が高いので交換頻度は非常に少なくて済むと思います。

と言うわけで私が10年掛けてようやく出会ったゴーグルの紹介でした。
機能性にこだわりを持つ方には絶対にお勧めの製品です。


JNCC R2広島大会に参戦してきました。

<結果>
COMP-A 6位/33位
COMP-総合 17位/107台

過去最高位とはなりませんでしたが、無事に6位入賞できました。
前回の大阪大会はトラブルもあり17位だったので、やっといい結果が出て安心しました。

今回は新しい作戦を実行しました。

1週間前にコースレイアウトが案内されたので確認すると、ショートカットのボーナスラインが複数ありました。
一番気になったのはラスベガス。
ここは昨年、3回くらい失敗しているので、自分の中では鬼門で不安でした。

他にもテージャス山とピット裏にボーナスライン有り。
この2箇所はFunクラスでも走れるという事もあり、今回思い切ってFAにもエントリーしてみました。
一番の理由は、広島まで遠征して迷ってボーナスラインにチャレンジしないというのを避けたかったというところです。

結論から言うと、疲れただけでFunで走った恩恵はほとんど無かったと思います。

前日の話しに戻りますが、土曜の夜は体調が今ひとつでした。
全週の平日は気温が低かったのですが、深夜にタイヤ交換、マシン準備したりしていたので少し調子を崩してしまいました。

栄養ドリンクを大量に摂取して何とか日曜には回復。
レース後から咳がひどくなって、月〜風邪になってしまいました。
日曜だけピンポイントで体調回復できたのは非常に幸運だったと思います。
もしくは本当は体調悪かったけど、気力で感じないようにしていたのか。

Comp-A レース本番

曇り、ドライコンディション
フロント MX3S+ムース
リヤ VE33s+チューブ(0.4kg/cm2)

タイヤは当初FにシンコーのSoftを履いていたのですが、コーナーで逃げてラインが決まらないのでFun終了後にMX3Sに交換。
スペアホイールにはMX33+Tublissを準備しておきました。
土曜の段階では雨予報だったのですが、当日は完全ドライのベスコンでした。

スタートは2位。
序盤でトップのヤマハの選手がラインを間違えた隙にトップに浮上。
ところが、序盤のComp限定ラインで間違えてFunのラインに行きかけてしまい、ショーゴに抜かれて2位。

しばらくショーゴの後方で2位を走行。
テージャス山の上りで誰かに抜かれて(多分、大樂選手)3位。

テージャス山の上りはFun走って斜めに横切りながら上るラインを覚えてしまったのが失敗でした。
Compではほとんどの人が最短の直登ラインを走っていたようです。
私は最後の2周くらいまで気が付かず、くねくねラインを走ってロスしてしまいました。

1周目は3位。
2周目はショーゴを抜いて、内嶋選手に喰らい付いて頑張ったのですが、ラップ終盤離されるも3位。
悪くない展開です。

3周目に鈴木涼太君と小木曽選手に抜かれて5位。
付いて行きたいところですがスピード差があって付いていけない。

でも後続の姿も見えず単独5位を走っている感じです。
ここまで、ラスベガスは問題なく登頂に成功。

4周目も5位単独走行だったのですが、ラスベガスの入り口に失敗して止まっている車両が。
上にも止まっているマシンがあり、かなりヤバイ雰囲気。
迷いながら上って行くも、勢いが足りず斜め右に流れて行ってしまいました。
あと少しのところで上りきれなかったのですが、幸い転倒はせずUターン出来ました。

止む無く、一番左の簡単そうなラインに行ったのですが、先に上ろうとする選手がいたので順番待ち。
嫌な予感が的中し、その選手は上り切れずに失敗(笑)。
仕方ないのでエスケープラインに行ったのですが、この周はかなりロスしてしまいました。

それでも順位は5位キープしていたので、後続とのマージンが結構あるようです。

続く5周目のラスベガス。
ライン上に止まっているマシンがあったので、この周は迷わずエスケープへ。
エスケープに行ったのはこの2周だけだったのですが、今になって考えると、右のラインからチャレンジするべきでしたね。
エスケープに行きましたがこの周も順位は5位変わらずでした。

レース半分を消化し後続も見えて来なかったので、順位変動はあまりないかと思い始めていたのですが。
6周目にやたら速いKTMにズバッと抜かれました。
MXコース区間で抜かれたのですが、全然付いていけない。

後から分かったのですが、これはエイルでした。
広島だったら勝てるかと思っていたのですが、完敗。
もう二度と勝てない可能性が高いですね。

これで6位。
6位と7位はだいぶ違うので、何とか6位は死守したいところ。

ここでピットインして給油。
今回から岩井さんより譲って貰ったクイックチャージャーを使ったのですが、給油が楽で早い!

