文化

2006年12月06日

三国湊の報恩講

報恩講浄土真宗本願寺派の我家は今日が報恩講の日である
報恩講は宗祖親鸞聖人のご苦労をしのび、そのご苦労を通じて、阿弥陀如来のお救いを頂くことを、改めて心に深く味わわせていただく法要であります
お仏壇には赤い蝋燭を立て、住職と役僧と家族一同が仏前で合掌をして正信念仏偈を読経する
日々の礼拝も疎かな身にとって、年に一度の心が引き締まる行事であり、改めて如来の恩徳を思い直す日としたい

その教えは、阿弥陀如来がまだ法蔵菩薩であった時、一切の衆生が自分の浄土に往生できなかったら、私は如来に成らないという誓願を立て、無限の時間にわたる修行を行い、その誓願を成就して阿弥陀如来になったという
法蔵菩薩の48の誓願の中の第18番目の誓願が
「設我得佛十方衆生至 心信楽欲生我國乃至十 
 念若不生者不取正覚 唯除五逆誹謗正法」
である
一切の衆生が、阿弥陀如来に帰依することで浄土に往生できるという教えである
「教行信証」の「帰命は本願招喚の勅命なり」というお言葉を胸において、ただ南無阿弥陀仏の名号を称えるばかりである

我派にとって、特別大切にしなければならない太子七高僧がある
太子とは聖徳太子であり、親鸞が比叡山で求道に行き詰って、大阪磯長(太子町)にある太子のご廟に参り、その解決の道を問うた
不眠不休の祈願のため失神したが、夢の中で「磯長の夢告」があり、それによって一層の修行に邁進されたという
七高僧とは龍樹菩薩、天親菩薩、曇鸞和尚、道綽禅師、善導大師、源信和尚、源空上人であり、そのご恩については正信偈の中に記されている
ブッダから根本分裂、枝末分裂を経て大乗仏教が起こり龍樹が「中論」等を著わすことから始まり、七高僧を辿ることによって、浄土教の思想を少しでも解りたい
また鳩摩羅什などの天才の仏教理解のための貢献の足跡ももっと深く知っていきたい

人間にとっての「死」という根本不安を哲学的に解決することはできないであろう
哲学は真理を探求することがその使命であり、常に真理への到達途上にあるものである 他方、宗教は真理を信じることである 
パウル・ティリッヒによれば「哲学と宗教とは、非所有と所有、問うことと答えることの中に立っている」という 哲学は真理への途上であるが、宗教は真理をすでに獲得所有しており、それによって答えるのである
それは宗教者が辿りついた真理から答えを見つけ、それを一心に信じることによって根本不安が解消し、人間の全存在の救済が行われるということであろう

こんな話を寺から聞いたことは全く無いのが不思議だが、今夜は久し振りに宗教について思ってみたい





 

 



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2006年11月05日

三国湊の「寿歌」

三國湊座の「寿歌」会場三國湊座で「寿歌(ほぎうた)」が上演されており、本日午後8時からが最後の舞台となる
多くの演劇ファンが集まっている
舞台は三國湊座の奥にあって、三國湊座の奥の壁面を抜け外へ出て、ライトで照らされた細長い緑の広場を通るころから不思議な気持ちになってくる 案内された所は見たこともない四方を大漁旗で被った奥に長い空間が現れる 大漁旗の外はネットがあるだけで、外部とは薄い布だけで隔てられている
 
舞台は客席と同じ高さのフロアで、中央部が数十センチ高く広くなっている

芝居が始まった

 
三国湊でこのような演劇が上演されたことがうれしい


 


 

 

 



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2006年10月23日

三国湊で「寿歌(ほぎうた)」演劇公演

三國湊座三国湊の人たちと演劇界の鬼才といわれる中島陽典による演劇「寿歌(ほぎうた) 〜タツジとカセン〜」の公演が、11月3日(金)、4日(土)、5日(日) (午後7時開場 8時開演)に、三國湊座を会場に開催される

三国湊魅力づくりプロジェクト実行委員会・三國湊座の主催で、nakajima theatre company のプレゼンツで行われ、三国湊と東京の演劇人が結集して作っていく

現在三国湊で厳しい稽古と芝居小屋づくりが行われている

お問合せ 三國湊座 0776−81−3921


是非ご覧いただきたい



 

 

 



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2006年10月22日

福井県高校生現代アートビエンナーレ

「帷(とばり)」第1回福井県高校生アートビエンナーレ表彰式

 

 

 


