March 2014

March 27, 2014

アンディ・ウォーホル展・・・感性への刺激 マイ・ウェイ・・・エルヴィス・プレスリー


image絵画、写真、彫刻、インスタレーション・・・

20世紀のマルチタレントだったアンディ・ウォーホル・・・


アートの楽しさを感じさせてくれる展示会です。







アートの面白さを気付かされたのは5年前に行った直島です。

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至る所にアートがあります。



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中でも安藤忠雄さんが手がけた地中美術館は圧巻でした。
展示室の一つ、立方体の部屋、、、
一面ブルーの室内です。
(撮影禁止なので写真はありません。)


全くの異次元空間にいる感じです。
立方体と言えども折り目が分からない・・・
ブルー空間に自分自身浮かんでいる感じです。

この体験がアートへ惹きつけられるきっかけになった気がします。

異次元体験・・・
今までに感じたことのない全く新しい感覚を感じることが出来るアート・・・

感性を思い切り刺激してくれます。
新しい刺激?・・・自分でもアドレナリンが出て来るのがわかります。(老化防止?)


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今回もそんな感じの「アンディ・ウォーホル展」でした。

作品を観る前にヴァラエティに富んだ観に来ている人々に目を奪われます。

雰囲気のある個性豊かな来訪者、、、、
服装、表情、会話が面白く、一緒に歩いていると楽しくなってきます。







面白かったのが作者が有名な女性の女装をして自画像を撮った写真。
9人の違ったセレブ女性の女装変装写真です。

面白かったのは、観ていたアメリカ人は9人即座に誰々と言い当てていたこと。
私が分かったのは、「マリリン・モンロー」「エリザベス・テイラー」「ダイアナ妃」「ジャクリーヌ・ケネディ」・・・
あとは分りません。

image

作品はこんな写真からイラスト、パッケージデザイン、空間インスタレーション、映像など幅広く展示されています。

時代はアメリカ大量消費時代、華やかに見える世界の裏に潜む陰を彼は見ていたのかも知れません。

作品の横に添えられていたコメントが気になります・・・





”As soon as you have to decide and choose, it’s wrong!
My instinct about painting says,”If you don’t think about it, it’s right!”

Why should I be original?
Why can’t I be non-original?

先日急逝された安西水丸さんの言葉と重なります…
「直感!」
自分をよく見せようとか思うより、直感で進めて行く方がいい…
茂木健一郎さんが言ってた「脱抑制」、改めて感じる展示会でした。

まだまだこの歳になってもこの域には達しません…
勉強しなければ…
でも新しい刺激を受けるのはとても楽しい事ですね!

作品の中にしばしば登場したこの人…
時代の象徴、そしてこの曲と衣裳、振付も永遠に遺ります…
エルヴィス・プレスリー



Youtubeにこの楽曲をアップして頂いた方有難うございました。
Many thanks for sharing this song with you!










 

hkamiya1104 at 23:54|PermalinkComments(8)TrackBack(0) Pops | アート

March 20, 2014

ラファエル前派展/ザ・ビューティフル・・・時代に反逆する若者達  若者たち・・・ザ・ブロードサイド・フォー

2か所で開催されている美術展。
珍しくどちらもイギリスが舞台。

テーマは違っても底に流れる背景は同じ様に感じます。


写真 1





写真 2











どちらも1850年代から世紀末にかけてのイギリス。
産業革命が一段落し、不況、デフレが蔓延しつつあった時代。

息苦しい時代への若者の反逆が見られます。 
大人達が押し付ける既成道徳、倫理観、こうあるべき論への反発。
1960年〜70年代に日本でも感じていた感覚に近いものなのでしょうか…