後続はいないと思っていたのに、7周目からAクラスのライバル達とバトルが増えて身体が急速に厳しくなってきました。

まずは、中島鉄騎馬隊の隊長。
追い付かれたのではなく、こちらが追い付いたので周回遅れかな?と思いつつ追い抜いたら猛烈な勢いでプッシュされてまた抜かされてしまいました。
同一周回の可能性があるので攻略しておかないとまずい。

半周ほどバトルし、ラスベガスで隊長が失敗してパッシング成功。
これで集中力が切れてペースが少し落ちてしまいました。

隊長はかなり厳しい位置で停止していたので、もう追い付いてこないだろうと思っていたら、すぐまた追い付いてくるし。
ただ、後からリザルト見たら同一周回ではなかったので、無理にバトルする必要は無かったんですが。。。

その後しばらくするとスターと直後以来のショーゴと再び遭遇。
全く見てなかったし、スタート前に「オレは最初の1時間だけ頑張る」とか言ってたからてっきり後方に沈んでると思ったのに。
どうやら給油中に抜かれていたようです。

1周近く追い掛けて、最後はショーゴがピット裏のボーナスラインで失敗して終了。

ラストラップは疲労のピークで満身創痍だったのですが、後方を見ると隊長と重田選手の姿が見える(隊長は周回遅れだったがそれは知らない)。
心も身体も本当に限界だったのですが、何とかペースを維持してラスベガスも無事登頂。
ここで後続が失敗したのか、姿が見えなくなり余裕が生まれました。

そのまま6位でチェッカー。
今シーズン初の入賞で良かったです。

今回成績良かったのは、前週末、レンに指導して貰ったのが大きいと思います。
SGMのミニコースを一緒に走って、コーナリングをアドバイスして貰いました。
自分では限界まで一生懸命走っているつもりなのに、一緒に走るとどんどん差が付く。
なぜ差が出るのか、自分の走りの悪いとこと、足りないところを教えて貰いました。

教わった事が出来るようになると、コンスタントに5位以内に入れるようになるだろうとの事。
まだ身体で覚えていないので、2割くらしか出来なかったと思いますが、それでも6位入れたのは効果が出せたんだと思います。

次は苦手な鈴蘭。
過去の大会では10位以内に入った事が一度もありません。
ドライでもマディでもなぜか鈴蘭は今まで上手く行きませんでした。

ただ、さすがにそろそろタイヤ選択含めて攻略法も分かってきたので、今年は5位入賞を狙って踏ん張って行きたいと思います。
今年は(今年も)AA昇格争いは非常に難しい状況です。
自分の実力的に、普通に好成績出してもAA昇格はほぼ絶望的なので、可能性としては苦手なコースを5位前後でまとめて、得意の爺ヶ岳や激マディのレースで一発好成績出すしかないと思います。

大阪で下位に沈んだのは痛いですが、鈴蘭を5位、6位くらいでまとめて後半戦に望みを繋げたいと思います。




今シーズンのマシンが準備できました。

これまで、KTMか国産マシンを選択していましたが、今期は初めてハスクバーナに乗ります。

メイン車がハスクバーナTE300i
練習車がYZ250X

両方とも19モデルと非常に贅沢な選択なのですが、実は両方とも中古車で入手しました。

なぜハスクを選んだのか?

