私たち肝炎患者はとんでもない国に住んでいるんですね。

第168回国会 383 薬害肝炎被害者対策等に関する質問主意書から


先の薬害和解がいかに、切羽詰った状況での和解であったのかは、厚労省側の答弁で推測できます。過去の厚生行政に対しての反省などは微塵も感じられない答弁ですね。もちろん350万人以上のウイルス感染肝炎患者を厚労省自身が造り上げたことへの反省は無い。特にB型肝炎患者が必要な抗ウイルス剤への医療補助への適用なんか『治るあてもない抗ウイルス剤なんかに医療補助なんかできるか」てなもんです。

まさに感染した肝炎患者の心を踏みにじる答弁に思える。このような3人称の心しか持てない役人、政治家を作り出した、私たち国民にも非があるのだが。

手放しで喜べない〜福田首相、薬害肝炎「一律救済から
当ブログ2007年12月24日


柳田 邦男「折りしも本日、12月24日の北海道新聞の論説に、作家 柳田 邦男氏の「肝炎患者放置の根源」として国、官僚、行政官に対しての批判記事が載った。

『「潤いのある2・5人称の視点」で被害者に対し、寄り添う意識を持っての解決策を心掛ける視点を持たなければ、この国の行政は失敗の繰り返しになるだろう』と。政治家、行政官は心を入れ替えなければ、自ら身を滅ぼす時代になるだろう。

弱者に寄り添うどころか、不作為を当たり前の事の様に続けている、官僚、行政官には、私たち肝炎患者はとても命を預けられない事を感じる。




「第168回国会 383 薬害肝炎被害者対策等に関する質問主意書」

の答弁内容をQ&Aにしました。

五 B型肝炎訴訟においては、最高裁で国の敗訴が確定している。C型肝炎訴訟の原告には、舛添大臣は、二度面会された。C型肝炎訴訟についても、和解成立のめどがついた以上、B型肝炎訴訟の原告にも、厚生労働大臣が面会すべきと考えるが、いかがか。


五について
 政府としては、御指摘のB型肝炎訴訟に係る最高裁判所の確定判決(以下「B型肝炎判決」という。)の内容を重く受け止めるとともに、既に同判決に基づいて損害賠償も行っているところであるが、今後、ウイルス性肝炎についての総合的な対策を推進していく中で、必要に応じて、厚生労働大臣と御指摘のB型肝炎訴訟の原告団との面会についても検討してまいりたい。

(敗訴した側が面会という事になると、謝罪に等しい立場に置かれる事になる。
せっかく原告5人のみ総額2500万円の賠償金で誤魔化し続けた姿勢が壊れる。
厚生キャリアが耳打ちしてるのでしょう。「大臣5人が5000人になりますよ。面会は許されませんよ」とか)

六 B型肝炎訴訟は、予防接種における注射針の連続使用(回し打ち)が感染原因となったB型肝炎について国の責任を問う訴訟であり、国が最高裁で敗訴した。そこで、お伺いするが、国は、予防接種におけるB型肝炎の感染被害について、国の責任を認めたということでよいか。


六について
 B型肝炎判決においては、原告五人に対し、接種の際に実施されるべき注射器(注射針及び注射筒)の一人ごとの交換又は徹底した消毒が適切になされなかったためB型肝炎に感染した事例について、国の賠償責任が認められたところであり、政府としては当該判決の内容を重く受け止めているところである。

七 このことから、予防接種によるB型肝炎感染者は、多くの人数にのぼると推測される。国は、予防接種によるB型肝炎感染者は、どれくらいの人数と推定しているか。

八 B型肝炎のみならず、同様に予防接種によりC型肝炎に感染したケースも多いと思われるが、国は、予防接種によりC型肝炎に感染した人数は、どれくらいと推定しているか。

十一 B型肝炎には、輸血により感染したケースも多いと思われるが、国は輸血により感染したB型肝炎感染者の人数をどれくらいだと推定しているか。
十二 同様に、C型肝炎には、輸血により感染したケースも多いと思われるが、国は輸血により感染したC型肝炎感染者の人数をどれくらいだと推定しているか。

十四 また、国は、B型肝炎感染者の推定数のうち、その原因は何があり、それぞれの原因による感染者が、おおよそどれくらいと推定しているか。血液製剤などによる薬害、予防接種、輸血、母子感染など考えられるあらゆる可能性について、それぞれの原因による感染者人数の推定をお教えいただきたい。