一方で産業革命による工業化、効率化、大量生産から来る芸術工芸センスの欠如。


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息苦しい時代を何とかしたい…
求めるのは「美」…

心の癒しを求めていたのは、何となく現代に通じる所があります。

同じ時代、フランスでは印象派からポスト印象派へ流れて行った時代。


アルフォンソ・ムシャもこの時代です。image














ドイツ・ウィーン,フランスでは音楽芸術が花開いていた頃。
息苦しさから来る世紀末芸術、そして第一次世界大戦への一歩手前の時代。

イギリスで美術工芸産業が始まって行ったのもこの時代です。
こうしてみると19世紀は音楽を始め、永遠に遺る素晴らしい芸術品が生まれる時代だった…



ビートルズもそうですが、イギリスには既成価値を壊し、新しいものへ向かう反逆精神があるようです。
世界から色んな物を取り入れる視野、幅の広さもあります。

丁度日本では明治維新開国の時期。
陶芸や浮世絵などの日本芸術文化が世界へ紹介されていった時代。

この時代ジャポニズムと呼ばれた日本の美術工芸品を取り入れていったのも彼らです。


そして現代へ繋がるシンプル観も当時から持っていたようです。

ウイリアム・モリスの言葉。。。
「家には役立つと思うか、美しいと信ずるか以外は置かないように。」


目指すは、
「工業化以前の手工業製品に戻りながら、安く大量生産出来るようにするには・・・」

美しさと大量生産を追い求めたのが北欧、ドイツデザインへと継承されて行きます。


写真
2つの美術展から見えて来たこと。

産業革命→経済発展→成熟社会→貧富の格差拡大→社会矛盾や亀裂表面化→倫理観の欠如→堕落した人間救済の必要性・・・

ホントに現代の流れを見ているようです…

少しでも心の安らぎを得るためにも「美」の追及は必要だった・・・
現代社会にもそれが言えると思います。
若者の時代への反逆があってこそ時代は変革できます。

「美」の追及にだけでなく、あらゆる場面で大人への反逆を試みて欲しいと思います。
この息苦しい時代を変えていくためにも・・・


大人への反発に燃えていた学生時代を思い出します。
そしてこの曲も浮かんできます。



Youtubeにこの楽曲をアップして頂いた方有難うございました。
Many thanks for sharing this song with you!
 

hkamiya1104 at 11:43|PermalinkComments(4)TrackBack(0) J-Pops | 美術

March 15, 2014

シンプルライフ(続き)・・・フランスと北欧 緑の季節・・・山本潤子

お金を使わず豊かに…
ドミニク・ローホーさんの本にもフランス人スタイルが描かれています。


でもライフスタイルは個人の生き方。
自分なりに取り入れて行くのが良さそうです。

私の場合?

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北欧の生き方も参考になります。
(写真は昨年の大学で発表したプレゼン資料から)

シンプル、ローコスト、ハイクオリティがコンセプト。






北欧とフランスに共通して言える事…

お金が無くても満足、そして安心して暮らせること。

世界最速で少子高齢化を迎える日本。
不安が一杯です。
現在の生活水準を維持しながら、不安のない将来を築いて行くには?
子供達に不安のない生活をどうやって与えて行くか…

加えて震災復興や原発事故対応費用負担の増大…(すでに税金では加算されています。)

なんだかライフスタイルを考える前に、徴収された税金の使い道に話が飛んでしまいそうですが、
それは別のところで…


自分のライフスタイル…
長期ビジョンが見えにくい日本では、自己責任部分が多くなります。
そうなると将来不安から貯金はなるべく手を付けず減らさないように…

IMG_5519幸い自分の好きな事がお金をあまりかけなくても出来る事。
音楽、美術、歴史…
近くに大学があるのも幸いしてます。図書館には山の様な本が並んでいます。

音楽大学ではレベルの高い演奏を無料で聴くことが出来ます。





心の満足感はこの芸術文化に依る所が大きいですね。
(勿論これには多くの方々がスポンサーになっているのも忘れてはいけません。)




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広い大学キャンパスは運動には最適。

木々も季節折々、それなりの風情を醸し出してくれます。

若い学生さんと一緒にいると、若いエネルギーに圧倒されつつポジティブ思考が芽生えます。




フランスや北欧から学ぶ事…

お金の使い方にメリハリがある…
一歩立ち止まって本当に必要な物かどうか考える…
(買いたくなる魅力的なモノに溢れている日本、これはなかなか難しい...)

自分で出来る事は自分でする...
(これも今の日本ではなかなか難しい。何でも人(お金)に頼ってしまいます。)

これからの日本、広くお金が回るように、東京一極集中から地方分権へ。
格差を無くすために、北欧の様に税金使途の透明化、再配分を再構築…
総エネルギーを減らしながらでも、満足感、安心感を得られる成熟社会になるように…

時間がかかりますが価値観を変えて行きたいですね。
ローコスト・ハイクオリティ!