個人的にはハスクよりKTMが好みです。
デザイン的にも販売店網的にも部品の入手性やアフター部品の豊富さの面でも圧倒的にKTMがいいです。
実際、19のKTMを購入するつもりで色々探していましたが、タイミング的に在庫や入荷予定がなくどうしたものかと困っていました。

そんな時、たまたまいい車両が見付かったので初めてハスクバーナに乗る事にしました。
KTMカップもピットサービスも今はないので、どうしてもKTMに乗りたいという事もないですし。

これまで数回ハスクバーナに乗る機会があったので、インプレを少し紹介しておきます。

まず、最初に思ったのは低温始動性と始動直後のエンジンフィーリングの良さです。
2st車はチョーク引けばエンジンは掛かりますが、ある程度暖気が完了しないと走れない車両が多いと思います。
始動直後にスロットル開けると回転が下がってエンストしますよね?

ハスクのインジェクション(面倒なので以降TPI)の場合、スロットルを触らずセルを回すと3秒くらいでエンジンが掛かり、その後アイドルで安定します。
寒くても始動性は非常に良好です。
試しに発進してみると、始動直後でも問題なくスルスルと走り出します。
これはさすがTPIといったところで、キャブ車の始動直後のフィーリングとは全く違います。

乗ってみた感想ですが、特筆なのは、サスペンションの良さです。
初期〜中間が非常にしっとりとして、とても高級感のある動きをします。
中間までは非常にスムーズに動き快適に乗れるのですが、ジャンプでの踏ん張りもかなり高次元なところまであり非常に安心感があります。

フロントも外車によくある底付き時にカツンと異音が鳴るような事も全くありません。

勝沼のテーブルトップは路面コンディションのため飛べていないのですが、おそらく問題ないと思います。
このテーブル、エンデューロマシンではYZ250FXとYZ125Xなら問題ないのですが、KTMではかつて一度も飛ぼう思った事すらありません。
リンクレスが不安なのか、サスペンションがソフト寄りなので怖いのか、それとも車重のせいなのか。
思い込みかもしれないのですが、なぜかKTMでは怖くて大きなジャンプは全くやる気になれませんでした。

その点、ハスクはジャンプの不安感というのが非常に少ないです。
これはリンクの効果なのかもしれないですが、本当のところは不明です。
これが解明されないと、将来KTMに乗り換えるのが不安になってしまいますね。

ただ、エンデュランサーなので、高さの出るジャンプで平地に着地するのはやっぱり厳しいです。

足回りの印象が非常に良いのはストックの性能もあるかと思いますが、もしかするとリヤのSPをソフトに変更しているのと、PHDSを装着している効果が高いのかもしれません。

一方、エンジンについては始動性や高回転域のパワーは全く問題ないのですが、当初は低速のトルクが薄いというか物足りない印象が強かったです。
最初の内は300ccという印象は皆無で、ファイナルがオフ用の13-50ではなくて、新車時の14-50になっていると思い込んでしまったくらいです。

勝沼のウッズを2速で上ると力が足りず半クラを当てるか、1速にしないと加速していきませんでした。
もちろん半クラを当てればしっかり加速していくのですが、250EXCはもっとパワフルに感じたし、300って低速トルクがドロドロで凄く上っていくイメージがあったんですよね。
そこはあれっ?と肩透かしを食らった感じでした。

ただ、そこはバランサーとTPIの特性なのかもしれません。

本当に低速トルクが弱点なのかを検証するために日野に16の250EXCを持ち込んで比較してみたんです。

低速トルク云々よりも驚いたのは16、250EXCと19、TE300iの乗り味の違いでした。

16の250EXCはAAGPで使ってすごくフィーリング良くて、大町や日野ハードでも性能的に物足りなさを感じる場面は皆無でした。
以前、14の250EXCに試乗した時もこのマシンは反則だろうって思ったし、15モデルに乗った時も相性よく好成績を出せました。
16も何の問題もなく最強って思っていたんです。
燃費が悪い以外は何の不満もありませんでした。

それが、TE300iに慣れた身体で250EXCに乗ると、もうこのマシンの時代遅れなフィーリングは何だろうと思うわけです。
車体の軽快さの違い、サスペンションの鈍調で緩慢な動き、エンジンの振動や回転上昇のスムーズさの違い。
全ての部分で16は旧型的な印象を感じてしまいました。

