容疑者Xの献身 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋
2008-08-05



[容疑者Xの献身:東野圭吾:文春文庫]

花岡靖子と娘の美里は、靖子が離婚した
元夫の富樫を首をしめて、殺害してしまう。
富樫がお金をせびりに来て、暴力をふるったので、
自衛のためにやったのだ。
隣室に住んでいる男の石神は、
その出来事に気がつき、やってくる。

石神は高校の数学教師だ。
前から靖子に思いを寄せている。
靖子達に自首する気持ちが無いことを
知ると、靖子達のアリバイ工作を
かってでる。

江戸川の堤防で、顔をつぶされ、手を焼かれて
指紋が無い男の死体が発見された。
男は富樫であることがわかった。

刑事の草薙が捜査を開始する。
帝都大学の物理学の准教授の湯川は、
いつも草薙の捜査の相談にのっている。

容疑者の可能性が有る人物として
花岡靖子の名前があがる。
しかし靖子と美里にはありばいがある。

靖子の隣の部屋に住んでいる石神は、
帝都大学で湯川と同級だった男だという事がわかる。
湯川は物理学の天才、石神は数学の天才として、
お互いに認め合った仲だった。
その二人が再会したが、壮絶な頭脳戦が
展開される。

湯川は犯人を推理する事ができるのか、それとも
石神が靖子と美里を守りきるのか?
石神は考えられない行動を行う。

靖子に思いをよせる工藤という男も現れて、
事態は一層混沌としてくる。

石神は言った。
「以前おまえにこういう問題を出されたことがある。
人に解けない問題を作るのと、その問題を解くのでは、
どちらが難しいかー覚えているか」
湯川が言った。
「覚えている。僕の答えは、問題を作るほうが
難しい、だ。解答者は、常に出題者に対して
経緯を払わねばと思っている」

私は純文学ファンで、純文学を中心に読んできました。
最近ミステリーを読んで、その面白さに気がつきました。
「容疑者Xの献身」は、おもしろいストーリーで
読みやすい文章、知恵くらべの面白さと
あっと驚くどんでん返しがあります。
本当に面白いミステリー小説です。おすすめです。

湯川は言います。
「凡人が隠蔽工作を複雑にやろうとすると、
その複雑さゆえに墓穴を掘る。
ところが天才はそんなことはしない。
極めて単純な、だけど常人には思いつかない
常人なら絶対に選ばない方法を選ぶことで、
問題を一気に複雑化させる」

あなたは見破れますか


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