十五 同じく、国は、C型肝炎感染者の推定数のうち、その原因は何があり、それぞれの原因による感染者が、おおよそどれくらいと推定しているか。血液製剤などによる薬害、予防接種、輸血、母子感染など考えられるあらゆる可能性について、それぞれの原因による感染者人数の推定をお教えいただきたい。

十六 もし、他にB型肝炎への感染可能性があるとすれば、どのような感染原因が考えられるか。その感染原因の可能性はどれくらい高いと考えられるか。

十七 訴訟にはなっていないものの、予防接種による感染は、B型肝炎のみならず、C型肝炎においても可能性はあると考えられる。よって、母子感染の可能性がない、手術をした経験や血液製剤を使用した経験がないのに、C型肝炎に感染したケースは、予防接種による感染の可能性は極めて高いと考えるが、いかがか。

十八 もし、他にC型肝炎への感染可能性があるとすれば、どのような感染原因が考えられるか。その感染原因の可能性はどれくらい高いと考えられるか。


七、八、十一、十二及び十四から十八までについて
 肝炎ウイルスは血液を介して感染するものであり、血漿分画製剤の投与、予防接種、輸血、出産、性交渉や麻薬の注射の回し打ち、入れ墨など多様な感染原因があるものと承知している。また、ウイルス性肝炎の感染者は、肝炎ウイルスに感染した後、これを自覚するまでの期間が長いことが多く、長期間が経過した後の感染原因の同定は困難であることから、お尋ねの個別の感染原因に係る感染者の推定人数や、感染の可能性の程度についてお答えすることは困難である。


九 予防接種は、国が認めた医療行為である。ということは、予防接種によりB型・C型肝炎に感染したケースも、医原性の肝炎感染であると、国は認めるか。B型肝炎についてと、C型肝炎についてと、それぞれについてお答え願いたい。

十 この場合は、国の発生責任があると認めるか。B型肝炎についてと、C型肝炎についてと、それぞれについてお答え願いたい。

九及び十について
 御指摘の「予防接種は、国が認めた医療行為である」の意味が必ずしも明らかではないが、予防接種は医療行為であり、これによってB型又はC型肝炎に感染したケースは医療行為による感染である。
 B型肝炎については、B型肝炎判決において、原告五人に対し、接種の際に実施されるべき注射器(注射針及び注射筒)の一人ごとの交換又は徹底した消毒が適切になされなかったためB型肝炎に感染した事例について、国の賠償責任が認められたところであり、政府としては当該判決の内容を重く受け止めているところである。
 一方、C型肝炎については、予防接種と感染との間の因果関係が明らかである事例については、承知していない。


十三 そもそも、国は、B型・C型肝炎感染者を、どれくらいの数とそれぞれ推定しているか。

十三について
 厚生労働省としては、B型肝炎ウイルスの感染者は百十万人から百四十万人、C型肝炎ウイルスの感染者は二百万人から二百四十万人と推計している。

三十 政府が予算措置を決定したインターフェロン治療はB型肝炎には、効果が低く、B型肝炎患者からは、不満の声が出ている。B型肝炎の予防接種による感染については、最高裁でも国が敗訴しているにもかかわらず、B型肝炎患者への医療費助成が不十分なのは問題である。ついては、B型肝炎患者に効果がある抗ウイルス剤への医療費助成も行うべきではないか。

三十について
 現在政府において検討中の肝炎患者に対する医療費助成においては、インターフェロン治療については、これにより肝炎ウイルスそのものを除去することが可能であること、患者の医療費の負担が大きいこと等から、B型及びC型肝炎のインターフェロン治療に対する助成を行うこととしているが、御指摘のB型肝炎に対する抗ウイルス剤については、このような助成の理由が存在しないことから、助成の対象としないこととしている。


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<B型肝炎の場合、インターフェロン治療への医療費助成だけでは不十分  誰に投票する?-ウェブリブログ>
http://39774186.at.webry.info/200802/article_31.html
   アイスゆずさんお借りします


2008年1月11日 中日新聞
効果上がるが費用かさむ B型慢性肝炎抗ウイルス薬

C型肝炎と並びB型の慢性肝炎患者も少なくない。感染者は百十万−百四十万人と推計される。抗ウイルス薬治療が効果を上げているが、患者の費用負担は重く、助成を求める声が上がっている。