つい1ヶ月前は最高のマシンと思っていたのに、ここまで印象が変わるとは意外でした。

ただ、低速トルクはやはり250EXCの方がある気がしますね。
振動が強いのでそう感じてしまうのかもしれませんが、やはりTPIは低速トルクが薄い気がします。

19は低速が薄いと言っても、JNCCや普通の山遊びでは全く問題ないレベルです。
あくまでハードエンデューロ的なシチュエーションではもう少し低速が欲しいなといったレベルの話しです。
これはファイナルを13-52とか12-50に変更すれば良くなるかもしれませんが、私は敢えて変更しようとは思わない程度の事です。

一方、エンジン回した時の絶対的なパワーは凄いですね。
フープス状のセクション等で何度か身体が遅れてぶっ飛びそうになったのでそこは要注意です。

そんな感じで19 TE300iにはかなり満足しています。
自分のマシンでここまで満足度高いのは初めての事で、今年のレースが非常に楽しみです。

総括すると今の自分の使い勝手を考えると、TE300iは最良の選択だと思います。
パワーがあり、燃費よく、足回りがいいので疲労が少なく、TPIなのでセッティングを外す事がない。
転倒しても燃料が漏れないのでゆっくりリカバリ出来、安心してジャンプ出来るのでMX的な走りもある程度可能。
JNCCにもハード系にも使えると思います。

一方、練習車のYZ250Xについて。

YZ250Xがデビューして初めて菅生MXコースで試乗してから、クロスカントリーで最強のマシンは間違いなくYZ250Xだと確信をしました。
絶対的なパワー、軽量で剛性バランスの取れた車体。
ジャンプも全然いけますし、自分くらいのレベルだったらMXコースでもモトクロッサーだと全く遜色ない走りが出来ると思います。

パワーがあり過ぎ感はあるかもしれませんが、JNCCで成績を出すなら間違いなくYZ250Xだと当時確信し、今でも全く同じ思いです。
それではなぜYZ250Xに乗らなかったと言うと、私の中ではYZ250Xは最後に選択する車両だという思いがあったからです。

デザインや所有する喜び、目新しい機能など。
そう言った商品性といった部分では、やはりYZ125XやYZ250X系は不利だと思います。
デザインや設計は古いですからね。

私がエンデューロを始めた時に乗っていたのが、確か07のYZ125だと思うのですが、今のYZシリーズって05くらいに発売されたモデルがベースだと思います。
もう15年くらい経ってますね。

最新のマシンと比べるとセルがなかったり、インジェクションじゃなかったりありますが、それでも性能はトップレベルです。
エンデューロにはもちろん、MXにも使える。
パワー不足という事は有り得ない。
敢えて言うなら、ハード系はノーマルだと合わない部分があるかもしれない程度でしょうか。

TE300iは本番車として極力温存して、普段の練習はYZ250Xを中心に使う予定です。
でも試しに数戦、JNCCにもYZ250Xで出てみたいですね。

ハード系はどっちで出るか迷ってしまいます。

最後に、今は他に欲しい車両はないですが、いつか乗りたいマシンとしては、20のYZ250FXですね。
やはり4stの方がジャンプは安全にトライできると思うので、いつかまた4stには乗ってみたいと思います。









日野ハードエンデューロ無事終了しました。
リザルトは1周でハードクラス6位。
ハード系で初めて入賞出来ました!
レース中は前半は秋さん、中盤以降は木村パパ、大月君、勉ちゃん達と絡む事が多く楽しみながら進みました。
約2時間弱かけて2周目にイン。
ナメコ沢で長い渋滞の列が出来てました。
頂上の部分が一本ラインで難しくなっていたのですが、1周目の選手がどうしても通過出来なくて勉ちゃんに共同戦線でヘルプ要請。
彼が通過、次に勉ちゃん、木村君、パパと4人が助け合いながらクリア。
そして私の番だったのですが、4人が私と目を合わせないように立ち去ってしまいました(悲)。
ショック大。
2周目はその後、パパと大月君がトラブルで後退。
勉ちゃんを後半抜いて先行したので、そのままフィニッシュ出来れば3位まで上がれたのですが、チェッカー時間3分オーバーで2周目はノーカウントでした、残念。
今回、タイヤはAAGPで使った81EXに最近お気に入りのスペシャルトリプルチューブ仕様にしました。
耐パンク性をテストするためエアは0.2kgまで下げて出てみましたが問題なかったです。
きつい勾配での登坂力は今ひとつだったかもしれませんが、沢は調子良かったです。
しかし、ヒルクライムはなんのテクニックもなく勢いで直登してるだけなので、ぎじを付けないといけないですね。
レース中も上手い選手の走り方やラインを見て非常に勉強になりました。
コースはハードクラスの設定がギリギリですね。
Gネットクラスはちょっと信じられないかな〜。