シンプルと言うと山本潤子さんの声が浮かんできます。
でも無期限休養に入られるとのニュース・・・
もうライブであの歌声は聴けない・・・?
同い年、同じ時代を生きて来た人間にとっては、早く良くなって欲しいと願うばかりです。

好きな曲はたくさんありますが今日はこの曲を聴いていたい感じです・・・



 Youtubeにこの楽曲をアップして頂いた方有難うございました。
Many thanks for sharing this song with you! 

hkamiya1104 at 10:42|PermalinkComments(4)TrackBack(0) J-Pops | 価値観

March 11, 2014

シンプルライフ(続き)・・・大震災から3年経って 愛しい人に捧げる歌・・・桑田佳祐

大震災から3年・・・
もう3年と言うのか、まだ3年と言う感じなのか・・・

ここ西宮は阪神淡路大震災から今年で19年。
津波や原発問題が無く、東日本より遥かに復興スピードは速かったですね。
でも時間はかかりました。

復興プランが良かったのか、最近は充実した生活空間が出来てきたと実感します。

芸術文化施設が出来て人が集まり始め、
ショッピングモールや住宅施設も増えました。
やはり人口が増えてきて活気が出て来た感じです。


復興には時間がかかります。
それだけに生活を第一優先課題として進めるのが一番。

政権交代時の民主党マニフェスト「国民の生活が第一」ではありませんが、今はまずそこに全力投球と言う気がします。

大震災から1年後のブログにシンプルライフをテーマにした記事がアップされていました。
今でもこの感覚は変わらず、当時より強くなって来ています。

2012年の記事。
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大震災後、ライフスタイル価値観が変化しているように感じます。
                                                 
物質から心の豊さへ… 
物質消費から人との繋がりへ…
大量消費から数少ない価値ある上質な物へ…

最近「ミニマリズム」と言う言葉を良く耳にします。
無駄を省くだけではなく、削ぎ落としたものを含めたより上質な価値観の追求・・・

シンプルライフを求める時代に来ている感じがします。

先行してシンプルライフが身についているヨーロッパ。
学ぶ所は多いと思います。
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東日本大震災、2年前と比べて現状はどうでしょう?
原発事故含めて、これからも膨大な復興費用、時間、人手がかかります。

国の動きを見ていると、
生活の充実感より不安感の方が増大・・・
助け合うより、自己責任・・・
行政能力の限界なのか、人間能力の限界なのか・・・


でも文句を言っても始まりません。
少しでも明日は今日より快適に過ごせるように・・・


この曲が浮かんできます。
音楽の力強さを改めて感じます。

今は会えない愛しい人に、生まれ変わって巡り逢えた時には・・・




 

hkamiya1104 at 12:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) J-Pops | 価値観

March 08, 2014

シンプルライフを考える前に・・・個性(自分なりのスタイル) Il est trop tard.(もう遅すぎる)・・・Georges Mousutaki

お金や物が無くても豊かに暮らす?
どうやって?


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疑問に思って検索してみると、生き方本やブログが次々と登場して来ます…


でも結局はその人の価値観やライフスタイルに関わること…

自分なりのスタイルを見つけて行くしか方法はなさそうです。



自分なりのスタイル?
言い換えると「個性」。
自分の「個性」は一体どう言うもの?
言葉で素直に人に伝えられるモノを持ってる?
自分に問いかけても答えは見つかりません…


トーク番組でイラストレーターの安西水丸さんがこう言ってました。
「その人がいるだけで雰囲気が出ている人。そういう人を個性がある人って言う。」

饒舌に自分を語るのではなく、何も語らない…
自意識の排除…
人の評価を気にしたり、上手くやって行こうと言う気持ちを捨て去る…

茂木健一郎さんはこれを「脱抑制」と名付けていました。
自分の姿をさらけ出した時に、自分の個性が見えて来るようです。

アーティストの清川あさみさんの感想。
「とてもシンプル!経験で得たことをシンプルに捉えて、根っこに持ってる。
それがオリジナリティーになってる。誰にも真似できない強さ!」

そこにいるだけで雰囲気を醸し出している人…
確かなオリジナリティーを持った人…

どうやら自分はどんな人間だろうと考えている間はダメ?
自分の直感を信じて、その通りに動いて見ること....

