映画

February 13, 2019

免疫治療(2月)・・・池江璃花子さん 神様のカルテ・・・辻井伸行

今年に入りブログ更新が出来ずそろそろ更新しなければ……
と思っていた時に飛び込んで来たニュース……
18歳水泳選手池江璃花子さんの「白血病入院」…… 
自分も経験があるだけに、主治医の先生から告げられた時の気持ちはどうだったのだろう……
それを思うと胸に迫るものがあります……

「今後の予定は全てキャンして下さい!
準備が整い次第入院手術その後の治療を行います。
手術しない場合は余命4カ月から半年です。」

自分は何も悪いことはしてないのに……
(タバコが悪かったのか……)
なぜ自分が……
やりたい予定が山程あるのに……
大学もフィンランド行きも全て諦めなければならない……
そんな急に言われても……
いろんな思いが次から次へと浮かんで来て心の整理がつかなかった……

池江璃花子さんもTwitterで「心の整理がつかない……」と……
主治医の先生から告げられた時いろんな思いが浮かんで来た事と思います。
そんな気持ちが胸に迫って来ました。

私の場合、整理するのに時間がかかりましたが、
こんな時未来を見据え勇気とパワーを与えてくれたのは……
家族、主治医の先生、何時も笑顔で接してくれた看護師さん、友人、知人、そして励ましのメッセージを送ってくれたSNSで繋がってる方々でした……

この病名を聞いた時、真っ先に浮かんだのは映画「ある愛の詩」……
あれから30年以上……今は時代が変わり治療もずいぶん進んで来ました。
この病気、私の病気もそうですが症状も一人一人違い、それに対応した治療方法も違います。
その方法も日進月歩、新薬も次々と開発されて来ています。

池江璃花子さんにも報道されてから沢山のコメントが寄せられているようです。
焦らずゆっくり!
治療に専念し身体が自分の思い通りに動く日が早く来る様に……
心からお祈りしたいと思います!
頑張って!

私の免疫治療その後……
今のところ再発転移は見られませんが、副作用が続きます……
「乾癬」と呼ばれる全身への湿疹が消えません……
ステロイド投与で治りますが、これを止めると再発する為、止める事出来ません。
増やすと湿疹は楽になりますが、副作用で感染症、糖尿病、骨粗鬆症リスクが高まる為、増やせません……
糖尿病リスク回避の為の食事制限……特に糖分は制限されます……
日常生活に支障がない程度に、ステロイドと副作用の微妙なバランスを取りながら、「乾癬」と向き合って行く毎日……
今のところ、主治医の先生からも現状ではベストの方法とのコメント……

睡眠不足やテンションが上がらない日々もありますが……
焦らずゆっくり!
池江璃花子さんやまだまだ大変な患者さんは沢山いるのに贅沢は言えない……
その中から今日できる楽しい事を見つけて過ごしていきます!〜🎶

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病気と闘っていたZARD坂井泉水さん……
本からも元気を貰ってます……
ZARD坂井泉水さんや「神様のカルテ」……


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美しいこの曲は何時も心を落ち着かせてくれます……
辻井伸行さん作曲……



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hkamiya1104 at 17:16|PermalinkComments(2)

February 02, 2016

映画「ザ・ウォーク」・・・今は亡きWTCと伴に   Alone・・・小野麻美

こんな形で思い出すことになろうとは・・・
映画「ザ・ウォーク」。

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WTCタワーを繋いで綱渡りをした若者がいた・・・

日本では当時のWTCを放映することが禁止されているのか・・・
TVでは全く見ることが出来ません。

この映画は思う存分見ることが出来ます。
そして、3D映像で上からの恐怖感も存分に味わえます。

http://www.thewalk-movie.jp/#home

見ている間、完全に凍りついていました(笑) 



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同時に昔屋上まで行った時のことも思い出しました。

これがニューヨーク・・・
エンパイヤステートビルを眼下に・・・
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強さの象徴・・・






多様な民族を吸収し、他人に厳しく、自分に甘い世界・・・
嫌というほど味わせてくれました・・・

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下から上を見上げた時に感じたこと・・・
全てはNo1を目指す・・・
 