試乗会の事も書いておきます。

日野ハードの会場で試乗会が開催されたのですが、試乗の時間帯が何と朝8時〜10時という早朝!
これは斬新でした。
お陰で普段より早起きして起きたらすぐにウェアに着替えてから朝食。
8時から試乗開始と一日を有意義にスタートする事が出来ました。

今回試乗させて頂いたのは以下の車両。
GASGAS EC300
SHERCO SE250, SEF250
KTM 150XC-W
BETA RR2T 250, 300

試乗はMXショートコース。
ジャンプはありません。
試乗した感想を書かせて頂きます。

1. GASGAS EC300
これは凄くフレンドリーで乗りやすかったです。
感覚的にはXR250に乗っているようなフィーリング。
おそらくステップの位置が他社より低目なのか、スタンディングしていても快適でエンジンも暴力的な感じがなく回しても怖さがありません。
KYBのサスペンションは動作がスムーズで快適性が非常に高かったです。
言い方はあまりよくないかもしれませんが、一昔前の古き良き時代の2stモデルに乗っているような感覚でした。
最近のEDマシンは先鋭的になり過ぎている感があり、上級者にはいいと思いますが入門者や初心者が扱うのは難しいと思います。
初級〜中級ライダーが高性能マシンに乗るには馴染みやすく安全に楽しく乗れるマシンではないかと思いました。
個人的に残念なのはデザインがもっと洗練されていればなというところでしょうか。
以前はさておき、現在はメーカー的にはマイナーな部類に入るので、デザイン面で他社を抜きん出た魅力があればいいのかなと勝手な思いでした。

2. SHERCO SEF250, 4st
これはサスペンションが特筆物でした。
以前、RG3のモディファイ車に試乗した時にも感じたような動き。
細かいギャップを感じない初期の作動性、しっとり感。
メーカー下ろしのスタンダード車とは信じられないような作動感を感じました。
これは気持ちよく走れると思います。
エンジンは必要にして十分なパワーがあります。
個人的にはフロントフォークの突き出しを若干出して前下がりにすると旋回性も上がってベストフィーリングになるような気がしました。

3. SHERCO SE250, 2st
この車両はハード用にセッティングをModifyしているとの事でした。
自分的には4stで感じた感動がなく、ごくごく普通のマシンといった感じで特に印象は残らなかったので感想なしです。
それほど4stが素晴らしかったという事だと思います。

4. BETA RR2T 250
Betaってどちらかと言うとハードエンデューロや山遊びに向いていて低回転で粘る扱いやすい特性なのかなと思っていました。
その印象が完全に変わりました。
高回転まで回り、高回転で強烈なパワーの出るエンジン。
足回りも高速走行やジャンプに耐える反力があり、ハイスピードで攻めるほど安定感が増すフィーリング。
一言で言うと、先鋭的なマシン、これぞまさに現代のEDレーサーといった感じでした。
これは初心者の人がいきなり乗るのは持て余しそうです。
どちらかと言うと、KTMとかよりもYZ250Xに近い印象でした。
クロスカントリーに向いているのではないでしょうか。
乗ってて非常に楽しいです。

5. BETA RR2T 300
250であれほどパワフルだったので300はちょっとやばいんじゃないのかな?と思いながら試乗しました。
結論から言うと、300を全開でぶん回す事は私の腕では不可能です。
ここまでのパワーは要りません。
ただ、途中から3速固定で走ってみました。
このコースは他のマシンだとコーナーや上りは2速、速度の出る区間は3速で走るようなレイアウトでした。
BETAの300だと3速固定で走っても全く問題ないんですね。
問題ないどころか加速でのもたつきがないので3速固定の方がタイム的にも速いかもしれないです。
最終コーナーは直角ターンで相当スピードが落ちるのですが、そのような場面でももたつきはほぼ皆無でした。
ただ、そこからアクセル開けていった時の高回転域のパワーはコントロール不能レベルになるので要注意です。
250か300かどちらか選べと言われたら悩みますね。
ハードEDなら300がいいと思いますが、JNCCなんかで気持ちよく走れるのは250だと思います。
自分なら250にしますかね。