坂井市では「ONO MEMORIAL」の積極的な活用の一環として、福井県内の高校生を対象としたコンペティション、「第1回福井県高校生現代アートビエンナーレ」を開催し、去る7月17日に国内一流の美術家による審査を行った その表彰式が、昨日みくに文化未来館で行われた 
今回のコンペに参加した高校生たちは、過去の経験とは異なる、小野忠弘が一番大事にした「自由」な中に、新しいイメージを浮かべ創造的想像力を働かせ、美や崇高性を支える人間性の普遍性に訴えることができたのでしょう
昨年の今頃、三国湊では国民文化祭の現代美術部門が、街中を創作展示会場として開かれ、来町者や住民に不思議なエネルギーを与えていたが、今回も同様な力を感じることができた
作品は「ONO メモリアル」で1ヶ月間展示される



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2006年07月29日

真夏の夜の夢in三国

松ヶ下西光寺真夏の夜の夢in三国

 

 

 


三国湊魅力づくりプロジェクト主催の「真夏の夜の夢in三国」が今夜昨年に引き続き行われた
サンセットクルージングは梅雨最後の雨のため中止となってしまったが、「タンゴのしらべ 小川紀美代ライブ」は松ヶ下西光寺のお御堂を会場に、百人を超える音楽愛好者が集い、日頃は聞く機会の少ないバンドネオンの演奏に楽しい時を過ごしていた 
旧森田銀行本店また満天の星空の中、旧森田銀行本店、旧岸名家、大木道具店などがライトアップされ、夕涼みながら夜の町並みを散策している 
三國湊座でもコンサートが開かれ、今宵は賑やかな下町筋であった
三國湊座の看板は昼は店名が余り目立たないが、夜には彫りの深い文字が現れて迫力がある
三國湊座



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2006年07月13日

高見順の「荒磯忌」

高見順の墓「荒磯忌」があるこの頃は何時も暑く、今日は31.7℃の猛暑である 22回目となる今年の「荒磯忌」は16日(日)で、午前10時から荒磯遊歩道の「高見順文学記念碑」前で「高見順をしのぶつどい」があり、その後、高見順の墓がある三国町宿の「円蔵寺」で法要と墓参が行われる 午後2時からは「みくに龍翔館」で講演会が開催される予定である

高見順の当ブログ内の記事
2005/2/18 高見順の誕生日
1/28 高見順文学碑

円蔵寺1/25 高見家と天神講
1/24 高見順とその後
1/23 三国湊と高見順など「文化」カテゴリーにあります


 



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2006年05月14日

三国祭が近い

滝谷区「山内一豊」山車三国祭が19日(金)〜21日(日)に開催されるが、奉納される山車の渡り初めが各地区で行われた 地区民への披露と予行演習のためである 20日の本番の時には山車の巡行路となっていない所でも、山車の通れる道路幅のある所へは出向いて行くため、皆が楽しみに下新区「武田信玄」山車待っている 団長の指示に従い、舵棒を担当する者、山車の上へ登って撞木で電線を捌く者、囃子方そして引き手の人たちがそれぞれの持ち場を確かめていく
今年の祭には例年より1基多い7基の山車が巡行する 四之部の山車は滝谷区が担当し参番山車として「山内一豊」が得意の槍を握って登場する 三之部は下新区の当番で「武田信玄」を奉納する
四日市区は「畑六郎左衛門時能」、大門区は「丹下左膳」、松ヶ下区は「鏡獅子」、上台区は「弁慶引き摺り鐘の場」、三国祭保存振興会は「桃太郎」をそれぞれ奉納する
20日は各地区を出発して11時30分頃には全ての山車が三国神社前に整列をする 1時ごろ神社を出発して三国湊を巡り、夕方4時ごろからは駅前に集まって、賑やかに催し物が披露される その後、ライトアップされた山車は夜8時頃に各山車蔵へ到着する 
三国祭の山車の紹介や巡行路、見所などを案内したリーフレットを三国祭保存振興会が作っており、駅や各施設で配布されている



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2006年02月26日

三国湊の歴史研究紀要 みくに史学会

三国湊の歴史研究紀要三国湊の歴史研究紀要目次

 

 

 

この度、三国湊の「みくに龍翔館」より「研究紀要第1号」が発行された 三国町には昭和58年発行の「三国町史」と平成元年発行「三国三国湊の「三国町史」「三国町百年史」町百年史」があるが、それらに取り上げられなかった分野や近年新たに研究がなされた歴史や文化について「みくに史学会(冨永亮一郎代表)」が中心となって考察がなされている 