でも、この映画では別のことを教えられました・・・

綱渡りを若者に教えるサーカスの団長・・・
「お客様に挨拶をやってみろ!心を込めて」
若者は、大きな身振りで「有難うございます!」とお辞儀を・・・

団長「ダメだ!動くな!喋るな!それでやれ!」

若者は何がなんだかわからない・・・

団長が言いたかった事は・・・
心・・・
心から感謝の気持ちがないと何も伝わらない・・・

私もここで気付かされました。
口先だけでは何も伝わらない・・・
心を込めて相手に感謝する・・・

音楽もそうですね。
心に響く曲は、演奏者の心が入り込んでる時・・・
表情にもそれが自然に出てきています・・・

恐怖心と闘いながら観た映画でしたが、心の大切さも教えられました・・・

ニューヨーク繋がり、そして孤独な綱渡りから「Alone」が浮かんできます。
今夜は小野麻美さんの曲で・・・

 

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March 16, 2015

映画「パリよ、永遠に」・・・言葉の大切さ   私のお父さん・・・マリア・カラス 

予期せぬ出来事が続く中で浮かんできた1974年。

今の自分の原点・・・
初めての海外旅行、憧れのフランス、パリ・・・
パリ遺産の奥深さ、資本蓄積の大きさに感動し、世界の歴史文化哲学へと視野を広げさせられたパリ・・・

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そのパリが第2次世界大戦中、ドイツに占領され破壊されようとしていたとは・・・

もし今パリが破壊され、過去の遺産が失われていたら・・・
今の自分は全く違った人間になっていた・・・

それを止めたのが賢明な二人の人物・・・
実話に基づいたこの映画「パリよ、永遠に」。

人間のちょっとした言葉が大きく歴史を変えていきます。





「戦争」という言葉がどんどん大きく身近に感じられる時代の流れ・・・
戦争は相手に対する不信感からくる妄想が引き起こすもの。
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言葉の遣い方一つで雰囲気が大きく変わります。

この映画を観ていると、ほんとに言葉の大切さ、相手への思い遣り、信頼の大切さを感じます。






世界各地で起きている紛争や戦争・・・
相手に対する少しの寛容さ、思い遣りがあれば避けられるのに・・・

怒りを鎮めるには、相手を攻撃する前にまず自分への問いかけ・・・
何に怒っているのか、その原因は何処から来ているのか?


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いろいろ考えさせられた映画でした。

それにしても、パリが破壊されなくて良かった!
パリが無かったら・・・

憧れの国は何処だった?



この曲が浮かんできます。
優しい私のお父さん・・・



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November 07, 2014

映画「365日のシンプルライフ」・・・モノの要らない時代?   Loving you・・・Kenny G

久しぶりの更新です。
先月にも増してコンサートやイベントの多い毎日。
今日は空き時間のメモという感じです。

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 フィンランド映画、本当に必要なものは?と言うテーマです。
ストーリーはこちら



モノだけ考えると、現代は生活必需品以外はパソコンとスマホがあればいい。。

 衣類、食器、ベッド、冷蔵庫、洗濯機、、、他にパソコンとスマホがあればなんとかなりそうです。


後は人との繋がり、、、
基本は家族、友達がいるからシンプルライフが送れると言うことでしょうか。




振り返って自分の部屋の中には何とモノが多いこと。。
何なのでしょうね・・・
今までの生きてきた想い出ばかり・・・

過去を振り返らず未来にだけ目を向けると、全部捨てても問題なさそうです。
父の最後の住処には何も無く、世界地図と辞書だけがありました・・・

写真 2 (2)今日の映画館大阪にあるシネ・ヌーヴォ、究極のマイナー館です。

原田マハさんの小説「キネマの神様」のような、いつ閉館になってもおかしくない・・・
でも来ている人は映画好きな人たちばかり・・・



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24人で一杯になる小さな部屋。

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お客さんはフィンランド人らしき女性1人、若い女性2人、おばさん1人、若い男子学生1人、映画好きリタイアおじさん2人、そしてもう一人のおじさんの私でした。

エンドロールが終わって明るくなっても立ち上がる人もなく、しばらく余韻に浸っていました。



正直、少し物足りなさは残りました。


フィンランド語が分かればもう少し面白かったのかも・・・
時々、フィンランド人だけ笑ってる時がありました。

大切なのは、心の拠り所があること、、、
でも意外と現代の若者はそう感じているようです。

欲しいものは何も無い・・・スマホさえあれば・・・(ブラックユーモア的ですね。)
大人だけがモノに拘って生きている・・・

やっぱり人との繋がりが大切ですね。

主人公の彼もやっぱり彼女が大切・・
この曲が浮かんできます。



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September 20, 2014

70年代パリを求めて・・・映画「イヴ・サン・ローラン」   さようなら故郷の家よ(カタラーニ)・・・マリア・カラス

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70年代の美しいパリを求めて・・・映画では残念ながらそれは得られませんでした。

