富士山麓の自然

富士山麓には、古くから「御厨(みくりや)」と呼ばれてきた地域があり、御殿場市、裾野市、小山町の一帯におよんでいます。そこには、日本の各地で絶滅危惧種に指定されている希少種が多数生息する貴重な自然が残されています。その一方で、気候変動の影響や開発、外来種の侵入などにより、年々変わりつつある「みくりや」の自然の現状も目にしています。この豊かな自然が長く保たれることを願いつつ、富士山麓の自然の生物多様性の一端をこのブログを通して記録していきます。

カテゴリ:植物 > シナノキ科

ツヅレサセコオロギに続いてエンマコオロギも鳴き始めました。季節は着実に秋へと移りつつあります。
カラスノゴマもいつのまにか、結実を始めていました。
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次々に花を咲かせている葛の葉にウラナミシジミが来ていました。
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こちらは8月18日に京都府宇治市で撮ったツバメシジミの画像です。後翅にウラナミシジミとの若干の類似点があります。
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今日の夕方の富士山も少し秋めいて見えました。
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ツバメは今日も子育てに励んでいました。
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信州を旅した余韻がまだ残っています。今日は御殿場市東田中でカラスノゴマが開花しているのを確認しました。カラスノゴマは信州に多く見られるシナノキと同じシナノキ科に属しています。信州の思い出にひたるのにふさわしい花と言えるかもしれません。
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水ケ塚公園にギンリョウソウが咲いていました。麓に比べて若干、開花が遅いようです。
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シナノキの花も咲いていましたが、こちらも若干開花が遅いようです。
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葉にはツノゼミがとまっていました。
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腰切塚にはイタドリが咲いていました。イタドリは麓ではまだ咲いていません。
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富士山と富士山麓の花々の開花時期の違いを詳細に比較してみたいものです。

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