JNCC最終戦爺ヶ岳ラウンドに参戦してきました。

<結果>
COMP-A 5位/40台
COMP総合 27位/162台

マシン: 16 KTM250EXC

今回は相当な前準備をして大会にのぞみました。

2週間前に開催されたG-Rideに2日間とも参加。
ここでX20、AT81EX、V33sゲコタ、MX33を徹底的にテスト。
タイヤの中身もムース、Tublissにして0.25〜0.8kgまでセクション毎に細かく検証しました。

最終的にはTublissが空気圧を調整できるので好感触だったのですが、VE33sでエアを下げたところ最終日にパンク。
VE33sはサイド剛性高い感じだったのでパンクしても走れるかなと予想していたのですが、実際のところは全く走れませんでした。
パンク時の走りにくさはノーマルゲコタと変わらないレベルだと思います。

適度に痩せたムースもなかったので悩んだ結果、AAGPはチューブでいく事にしました。
もうレースも終わったので情報開示しますが、トリプルチューブ仕様にしました。
単純に3重チューブにすると重量増となるので、ベースをヘビーチューブにして2重目はノーマルチューブを一巻、3重目はリムと当たる部分のみヘビーチューブをカットしてプロテクトするイメージです。

文章だと分かりにくいですが、プロテクションを確保しつつ重量増を極力抑える仕様としました。
問題は組付けるのが大変だという事ですね。

G-Rideではウッズとジュラシックパークのラインを徹底的に覚えました。
ただ、最速ラインと思った大外は実際にAAGPで走ってみると決して最速ではなかったです。

土曜日は試乗会でCRF250RXとTPIに乗るのを楽しみにしていたのですが、試乗会の時間が早かったために試乗はできませんでした。

そして日曜の決勝レース。
今回は仲間が大勢観戦に来ていたので気合を入れていきました。

スタートは上手く始動してホールショット。
神馬君のヘルカメ動画で見ると1コーナー立ち上がりの加速でプチ独走状態に持っていけていました。

続くゲレンデの右コーナー進入で大神君に抜かれます。
そのまま付いて行こうとしたら大神君がフカフカ路面に足を取られて転倒しかけたところに突っ込んでしまい一旦停止状態に。
大神君はBETAの始動性もよく、序盤のプッシュが相当激しいので要注意人物です。。。

幸いにもすぐにリスタートできてトップに立った大村君に続き2位でゲレンデを抜けてRRRへ。
後から動画を確認すると、フレアライン店長さんが序盤3位を走っていたようです。

RRRを無難にこなして2位で再びゲレンデに。
その辺でAAの選手に追い付いてきました。

AAの選手は簡単には抜けないので攻めあぐねている間に後続が追い付いてきました。
プチウッズでAA選手と同じラインをいったら反対側から抜かれて3位に落ちてしまった。。。

その後、源流で前の選手が詰まったので難しいラインを行こうとして自分も突っかかってポジションダウンしたり。
タイムチェックポイントの手前でぼて転けしてアクセル全開になってしまい、ストップボタンで止まるまで待って順位落として1周目は4位。
神馬、大村、上田、まくすの順位だったと思います。

なんかこの日は転倒するとアクセル全開固定となってしまい、焦ってエンジン停止させるというロスが多かった気がします。
クラッチ握って起こせばよかったのかもしれないです。

タイヤセッティングはばっちりだったので、次の周以降もコンプガレは全く問題ありませんでした。
スタック車がいても自由にラインを変えて上っていけたので、逆にスタック車が大勢出てきて欲しいと思ったくらいです。

コンプガレには土曜の段階で綺麗なラインが出来てしまっていたので、実は下見時に頑張って石をライン上にばら撒いて難しくしようとしたんですよね。
でも単独で石巻いてもたいした事は出来なくて効果なかったと思います。。。

G-Ride初日の朝はすごく荒れてて相当難しかったので、できればその状況を再現したかったのですが。

一方、RRRはかなり苦戦しました。
G-Rideの土曜日は転圧されていてまるでフラット路面のように攻めて走れたのですが、翌日後半は非常に荒れてきて難しい状態になっていました。
そのコンディションから変わらずだったようで、スタンディングもなかなか出来ず、いいラインも見付からず、レース中3、4回ほどRRRで転倒を喫してしまいました。

2周目以降はずっと5位で周回。
塾長としばらく絡んだり。
塾長は450だったので、今回は勝てるかなと期待してました。
後半、途中で見失ったから引き離したとばかり思っていたのですが、1分差で負けてたので、どうやら自分が引き離されただけだったようです。

同クラスでは上田君とバトルする時間が一番長かったです。
彼は今年は1位〜3位と最低3位の成績だし、絶対バトルできる相手ではないと思っていました。
MXライダーなのでゲレンデの速さは相当でしたが、ガレでミスする事が多かったようで何度離されてもそのうち追い付く場面が多かったです。
後半一気に追い上げていったので、KYBのエアサスが良くてガレにも慣れてきたのかもしれないですね。

AAGPでは特に波乱や混乱、大きなミスもなくそのまま終盤戦へ。
頭の中では強力なライバル勢、保坂君やツバッチー、内嶋さんや岩井さん、JEC-IA勢達がいつ襲ってくるのかと戦々恐々としていました。
それぞれ序盤で戦線離脱したり、コースを攻略できなかったりしたようです。

ラスト2周くらいになって、#125重田さんの姿がちらほらと見えてきました。
ウッズが超絶に速い。
ベストラップも40秒ほど負けてるし、スピードでは負けてる感じでした。
重田選手とはこれまでも終盤でバトルする事が多かった気がしますが、ほとんど負けてるので苦手です。

L2で抜かれて、ガレでミスしている間に抜き返して5位でラストラップに突入。
後方に見えなかったのでこのまま5位を死守できるか。

ラストラップはやや慎重に押さえ気味な走りになってしまいました。
最後のコンプウッズで後方に赤ゼッケンのマシンが見えたので、道を譲ります。

すると、その更に後方から重田さんが凄い勢いで来て、AAの選手が道を譲っている。
そんなバカな。
だったら譲るんじゃなかった(笑)。

AAの選手も私には今さら譲ってくれないので、差が少し開いてしまいました。
ほぼ万事休すだったのですが、ジュラシックパークでガレのきつい最短ラインを選択して一気に抜けたら追い抜きに成功。
おそらく重田さんは周回遅れの選手に道を阻まれたか、軽くスタックしたのでしょう。

そのまま5位で無事にチェッカーを受ける事が出来ました。

今シーズンはなかなか成績を残す事ができず、ベストが広島の7位だったので、何とか今期ベストリザルトは出す事が出来ました。
総合も27位と順位的にはよくないですが、数えるとMX-IAが前に16人もいるのでまあまあかもしれません。

このレースでは最後までペースを落とさず攻めて走れたのですが、ちょっとこれ以上のスピードは厳しい感がしました。
一般中高年ライダーにはスピード的に限界に近いなと。
実際問題、後半空が曇って少し暗くなってきてからはウッズの中で視界不良でよく見えない状態で走ってましたし。

そうは言え、まだもう少し頑張れそうなので、来年もJNCC参戦しようかなという気持ちになっています。
来シーズンもお付き合い、よろしくお願いします。