6. KTM 150XC-W
残念ながら250TPIは展示のみでした。
150はセッティングが出ていないのか、パワーが全然出ていなかったのでちょっと走って試乗をやめました。
これが本来の150のポテンシャルではないと思うので、試乗した人に誤解されなければいいなと思います。
YZ125Xと比べても明らかにパワーが出ていませんでしたから。
といった感想でした。
今回のベストなマシンはSHERCOの4st、いやいやBetaの250でしょうか。
次点はGASGASかな。
う〜ん、色々な車種を試乗させて頂いたので、成田大試乗会は欠席でもいいかなと思い始めてしまいました。。。



JNCC最終戦爺ヶ岳ラウンドに参戦してきました。

<結果>
COMP-A 5位/40台
COMP総合 27位/162台

マシン: 16 KTM250EXC

今回は相当な前準備をして大会にのぞみました。

2週間前に開催されたG-Rideに2日間とも参加。
ここでX20、AT81EX、V33sゲコタ、MX33を徹底的にテスト。
タイヤの中身もムース、Tublissにして0.25〜0.8kgまでセクション毎に細かく検証しました。

最終的にはTublissが空気圧を調整できるので好感触だったのですが、VE33sでエアを下げたところ最終日にパンク。
VE33sはサイド剛性高い感じだったのでパンクしても走れるかなと予想していたのですが、実際のところは全く走れませんでした。
パンク時の走りにくさはノーマルゲコタと変わらないレベルだと思います。

適度に痩せたムースもなかったので悩んだ結果、AAGPはチューブでいく事にしました。
もうレースも終わったので情報開示しますが、トリプルチューブ仕様にしました。
単純に3重チューブにすると重量増となるので、ベースをヘビーチューブにして2重目はノーマルチューブを一巻、3重目はリムと当たる部分のみヘビーチューブをカットしてプロテクトするイメージです。

文章だと分かりにくいですが、プロテクションを確保しつつ重量増を極力抑える仕様としました。
問題は組付けるのが大変だという事ですね。

G-Rideではウッズとジュラシックパークのラインを徹底的に覚えました。
ただ、最速ラインと思った大外は実際にAAGPで走ってみると決して最速ではなかったです。

土曜日は試乗会でCRF250RXとTPIに乗るのを楽しみにしていたのですが、試乗会の時間が早かったために試乗はできませんでした。

そして日曜の決勝レース。
今回は仲間が大勢観戦に来ていたので気合を入れていきました。

スタートは上手く始動してホールショット。
神馬君のヘルカメ動画で見ると1コーナー立ち上がりの加速でプチ独走状態に持っていけていました。

続くゲレンデの右コーナー進入で大神君に抜かれます。
そのまま付いて行こうとしたら大神君がフカフカ路面に足を取られて転倒しかけたところに突っ込んでしまい一旦停止状態に。
大神君はBETAの始動性もよく、序盤のプッシュが相当激しいので要注意人物です。。。

幸いにもすぐにリスタートできてトップに立った大村君に続き2位でゲレンデを抜けてRRRへ。
後から動画を確認すると、フレアライン店長さんが序盤3位を走っていたようです。

RRRを無難にこなして2位で再びゲレンデに。
その辺でAAの選手に追い付いてきました。

AAの選手は簡単には抜けないので攻めあぐねている間に後続が追い付いてきました。
プチウッズでAA選手と同じラインをいったら反対側から抜かれて3位に落ちてしまった。。。

その後、源流で前の選手が詰まったので難しいラインを行こうとして自分も突っかかってポジションダウンしたり。
タイムチェックポイントの手前でぼて転けしてアクセル全開になってしまい、ストップボタンで止まるまで待って順位落として1周目は4位。
神馬、大村、上田、まくすの順位だったと思います。