でも当時のファッション(実物)デザイン衣装は素晴らしいですね。
感動させられます。写真 (10)

それだけにもう少し長い時間をデザインに割いて欲しかった・・・

(写真は74年のシャンゼリゼ通り)
パリの街並みも、時代背景含めてもう少し見たかったですね。
女性の美しさも・・・
サンローランの才能を描き出すには時間が足りなかったのかも知れません。




でもあの当時のことを思い出させてくれるきっかけになりました。
70年代パリ・・・

初めてパリの街に足を踏み入れた時の印象・・・
タバコの匂い・・・街中タバコの吸殻・・・地下鉄の中までも・・・
映画の中でも男女を問わずタバコを吸っているシーンの多さに時代を感じます。


私が当時の会社の上司に頼み込んで1ヶ月休暇をもらい、フランス語語学研修に参加したのが74年。
68年のパリ五月革命からウーマンリブ、学園紛争の流れからパリに憧れを抱いていた時代・・・

価値観が変わりつつあった時代の先端を走っていたパリ・・・
ボーヴォワールやサガンのような女性が輝いていた時代・・・

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シックではなく、エレガントという言葉が似合う街でした。
(外見ではなく、内面の教養深さ)

フランス国旗の「自由・平等・博愛」・・・
男性・女性が平等であり、相手の立場を認め、自由に生きていける世の中・・・



(写真上はまだピラミッドがなかったルーブル美術館庭園)

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70年代のパリには次世代を築いていく力強さがあった気がします。
街を歩く女性の美しさは何処から来るのか・・・

オーラを感じるのは内面から来る自信のようなものでしょうか・・・

日本では当時まだまだ女性は結婚して家庭に入って子供を育てるのが普通の考え方。
(今でもそのように考える人が多いですが・・・)
フランスはもっと女性が頑張って権利を主張し、カッコよく見えたのも確かです。
そんなカッコよさが、私には美しく見えたのかも知れません。

以前ブログにも掲載したサガンの言葉をもう一度思い返してみます。

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(フランソワーズ・サガン):犯してはならないと私が思うことは簡単な事ばかりです。他人を尊敬すること、他人を愛すること、人を苦しめないこと、それと文学、音楽、子供、人、田舎、動物が情熱的に好きなんです。それだけです。

自分の考えを、人から何を言われようとも変えることなく、思ったとおりに行動する・・・サガンのその芯の強さの背景には、人間に対する温かい思いやりがあると言うことに気付かされます。
===============================

パリの街を歩きながら、歴史遺産の深さや美しさに溜息ばかりが出ていたように思います。
今になって、フランス革命からパリの人々が権利獲得に向けて戦ってきた長い歴史を、実感として分かるようになりました。


 今回の映画の挿入歌は心に残りました。
 その中の一つ・・・
 

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January 30, 2014

映画「フォンターナ広場」・・・国家権力   Rain and Tears・・・Aphrodite's Child


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1968年、パリ五月革命に端を発した国家権力への抵抗…
でも国家権力の大きさ、陰謀の深さには対抗できない…



国家権力は一つの事件を、事実を隠し都合のいいように改ざんしてしまう…
そんな問題提起を我々に突き付けています。






予告編
http://moviola.jp/fontana/

秘密保護法で混乱している今の時代にも考えさせられる映画です。
国家の独裁、独走を許してはいけない。。。。。



その映画のラストシーンで流れていた曲に心を奪われました。

忘れていた70年代へまた呼び戻されます。

歌詞は簡単な英語なのに考えさせられる深さがあります。
この曲を作ったギリシャ人のグループ、
独裁政権から逃れるためにフランスのパリへ…

Rain and tears are the same,
but in the sun
you’ve got to play the game.

When you cry in winter time,
you can pretend
it’s nothing but the rain.
       ...............................................