シンプルライフも自分の直感で生き方を選択してみると見えてくるのかも知れません。
自分なりのシンプルライフは?
フランスと北欧を参考にしながら考えてみたいと思います。

そこにいるだけで雰囲気を感じる人と言えば、
ジョルジュ・ムスタキ...



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hkamiya1104 at 23:59|PermalinkComments(6)TrackBack(0) World Music | 価値観

March 05, 2014

シンプルライフ・・・お金を遣わずに Smile・・ ・Michael・Jacson

お金を遣わずに!と言うと日本では少数派?

成長や給与アップしなければ!
という言葉を聞くと、一瞬昔に戻った感覚になります。
でも時代は日本の現代…
高度成長期やIT革命時代も成熟化の時期…

大量消費から質への転換期…
そんな時期なのに、お金を遣わないシンプルライフの話をしても誰も乗ってこない…


節電の話も今は遠い昔…
消費税がアップしても消費が落ちないようお金を遣いましょう…

その消費に備えて原発も動かしましょう…
金融緩和もしましょう…
なんだかなぁ〜と思います。

少子高齢化社会が目前に迫ってきています。
労働人口が減り、一人の若者で一人の高齢者を支えなければならない社会。

資本の取り崩しが始まります。
次の産業革命までの端境期、高度成長期に蓄えた預貯金を取り崩して行く時代。
大量消費、資源の無駄遣いはしたくないですね。


お金は使わずに豊かな生活をするには?
質の高いシンプルライフを目指す方が私は好きです。

長期ビジョンが示されず、先行き不安の中で自己責任だけが求められます。
何と無く居心地の悪い日本になって来ました…

皆で助け合うEC、共生社会を目指す努力が見えるヨーロッパ…
勿論問題山積みですが、頑張ってるECが見えてきます。
少しでも近付いて欲しいと思うのは日本では少数派でしょうか?


このブログではあまり政治、社会には触れたくないのですが…
今まで味わったことのない空気感に流されて触れてしまいました…

こんな時に心を安らかにしてくれる曲。
歌詞も心に響きます。
歌っているのはマイケル・ジャクソン



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Many thanks for sharing this song with you!









 

hkamiya1104 at 12:24|PermalinkComments(2)TrackBack(0) Standard | 価値観

March 01, 2014

ステージドアの向こう側・・・感動の裏には?  さよならの向こう側・・・山口百恵

感動を与えてくれた演奏者やアスリートからこの言葉が浮かんできます。

ステージドアの向こう側。

ステージ舞台では華やかに見える演奏者やアスリート。
でもその感動を与えてくれる舞台裏は誰にも分りません。

華やかな演奏や演技が出来るまでの長い道のり・・・
苦労した本人しかその実感は分りません。


辛くて自分に負けそうになった時、
誰からも見放されて自分しか頼れるものがない時、
その自分さえ信じられなくなった時・・・

そんな時この言葉を思い出します。
ステージドアの向こう側・・・

ステージに立っている自分を見ている舞台裏のもう一人の自分。
自分との対話が始まります。

・志は?
・初心はどうだった?
・原点に戻ったら?
・苦労は買ってでもしろって!
・これから先もっと苦しいことが待ってる!
・自分一人で生きてるんじゃない!
・ありがとう!って言ってくれる人たちのためにやる!
・乗り越えたら、次苦しいことがあってもそれが自信になる!

ステージドアの向こう側から舞台を見ると、頑張ってる自分がいる・・・
舞台のもう一人の自分を見ていると、舞台裏にいる自分も頑張ろう!という気持ちにさせてくれる・・・


今回は何故か「ステージドアの向こう側」と言う言葉が浮かんできました。
現役時代に頑張ってた自分も浮かんできます。

そして「向こう側」から山口百恵さんが浮かんできます。
最後のステージ・・・
Last song for you・・・・
Thank you for your kindness
Thank you for your smile
Thank you for your everything.........

やっぱり最後はみんなへの感謝の言葉で終わります・・・
一区切りついた時の素直な気持ちですね。

みんなの顔が浮かんできた自分の退職の時・・・

今日の曲は流れからどうしてもこれになりますね。
ライブ中継なので気持ちが伝わります・・・



Youtubeにこの楽曲をアップして頂いた方有難うございました。
Many thanks for sharing this song with you!





 

hkamiya1104 at 21:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0) J-Pops | 想い出