なんかこの日は転倒するとアクセル全開固定となってしまい、焦ってエンジン停止させるというロスが多かった気がします。
クラッチ握って起こせばよかったのかもしれないです。

タイヤセッティングはばっちりだったので、次の周以降もコンプガレは全く問題ありませんでした。
スタック車がいても自由にラインを変えて上っていけたので、逆にスタック車が大勢出てきて欲しいと思ったくらいです。

コンプガレには土曜の段階で綺麗なラインが出来てしまっていたので、実は下見時に頑張って石をライン上にばら撒いて難しくしようとしたんですよね。
でも単独で石巻いてもたいした事は出来なくて効果なかったと思います。。。

G-Ride初日の朝はすごく荒れてて相当難しかったので、できればその状況を再現したかったのですが。

一方、RRRはかなり苦戦しました。
G-Rideの土曜日は転圧されていてまるでフラット路面のように攻めて走れたのですが、翌日後半は非常に荒れてきて難しい状態になっていました。
そのコンディションから変わらずだったようで、スタンディングもなかなか出来ず、いいラインも見付からず、レース中3、4回ほどRRRで転倒を喫してしまいました。

2周目以降はずっと5位で周回。
塾長としばらく絡んだり。
塾長は450だったので、今回は勝てるかなと期待してました。
後半、途中で見失ったから引き離したとばかり思っていたのですが、1分差で負けてたので、どうやら自分が引き離されただけだったようです。

同クラスでは上田君とバトルする時間が一番長かったです。
彼は今年は1位〜3位と最低3位の成績だし、絶対バトルできる相手ではないと思っていました。
MXライダーなのでゲレンデの速さは相当でしたが、ガレでミスする事が多かったようで何度離されてもそのうち追い付く場面が多かったです。
後半一気に追い上げていったので、KYBのエアサスが良くてガレにも慣れてきたのかもしれないですね。

AAGPでは特に波乱や混乱、大きなミスもなくそのまま終盤戦へ。
頭の中では強力なライバル勢、保坂君やツバッチー、内嶋さんや岩井さん、JEC-IA勢達がいつ襲ってくるのかと戦々恐々としていました。
それぞれ序盤で戦線離脱したり、コースを攻略できなかったりしたようです。

ラスト2周くらいになって、#125重田さんの姿がちらほらと見えてきました。
ウッズが超絶に速い。
ベストラップも40秒ほど負けてるし、スピードでは負けてる感じでした。
重田選手とはこれまでも終盤でバトルする事が多かった気がしますが、ほとんど負けてるので苦手です。

L2で抜かれて、ガレでミスしている間に抜き返して5位でラストラップに突入。
後方に見えなかったのでこのまま5位を死守できるか。

ラストラップはやや慎重に押さえ気味な走りになってしまいました。
最後のコンプウッズで後方に赤ゼッケンのマシンが見えたので、道を譲ります。

すると、その更に後方から重田さんが凄い勢いで来て、AAの選手が道を譲っている。
そんなバカな。
だったら譲るんじゃなかった(笑)。

AAの選手も私には今さら譲ってくれないので、差が少し開いてしまいました。
ほぼ万事休すだったのですが、ジュラシックパークでガレのきつい最短ラインを選択して一気に抜けたら追い抜きに成功。
おそらく重田さんは周回遅れの選手に道を阻まれたか、軽くスタックしたのでしょう。

そのまま5位で無事にチェッカーを受ける事が出来ました。

今シーズンはなかなか成績を残す事ができず、ベストが広島の7位だったので、何とか今期ベストリザルトは出す事が出来ました。
総合も27位と順位的にはよくないですが、数えるとMX-IAが前に16人もいるのでまあまあかもしれません。

このレースでは最後までペースを落とさず攻めて走れたのですが、ちょっとこれ以上のスピードは厳しい感がしました。
一般中高年ライダーにはスピード的に限界に近いなと。
実際問題、後半空が曇って少し暗くなってきてからはウッズの中で視界不良でよく見えない状態で走ってましたし。

そうは言え、まだもう少し頑張れそうなので、来年もJNCC参戦しようかなという気持ちになっています。
来シーズンもお付き合い、よろしくお願いします。












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