あの頃の心の動きが甦って来ます…
自分で切り開こうにも思うように行かない人生…
可能性を信じて大人になったのに、可能性が不可能性に変わることを思い知らされた20代…


いろんな思いが込められた曲です。
長い人生を辿ってきた歌手が歌うと思いが深くなります。。。

20代に感じていたのは、漠然とした将来に対する不安と不満…
今は違います。
自分の辿ってきた人生そのものが浮かんできます。

その違いを感じながら、違う歌手2曲を聴いてみたいと思います。

最初はオリジナル、ギリシャ人グループです。



次は長い人生を辿ってきた歌手で。。。



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January 25, 2014

映画「ビフォア・ミッドナイト」・・・一番好きな映画 生きる時代・・・ジョルジュ・ムスタキ

映画の主人公と共に生きている感覚・・・

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男女二人のラブストーリー。

第一作が1995年、二人の出会いと別れ・・・(舞台はウィーン、二人は23歳)
第二作が2004年、9年後の二人の再会・・・(舞台はパリ、二人は32歳)

そして今回が9年後の二人(舞台はギリシャ、二人は41歳)








二人とは男がイーサン・ホーク、女はジュリー・デルピー。

主演の二人は変わらず、映画と共に年齢を重ねて行っている・・・
20代から30代へ、そして今回は40代の男女の関係・・・
写真 (1)
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各年代の男女関係をこれ程繊細に、かつ魅力的に描いてる作品は他に見つかりません。
映画の素晴らしさは、その会話。
2時間の映画、ほとんどが二人の会話です。
そう、喋り続け・・・・

この映画を好きになったのは、この会話の面白さでしょうか・・・
男と女の関係でこんなに素敵な会話が続けられるなんて・・・
羨ましくもあり、今の自分にはできないなぁ〜と思ってみたり・・・

(今ということは昔はあったと言うこと・・・徹夜で語り明かしたこともありました。)


でも、今回はかなり重さが違います。
二人も40代、結婚ではなくパートナー関係。
40代は人生の中でも問題が大きくのしかかります。
今までの恋愛感情だけではなく、子どもの将来、自分たちの将来、仕事、家庭・・・
どうやって解決していくのか・・・

二人の喧嘩、対立、否定、無視、家出・・・
息詰まる雰囲気をどう修復していくかも、今回の大きなテーマ。
切り替えモードスイッチの入れ方にヒントがありそうです。

最後は煮え切らない形のエンディングでしたが、これは次回への伏線なのでしょうね。
次回のタイトルは、「サンライズ→サンセット→ミッドナイト」と来て・・・
「ビフォア・エンディング?」

次回は(10年後?)仕事を終えた二人が、どんなサクセスフル・エイジングを見せてくれるか楽しみです。

これは以前ブログで取り上げた「Before Sunset」に関わる想い出。
一生の宝物です。

このシリーズで一番印象に残っているパリ・・・
徹夜で話し込んだ想い出が甦って来ます・・・
この曲を聴きながら・・・今回のギリシャの風景も重なって来ます。
ジョルジュ・ムスタキ
Viens, je suis la, je n'attens que toi....



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January 08, 2014

映画「マイヤー・リング」・・・オードリーの魅力 ムーン・リバー・・・オードリー・ヘップバーン

今年最初の映画はオードリー・ヘップバーンから。


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時代が変わって来たのでしょうね…
最近 彼女のような美しさを持った女性が少なくなりました。


 映画の時代は、19世紀末。
オーストリア皇帝妃エリザベートの息子と、彼が妻を裏切ってまで好きになった一人の女性の物語。
最後は無理心中…




実話に近い話です。
映画はオリジナル復刻版でモノクローム。
でも彼女の美しさは画面から十分伝わってきます。



舞台がオーストリアなのに何故か英語なのが残念でした。 
でもオードリーが話す英語は美しいクイーンズ・イングリッシュの様…
声の響きが心に優しい雰囲気を醸し出してくれます。



I can't beleave it....
アイ キャントではなく、アイ カーントのカーンの響きが心地よく感じます。
Can I talk…ではなくCould I talk…


これを聞いて、ドイツ語にも似たような言い方があった のを思い出しました。
ドイツ駐在の頃の従業員の奥様でした。
ハンブルグの自宅に呼ばれて話をした時、その美しいドイツ語に感動!
一生の思い出になりました。 

クイーンズ・ドイチェと呼びたいくらい…
あれ以来、あんな美しいドイツ語に出会ったことがありません …
何処かでもう一度聞いて見たいですね。

日本語でも最近美しい日本語に出会うことが無くなりました…


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昔毎週日曜の朝に見ていた「兼高かおる・・世界の旅」の司会、兼高かおるさん。
彼女の日本語は聴いていて心が安らぎます。

講演会に行って生の声を聞いてみたいですね…







オードリー・ヘップバーンの中ではこの曲が一番好きです。



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December 28, 2013

映画「ハンナ・ アーレント」・・・民族より一人の人間として アヴェ・マリア(カッチーニ)