目次を紹介する
<テーマ1>三国湊と寺院
 中世期の三国湊の考察
 −森田家と中世寺院を中心として−(冨永亮一郎)
<テーマ2>三国の鉄道史
 三国支線についての考察(南谷則寛)
 三国湊を巡る交通網と変遷(冨永亮一郎)
<テーマ3>三国湊と遊郭
 昭和の三国出村の遊郭(岡安夫)
 三国遊女町の考究(冨永亮一郎)
[特別寄稿]
 三国町と芦原温泉の関連について(末政千代子)
 論考 三好達治の謎(張籠二三枝)

歴史は確かめられた事実の集成からなり、事実は歴史家が事実に呼びかけた時にだけ語る といわれるが、郷土の、また郷土と他の地域との関係した歴史については、そこに住む人が事実に光を当てることが大事であり、今後も研究の成果に期待をしていきたい

 

 

 

 



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2006年02月19日

三国湊の「三国わが夢の町コンサート」

三国湊の「三国わが夢の町コンサート」三国湊の「みくに文化未来館」において本日午後1時30分から「三国わが夢の町コンサート」が開かれた 合併まで1ヶ月となった三国町を愛する人たちがともに集い、有終の美を飾り、やがて来る新しい未来へ向かって希望の歌をともに歌おうとするものである
「三国わが夢の町合唱団」は昨年の11月から練習を開始して見事なハーモニーであり、また三国中学校吹奏楽部・合唱部、三国高校吹奏楽部・合唱部、福井室内管弦楽団などが協力して演奏を聞かせてくれた 
会場に入りきれないほどの盛況で、三国への深い思いと、新しい町への期待を感じさせる新鮮で温かい時間であった



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2006年01月29日

三国湊の堂森芳夫先生 荒川洋治 平澤貞二郎

三国湊の堂森芳夫先生の像三国湊の「みくに龍翔館」の庭に「堂森芳夫」先生の像が建っている
その顕彰碑に次のように刻まれている

「人に不測の疾病あれば療するに仁医なかるべからず 国に不当の施政あれば正すに政客の参議なかるべからず
先生は正にこの両面を兼備された国士であった
先生は明治三十六年生をうけられ 昭和四年官立金沢医科大学を卒業 以後専ら医道に精進されたが 昭和二十一年戦後の混乱期における県民各層の嘱望辞し難く衆議院議員選挙に出馬 初当選されて以来 二十七年有余の長きに亘り国政壇場にて政治改革に身を挺して活躍された 社会保障制度、医療制度の充実は民主国家に不可欠のものとの政治信念は国の施政に大きな影響を残した
先生は正に平和国家日本の進路を拓かれた真の政治家であった
昭和五十二年一月十三日逝去さる 七十三歳
    昭和六十年六月四日
 堂森芳夫顕彰会名誉会長
     福井県知事  中川平太夫      」

堂森先生は戦後間もなくの頃から、分裂社会党が統一されてできた55年体制の前半部に活躍した社会党の政治家である その間福井県内では福田一、坪川信三、植木庚子郎ら自民党の代議士とともに社会党からは堂森芳夫と4人の衆議院議員が長期間にわたって選出されてきた 
三国湊の地蔵町通り堂森先生の自宅兼医院は三国町神明一丁目(橋本町)の地蔵町通りにあったが、現在は取り壊されている 
先生は文化にも造詣が深く、戦後の福井県内の文化サークルの設立に力をつくし、三国湊においても三好達治伊藤柏翠、畠中哲夫、三国湊の堂森医院跡小野忠弘らとともに「三国地方文化会」をつくって文化の向上に尽力した 
三国町新保出身の詩人荒川洋治の詩集「空中の茱萸(ぐみ)」(2000年読売文学賞)の中の「文庫」に堂森先生のことや三国町立図書館には堂森文庫が置かれていることが書かれて三国湊の平澤貞二郎記念文庫いる 文庫は現在地下に移動し、図書館の入り口には平澤貞二郎記念文庫が置かれH氏賞受賞作品が並べられている 「H氏賞」は三国町元新出身の平澤貞二郎氏が昭和25年創設したもので詩壇の芥川賞といわれる 荒川洋治も「水駅」でこの賞を受けている
三国湊は多くの詩人と関係が深い土地で、伊藤信吉氏は「秋ふかし「小民」の詩人のふるさと三國町」と言っている

 



  


 

 

 

 



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