富士山麓の自然

富士山麓には、古くから「御厨(みくりや)」と呼ばれてきた地域があり、御殿場市、裾野市、小山町の一帯におよんでいます。そこには、日本の各地で絶滅危惧種に指定されている希少種が多数生息する貴重な自然が残されています。その一方で、気候変動の影響や開発、外来種の侵入などにより、年々変わりつつある「みくりや」の自然の現状も目にしています。この豊かな自然が長く保たれることを願いつつ、富士山麓の自然の生物多様性の一端をこのブログを通して記録していきます。

ツチガキの写真を撮りました。
ツチグリに似ていますが、全く別種で科まで異なります。全体に白っぽい色をしていることなどからシロツチガキだと思われます。
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9月17日に富士山北麓でチョウセンゴミシの写真を撮りました。
チョウセンゴミシは、主脈のへこみや葉縁の歯牙の状態などから他種と区別することができます。この植物は、薬草として朝鮮から輸入した後に日本にも自生していることがわかりました。日本薬学会のホームページには、チョウセンゴミシについて、駿河の国で発見されたものが輸入種と同種であることがわかり、その後、富士山北麓のものも合わせて幕府に献上されるようになったと書かれています。比較的、寒冷な地を好むチョウセンゴミシは生息域も限られるため、富士山北麓のチョウセンゴミシはたいへん貴重であったと思われます。

チョウセンゴミシDSCN2228

山中湖に行ってきました。
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山中湖の湖畔でクロイトトンボの交尾を確認しました。大雨の影響か、クロイトトンボの生息域の環境は8月と比べて、かなり変化していましたが、クロイトトンボは変わらず元気に活動していました。

クロイトトンボDSCN2145
 

湖畔のミゾソバの花には多数のウラナミシジミが訪花していました。ウラナミシジミの幼虫の食草はマメ科の植物ですが、湖畔にはマメ科のクサフジが群生しています。

ウラナミシジミDSCN2158

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