心に残る映画でした。
感動的なラスト8分間のスピーチ…

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 ナチスから迫害を受けたアーレント…
でもユダヤ人と言う問題ではなく、人間としての問題に置き換えている…

ナチス戦犯アイヒマンも一人の人間として見ている…
彼は単に命令に従っただけ…
彼には悪意が無く単に思考停止に陥っていた…





アイヒマン擁護とも取れる発言に、彼女はユダヤ人から猛反発を受ける…
でも彼女は屈しなかった…

image感動的だったのは、この問題を民族問題として捉えていなかった事。
民族より大切な事は、一人の人間としてどうあるべきかを考える事。

民族問題として捉えると、民族対立を引き起こす…
戦争を起こさないように、一人の人間としてどう考えて行くかが大切。








今年に入ってから、日本を意識させようとする雰囲気が漂って来ています。
現代は人、物、金が世界中動き回る時代。
国や民族を超えて、お互いの利益を考える共生へ向かっていく時代です。

60年前の彼女の言葉を、今もう一度振り返る時に来ている気がします。
思考停止に陥らない様にしたいですね。

隣国との対立を煽る日本…
心を落ち着かせてくれるこの曲を聴いています…



Youtubeにこの楽曲をアップして頂いた方有り難う御座いました。
Many thanks for sharing this song with you!!

 

hkamiya1104 at 14:35|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

September 02, 2013

パリ・オペラ座へようこそ「ジョコンダ」・・・映画のオペラは? 時の踊り

オペラを映画で観るのも初めての経験。

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昔は「オペラなんて …」と、食わず嫌いでした。
それが、いつ頃からでしょうか、、、
オペラの凄さを感じるようになりました。


仕事を離れ音大に通うようになり、学生さんのコンサートを数多く観たり聴聴いたりするようになってからでしょうか…

勿論CDでも感動が得られます。
でもライブで演奏者の動きや衣装の視覚情報が入ると更に感動が深まります。

音楽は言葉では表現出来ない心の感情を伝えてくれるもの。
今までもそう感じていましたが、ライブで観たり聴いたりしていると一層その感覚が強く感じられます。

同じ曲でも演奏者によって響きが違う…
同じ演奏者によっても演奏する日によって響きが違う…

加えて衣装デザインや演奏中の身体の動きでも心への響きが更に違う…
オペラが総合芸術と言う意味も何と無く分かります。

今回はCD/DVDでもなくライブでもなく、その中間にある映画です。
加えてバレエも流れの中に入って来るオペラ。
どんな感じになるのでしょう…

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演目は「ジョコンダ」。
バレエや大合唱も入る大人数、衣装もお金がかかることから、公演はあまりされません。

その意味からも映画の価値があるのかも知れません。





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映画館は小さな部屋、58名の観客席です。

丁度真ん中辺りの席で、実際の劇場中間から観る感覚でしょうか。






ライブとの一番大きな違いは、画面アップになること。

劇場では固定視線ですが、映画は都度カメラ位置が変わります。
ズームイン、ズームアウト…
アップでは役者のシワやカツラが分かる程にまで接近してしまいます…
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う〜ん、どうなんでしょう?
主人公ジョコンダは、多くの男性から想いを寄せられるモナリザの様な女性。

昔はマリア・カラスが演じた役。



普通の映画や舞台劇はリアルな世界です。
自分を感情移入させ、セリフも自分の中に取り込む現実世界。

オペラは違います。
私の中では美しさを求める世界。
曲、歌声、衣装、動作、表情…全体が醸し出す美しさを感じる世界です。

その意味で映画のアップ画面は不要でした。


その中でバレエは圧巻でした。
この衣装デザイン含めた振り付けは素晴しいですね。
衣装、踊りも繊細な美しさがあり見応えがあります。
クラシックバレエですが、繊細なモダンを感じさせる衣装。
この衣装は動きの美しさを一層引き立ててくれます。(写真が無いのが残念。)

動く絵画と言う表現が似合います。
でも、ここでもアップは不要です。
バレエは舞台芸術、全体の構図が見えて始めて個々の美しさが引き立ちます。

やっぱりオペラはライブで鑑賞しないと……
価格が高くて滅多に観に行けませんが、映画は少し無理がありそうです。

このオペラで一番の見せ場だったバレエです。
パリオペラ座のバレエを観たかったのですが、今日はこれで。
メロディはディズニーアニメでもよく用いられて耳に馴染んでいる曲です。




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