 東京都内の女性(38)は母子感染でB型肝炎ウイルスのキャリアー(保菌者)となり、三十代で発症した。抗ウイルス薬・ラミブジンの服用を始めたところ、約二年は肝機能が正常に戻ったが、その後は薬が効かない「耐性ウイルス」が増殖し、黄だんが現れた。二〇〇六年七月に保険診療が認可された抗ウイルス薬・エンテカビルに切り替えると症状が改善した。

 B型肝炎もC型同様、ウイルス感染で発症する。キャリアーが慢性肝炎になる割合は約一割。ただし「放置すればその約七割が肝硬変に進展し、その約四割は肝がんになる」と武蔵野赤十字病院消化器科部長の泉並木医師は話す。B型では慢性肝炎から突然肝がんになることもある。

 主な感染経路は母子感染と性交渉だ=図。経路に関する正確な統計はないが、母子感染は一九八六年以降生まれの子どもにワクチン接種などの対策が取られてからは減少している。

 だが泉医師は「B型急性肝炎の症例数は変化していない」と指摘し、「性交渉の多様化で成人の感染が増加しているようだ」と分析する。B型は八タイプに分けられるが、ここ十年ほど都市部を中心に、欧米に多くて慢性肝炎になりやすいタイプが増加中という。

 標準的な治療法は、厚生労働省のガイドラインでは三十五歳未満の場合、若年世代に効果が得やすいインターフェロン治療が選択肢になる。三十五歳を過ぎると、エンテカビルを用いる場合が多い。

 エンテカビルは「服用し始めて半年で患者の約九割に効果が見られる」(泉医師)。ラミブジンも同等の効果が見られたが、耐性ウイルスの出現率が三年間で50−60%と高かった。エンテカビルは同3%程度にとどまる。

 C型肝炎治療との違いは、B型の抗ウイルス薬治療は、治癒するわけではないこと。泉医師は「エンテカビルはウイルスを駆逐するのではなく、増えないようにする薬。一度飲み始めるとやめるタイミングが難しく、一生継続する可能性もある」と指摘する。

 薬代は健康保険の三割負担で一カ月一万−二万円で、治療は長期間にわたる。国は来年度からB・C型肝炎のインターフェロン治療の費用を助成するが、そのほかの治療に対しては「検討していない」(厚労省)。

 患者団体「日本肝臓病患者団体協議会」の高畠譲二事務局長は「検査費用も含めた治療費は年間二十五万−三十万円になる。治療法の多様化に対応した公費助成を」と訴えている。


三十一 B型肝炎患者に効果がある抗ウイルス剤は、年間、何人くらいの患者に投与しているか。その医療費の自己負担は、一人当たり平均いくらか。また、保険給付の総額はいくらか。

三十一について
 お尋ねのうち、B型肝炎の抗ウイルス剤の使用者数及び保険給付の総額については把握していない。
 B型肝炎の抗ウイルス剤の投与に係る医療費の自己負担額は、薬剤費のみで試算すると、ラミブジンなど代表的な抗ウイルス剤を一か月間投与した場合、自己負担割合が三割の者については、約一万円から二万円程度になるものと推計される。


三十二 抗ウイルス剤に医療費助成をして、一人でも多くの患者が、早い段階で、抗ウイルス剤の投与を受けることは、将来的に肝硬変、肝臓がんの患者を減らすことになると考えるが、いかがか。

三十三 将来的な、医療費を考えても、抗ウイルス剤への医療費助成は、財政的にも高くつかないのではないか。

三十二及び三十三について
 御指摘のB型肝炎に対する抗ウイルス剤は、肝炎ウイルスの増殖を抑え、慢性肝炎の進行を抑制する効果があるが、肝硬変、肝がんに対する予防効果については知見の集積が不十分であり、お尋ねについてお答えすることは困難である。

三十四 B型肝炎患者の抗ウイルス剤医療費助成を実施しなかった場合、このままでは、追加提訴の可能性があるのではないか。

三十四について
 御指摘の追加提訴が行われるかどうかは、その時々の状況によるものであり、お尋ねについてお答えすることは困難である。

 

 

※ B型肝炎患者のみなさん、肝炎訴訟への参集をお願いします。