
福岡県直方市の「汽車倶楽部」で保存されている筑豊電気鉄道の2003ACB.元西鉄福岡市内線の2両連接車に、北九州線の2両連接車の車体を切断して3連接化したもので、元の車号は福岡1303A-北九州1044A-福岡1303Bである。筑豊電鉄では1976年10月から運行を開始し、1977年8月に3両連接化、その後ライトを西鉄大牟田線600形と同様のものに改造、さらには1984年に冷房化されている。台車もKL-13から、3000形から流用したNS-15に、 また、更新の過程で側窓がユニット化されており、種車を同じとする広電3000形とはかなりの差異が発生した。2022年11月に運用を終了、2023年4月13日に搬出され、直方市の汽車倶楽部で保存されている。
なお、AB車は1964年、C車は1959年製で、どちらも日立製作所製であるが、銘板はC車に「九州車輛 昭和52年」のものしか見当たらない。